ストレスを抱える原因の中でも特に多いのが仕事です。
会社を辞めたいと考えている方の中には、職場環境や同僚との関係が悪いという理由から辞めたい!という方もいるでしょう。
ストレスを我慢しながら仕事を続けていると、仕事を辞めることや転職するという判断が難しくなります。
どんな仕事にもストレスはつきものなので、ゼロストレスで働くことは難しいかもしれません。
しかし、体調や仕事に影響するほどのストレスなら会社を辞めることも選択肢になります。
この記事では、ストレスで会社を辞めたい方向けに、今後の仕事の方向性や対策などを紹介していきます。
ストレスが体調へ何かしらの悪い影響へ与えている場合は何らかの形で長期休憩が必要
仕事でストレスを感じていても、すぐに仕事を辞めるのはNGです。
どんな仕事でもストレスはあるので、転職先でも同じようにストレスを感じるでしょう。
仕事のストレスが体調に何らかの影響を与えているときは、そのまま働き続けると体調を余計に悪化させてしまうので、長期休暇を取って体や心を休める時間を作ることを考える必要が出てきます。
うつ病になったら長期間で引きずることになる
ストレスの蓄積でかかりやすいのがうつ病です。
私も仕事の激務によるストレスが原因でうつ病になりました。
うつ病は治すことができる病気です。
私も20歳のときにうつ病を経験していますが、3年の治療や休養を経て治すことができました。
うつ病は治療しても治るまでに半年から1年以上の時間を要し、さらに治療が長期化してしまうケースも多くあります。
長期化するうつのことを「うつ病の遷延化」と言いますが、こうなってしまうと仕事への早期復帰は難しくなります。
体を壊しても会社が補償してくれない場合もある
仕事のストレスが原因で体を壊しても会社が補償してくれるとは限りません。
仮に補償してもらったとしても、体調が完全に元に戻るまで補償が続くとも限りません。
会社のために身をささげて尽力したにも関わらず、体調を崩した社員のために十分に補償してくれる会社は意外と少ないです。
多大なストレスを我慢して働いている方は、今一度「何のために健康を犠牲にして今の会社で働いているのか?」ということをじっくり考えてください。
体が壊れてしまって空では遅い!壊れてしまった体は簡単に治らない
一時的な症状の可能性もあるので冷静に考える時間をつくる
ストレスが原因で体調に異変を感じる場合、早めに対策をすれば体が大きく壊れてしまうことを防ぐことができます。
ストレスで体の様子がおかしいと感じるなら、会社に相談して休暇をもらうことをおすすめします。
ストレスによる体調不良は一時的な症状の場合も多いので、まずは十分に休養を取ることが大切です。
休養を取っている間は、ただただ寝て過ごすのではなく、今後のことを考えるために冷静に考える時間を作る必要もあります。
いきなり辞めるより先に有給休暇や休職を検討する
ストレスで体がしんどくて仕事を辞めたいからと言っていきなり辞めるのは厳禁です。
仕事を辞めてしまうと同じ会社への復職は難しくなり、体調不良の状態で新しい仕事がすぐに見つかるとは限りません。
ストレスで辞めたいという気持ちが強くても、先に有給休暇や休職などを検討して体を休めることを優先してください。
休暇を取って体や心をリフレッシュさせるだけでもストレス解消になります。
転職は解決策になるとは限らない
ストレスで会社を辞めたい場合、転職が現状を変える解決策の1つになります。
しかし、仕事で抱えているストレスの原因によっては転職が解決策にならないケースもあります。
たとえば、ストレスの原因が「部下の手際が悪くてイライラする。仕事を教えてもこなしてくれない。自分の思い通りに周囲が動かない」という内容だったとしましょう。
このケースだと他人の行動や言動に対してストレスを抱えていますが、神経質や完璧主義な人にありがちなストレスです。
極端な例ではありますが、他人の小さな欠点にイライラしてストレスを抱える性格の人だと転職しても同じことを繰り返します。
ストレスの原因が自分自身の性格にあるケースも多く、ストレスをためやすい性格なら自分自身の考え方を柔軟に変えていくことも大切です。
ストレスの原因がわかっていない場合は解決策にならない
ストレスで会社を辞めたいけど、そもそも何にストレスを感じているか分からないという方もいます。
私も仕事のストレスでうつになりましたが、人間関係に悩みはなく仕事も充実していました。
ただ、朝から夜中まで連続勤務のことも多く、身体的負担が大きかったことがストレスになっていたのではないかと今になると思います。
