体験談

成長したベンチャー会社が家族経営化してしまいフリーライターへ転職した話

成長したベンチャー会社が家族経営化してしまいフリーライターへ転職した話

転職満足度10点/10点

コバ 男性・46歳の頃(現49歳)

職業: IT業界→WEB業界

年収: 330万円→200万円

従業員規模: 20人→1人

これは会社が家族経営化してしまい経営悪化して転職を試みた話です

高校を卒業してから飲食業で正社員に

私の社会人人生は、最初飲食業からスタートしました。
高校を卒業してから国家公務員試験を受験するために勉強と大手外食業のバイトをしていたときに、当時の店長から正社員の話を頂いたのがきっかけでした。

当時は、仕事に対しての考えもあいまいでしたので、流れでお世話になることになりました。
その後順調に店長を任せてもらいましたが、土日や正月などの繁忙期に休みを取るのが難しく他の仕事も経験したい希望があり、IT業界の営業職に30歳の頃転職しました。

営業職に転職してからは、携帯電話の営業や光回線の営業などを経験したのち、法人営業に変わりビジネスホンなどの通信機器の営業で10年以上関わりました。
その後は数回の同業会社への転職を経験し、最後の会社は仲間5人とベンチャーを立ち上げました。

最初何もない事務所や、お客様も0から新しく作ることができりようになり数年後には、従業員20人程に成長する事ができました。
その後も支店展開の話や、新事業など会社の成長に向けて朝から夜まで日曜日の休み以外は全力投球で営業していたのが忘れられません。

家族経営化してしまった会社

営業の仕事も当時は面白く、今後も続けていくと考えていましたが、辞めたくなったきっかけは、社長が身内を入社させて家族会社に変化してしまったからです。

もとろん身内を入社させて、会社も成長していくのであれば何も問題はないのですが、最初に社長と営業3人、経理1人の5人ののうち営業役員と経理の2人が退職することになりました。

身内は社長婦人が経理に、社長の弟は新事業の責任者になりましたが、事業も採算が取れず最終的には事業も廃止になり、赤字が増えただけでした。
社長婦人の方も経理の経験がなくただ会社に出社し、社長とランチ以外では、社内のお目付け役の立場でした。

その後は、会社の雰囲気も悪くなり、他の従業員も流出が激しく新入社員などは、仕事が終わり早く帰宅しても帰れない状況です。
そのため何回か社長に直談判しましたが状況が変わることはありませんでした。

トイプードルがきっかけで会社を辞める決意

そんな中で、会社を辞めると決意したのは、社長の一言と飼っているトイプードルとの関係からです。

もとろん私自身は雇われている従業員ですので、最終決断は社長です。会社を良い方向にしたく、他の従業員が言えないことも変わりに社長に直談判するようになりました。

辞める当時は、営業成績も低下してきましたので、社長からは「そんなにがんばらなくても会社をいつ辞めてもいいんだよ」や「いつなったら辞めるの?」などの嫌味を言われるようになり、内心では(すぐにでも辞めてやる)という気持ちがよぎりました。
他従業員もワンマン社長に逆らえないため、会社での立場も弱くなりました。

他従業員からも、「余計なことは社長に言わないほうがいい」「話しても社長は変わらない」などの話しをされ、(もうこの会社はだめだ)と考え会社を良くしていこうという気持ちが折れてしまい会社を辞める決意を固めました。

もうひとつのきっかけは、トイプードルです。当時付き合っていた彼女と飼いましたが、虐待をするので私が引き取ることになりました。
当時は仕事に行くと帰宅が21時から22時なので常にさびしい思いをさせていたので、いっしょの時間を増やしたいとの思いもありました。

会社を辞めてライターへ

現在は、収入は減りましたが、仕事や人間関係のストレスもなくフリーランスのWEBライターを主軸に仕事をしています。自宅のトイプードルとも毎日いっしょに過ごすことができるようになり、今まで寂しい思いをさせた分幸せにさせたいです。

WEBライターに転職した理由は、自宅で仕事ができる、また場所や時間にとらわれない生き方をしたいと考えたからです。現在はコロナの影響もあり社会では、テレワークをする人が増加しています。

最初に会社を辞めたときに、知り合いから仕事の話がありましたが、雇われる生き方よりも大変ですが雇われなく自分で稼ぐ生き方を目指しました。今ではその選択は、間違いではないことを確信しています。

コバさんへインタビュー

編集長

コバさん、貴重な体験談ありがとうございました。

記事を踏まえて質問があるのですが他の会社への転職は検討しなかったのでしょうか。なぜフリーランスライターへ転職したのですか?

コバ

人生100年時代を考えてただ転職するだけではダメだと思いました。

年配でも稼げる能力を作るためには個人で仕事をとってくるチャレンジも必要です。

そのためライターになりました。

編集長

そうでしたか。

フリーライターとして仕事をとっていくにもいきなり誰でもなれるわけではありません。

ライターになるために何かやったことはなにかありますか?

コバ

ユーチューブで動画を見て、更に書籍で勉強しました。

編集長

なるほど、いろいろなメディアを通じて独学でスキルを身につけられたのですね。

最後に過去のコバさんと同じように今もワンマン会社で家族経営してしまっており社内の雰囲気が悪くなっていても我慢して働いている人もいるかと思います。

そうした人へ何かアドバイスをお願いします。

コバ

辞めたい人は早く会社を辞めましょう!

そして自分自身のスキルをUPして稼ぐ力について勉強すると良いです。

他に正社員という選択をせずにライターという道を選んだコバさん。

自力で稼ぐという手段としてライターは良い手段かもしれません。会社で悩みすぎてしまってどうしようもない、という人は一つの選択肢として考えてみてはどうでしょうか。