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体験談

やりがいもあった高級商材の販売員を辞めワークライフバランスのある職場へ転職できた話

やりがいもあった高級商材の販売員を辞めワークライフバランスのある職場へ転職できた話

転職満足度10点/10点

Seri 男性・33歳の頃(現36歳)

職業: 販売(高級商材)→販売(新規企画)

年収: 420万円→440万円

従業員規模: 40人→60人

Seriです。

これから話す内容は、過労で倒れてから自身を見つめ直し、望み通りの職場で働けるようになった話です

やりがいも感じていた高級商材の販売員の時代

私は、都内随一の商業地区で、高級商材の販売員をしていました。

やりがいはありました。

私の接客で、人生の大切な買い物を決めてくれるお客様たち。

確かな商品知識で、丁寧に寄り添った接客につとめれば、お客様は喜んでくださいます。

「ありがとう。いい買い物が出来ました」

その言葉に、涙ぐんだこともありました。

数字としての成果も、出せていました。

月々の販売目標達成は、なんとかクリア出来ていたし、

あるブランドの販売数では全国トップ3となって、表彰されたこともあります。

店舗のメンバーとも仲が良く、売上向上に向け、ともに切磋琢磨する関係でした。

一見、充実した職場環境に見えるかもしれません。

でも。

私はある日、臨界点を迎えてしまったのです

気絶

「誰か!救急車呼んで!」

12月のある寒い日。

私は、従業員用のお手洗いで気を失いました。

原因は過労でした。

順風満帆に見える裏で、私の体力は限界を迎えていたのです。

売上達成のプレッシャーに加え、営業終了後に行われる店舗業務や勉強会。

立ちっ放しで丸一日接客を繰り返した後、23時ごろまで続く、上司との白熱した会議。

努力があったからこそ、得た成果や実績でしたが、

その影で、私はとても疲弊していたのです。

ワークライフバランスを大切に。心と体の健康を大切にしながら、余裕を持って働きたい

自分の本心に、まさに身をもって気付かされた出来事でした。

決意した転職

本心に気づき、転職を考え始めた私。

一般的には、在職中に転職活動を進める人が多いのかもしれません。

でもその時の私は、心と体があまりにも疲れきっていました。

ただでさえ多忙な仕事の合間に、転職活動を開始することができず、

今はとりあえず、休みたい。一旦休んで、リセットしてから探そう。

そんな心の声に従って、「とりあえず退職する」ことに決めました。

一般的なセオリーよりも、自分が今どうしたいかにしっかりと向き合うことが、何よりも大切だと思ったからです。そしてこれが、成功の鍵となりました。

苦楽を共にした同僚や上司からは、「惜しいけれども、君が決めたなら」と理解ある言葉をかけてもらいました。

そしてやりがいも働き方も満足のいく職場との出会いへ

退職後、まず3ヶ月間は、休むことに専念。

とにかくたくさん寝ました。体が疲れきっていたので、休むことしかできなかったという表現が正しいかもしれません。

心と体を休ませ、マイナスから0の状態に戻ることで、やっと次の仕事について考えることができました。

マイナスの状態では、本来の望みに基づいた選択ができません。

一旦心と体が健康で、ノーマルな状態にあってこそ、よりポジティブな道へ向かって進めるもの。

元気を取り戻した私は、久しぶりに自宅のデスクに座り、どんな仕事がいいのか、望みを真剣に抽出してみました。

(やりがいある仕事がしたい)

(心と体に無理のない働き方がいい)

(好きなことに関わる仕事がいい)

湧いてきたこれらのポイントを大切に、数社の転職エージェントへ登録。

求人を探しました。

約1ヶ月後、紹介された魅力的な求人に応募し、トントン拍子で採用が決定。

先方の都合から入社はその2ヶ月後となりましたが、その間も入社が待ち遠しいほど。

前々から関心があった分野の新規プロジェクト担当で、働き方も残業や夜間業務がなく、自分の都合に合わせて勤務日を指定できるシフト勤務となりました。

年収もアップし、まさに望み通りの転職が叶ったのです。

これから転職を考えている方に、アドバイスできるとすれば。

「逃げたい」というマイナスな感情からでなく、「やりたい」「なりたい」というポジティブな望みから次の場所を選ぶことが、転職成功の鍵だと思います。

ぜひ自分の心に向き合って、一歩踏み出して欲しいです。

seriさんへインタビュー

編集長

seriさん、体験談ありがとうございました。

会社で申し分のない実績を出されていたのに身体が追いつかなかったとのことでワークライフバランスについて考えさせられました。

転職活動について質問なのですが、転職する際に何か意識したことはありますか?

seri

関心がある分野であることと意欲をとにかく意識しました。

編集長

意欲を伝えることが大切ということですね。

ちなみに転職エージェントを利用されたとのことですがどこを利用しましたか?

seri

某D社です。

これまでの経歴に紐づく自動求人転送だけでなく、私に合いそうな分野の求人を送ってくれました。

マイナスの感情から転職をスタートさせないように心身を整えてから活動し、前向きな心持から始めていく、というアドバイスでした。

そのために身体をしっかりと休息させてから転職活動を始める。というのなかなか良いな。と思いました。

仕事自体は前向きに取り組めているが心身は厳しい、という人は何か参考になったのではないでしょうか。