私のようなケースだと転職ではなく先に休暇を取って体を休めることが最善策です。
一方、ストレスの原因が「上司のパワハラ」、「勤務体制」のように明確になっているときは転職をして職場環境を変えることがストレスから逃れる最善の方法になります。
ストレス順位の高いものを分析して社内で解消できるか考えてみる
ストレスの原因の中には、社内で解消できるものもあります。
たとえば、今の仕事内容が繰り返しの多い単純作業ばかりという理由でストレスを感じているとします。
作業が原因のストレスなら部署が変わればストレスの根本的な原因を解消できるため、会社や上司に相談をして異動するのもありです。
同僚とのトラブルなどでストレスが溜まっている場合も、部署を異動することでストレスの原因から離れることができます。
ストレスの原因が分かっているなら、信頼できる上司にまずは相談するのがおすすめです。
転職することで解決できる問題がある場合は積極的に検討するのをおすすめ
仕事のストレスの原因の中には、社内で解決が難しいものもあります。
社内での解決が難しい場合は、転職をして環境を変えるのが最善策になってきます。
転職することで解決できる問題があるなら積極的に転職を検討しましょう。
長時間労働や過剰な残業の場合
長時間労働や過剰な残業などでストレスを感じている場合、ストレスを溜めないためには働く時間や残業を減らす必要があります。
しかし、労働時間や残業時間を一個人が会社に訴えかけて減らすことは限りなく不可能です。
私も長時間労働でストレスを抱えてうつになり、しばらく休養して治りましたが、復帰後も長時間労働や残業の環境は変わっておらず、身体的にも精神的にも再び疲労が蓄積することになりました。
転職したのは給料アップが一番の目的でしたが、転職したことによって労働環境が改善されてストレスも溜まりにくくなりました。
長時間労働や過剰な残業によるストレスで仕事を辞めたいなら、環境を変えるためにも転職するのがベストです。
パワハラやセクハラの場合
退職理由として多いのが、パワハラやセクハラなどです。
パワハラやセクハラなどは加害者から離れなければ解決しない問題になります。
ただ、パワハラやセクハラの被害者でありながら仕事を辞めなければならない状況は理不尽でもあります。
本来であればパワハラやセクハラをしている加害者側が仕事を辞めるべきです。
パワハラやセクハラのストレスで仕事を辞めたいと考えている場合は、先に関係機関にパワハラやセクハラの相談をしましょう。
内容が悪質ならパワハラやセクハラを訴えることや辞めさせられる場合もあります。
相談先は以下の通りです。
まずは相談して具体的にどんな行動を取ったらいいのかアドバイスをもらいましょう。
それから転職を考えたのでも遅くはないです。
パワハラやセクハラで悪いのは100%加害者!転職活動を始める前に相談してみよう
収入が低すぎる場合
今の仕事の収入が低すぎるという状況にストレスを感じているなら、納得できる収入がもらえる会社に転職することも選択肢になります。
今より収入が多い会社に転職できるかどうかは、自分の市場価値によって大きく変わってきます。
転職に通用するスキルや経験があれば市場価値が高く、今よりも有利な条件で転職できる可能性も高いです。
今より条件がいい会社に転職するためには、無料で利用ができる転職支援サービスの転職エージェントの活用をおすすめします
転職エージェントは転職支援のプロが求職者の市場価値を判断し、その価値に応じた求人を探してくれます。
事前に希望する条件を伝えおけば、その希望にマッチした求人をピンポイントに紹介してもらえます。
転職エージェントは無料相談だけでも問題なく、利用したからと言って転職しなければならないわけではありません。
まずは気軽に転職エージェントに相談してみましょう。
転職エージェントは心強い味方!書類添削や面接サポートもしてくれる
まとめ
ストレスで会社を辞めたい場合に、転職するかどうかはストレスの内容によって変わります。
今の会社で解決できる内容なら辞める必要はありませんし、収入の低さや仕事内容、人間関係がストレスなら転職して環境を変えた方がよいでしょう。
ストレスで会社を辞めて転職することを決意したら、まずは転職エージェントに相談をして転職した方がいいかどうかのアドバイスをもらいましょう。
ストレスを抱えながら無理に働いて病気になってしまっては意味がありません。
無理をして働くことばかり考えるのではなく、無理をせず働く方法を考えることも大事です。
そのためにもストレスに向き合い、転職を含めたライフプランを見直しましょう。