40代が会社を辞めるきっかけは?(転勤や契約満期などを除く)
40代前半
1位 労働条件が悪いから
2位 会社の将来性が不安
3位 職場の人間関係が悪いから
4位 給料が少ないから
5位 仕事に興味を持てなかった
厚生労働省 -平成 30 年雇用動向調査結果の概況-より
40代後半
1位 給料が少ないから
2位 会社の将来性が不安
3位 労働条件が悪いから
4位 職場の人間関係が悪いから
5位 能力や個性を活かせなかったから
40代は前半と後半で離職理由に開きがありました。40前半のうちは労働条件を理由に会社を辞めていますが、後半は給料を理由に会社を辞めている人がトップです。
40代は転職失敗すると年収が減りやすい
経験を買われたり、年功序列で収入が上がっていたが他の会社では社員歴は0年にリセットされます。
厳しいですが、スキルを生かせない場合も評価0になってしまいます。
自ずと収入も減りやすいでしょう。
40代の非正規雇用の年収の平均は300万円未満ですので正社員へ就職できない場合もかなり減りやすいといえます。
経験を生かせるかどうかが年齢の有利不利に繋がる
40代で転職はネガティブな要素でもありますが、「豊富な経験者が欲しい」という企業のニーズを満たすのも40代ならではです。
ただし、マネジメントやスペシャリストでの経験を重視されやすく、ゼネラリスト(総合職)向けでキャリアの長い人は供給が多いです。
したがってゼネラリスト寄りの人材であれば転職の際にスキルを工夫して生かせない場合は転職が不利となるでしょう。
それなりの地位についていることで態度が大きくなっていないかどうかはよく見られる
同業種で異職種までにすると収入を変えずに転職しやすいでしょう。
業界歴が10年超えていても社歴でいえばまた1年目からのやり直しです。
したがって年齢や業界歴が長いからと人間関係においてもそれを持ち出したり、プライドの高さを見せつけたりしていると社内の空気が悪くなってしまいます。
そうした態度の謙虚さのようなところはとても良く見られるでしょう。
40代は自己評価と市場価値を調整する必要がある
40代になると自己評価と市場価値のズレが把握できていないケースがあります。
1つの業界で長く経験を積んできたこと自体は価値があるものですがそれを他の企業でも汎用して生かすことができるのかは重要です。
他社でどのくらい期待値を出していけるのか分析して面談に挑むと良いでしょう。