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終身雇用が崩壊した社会の中で生き延びる方法とは

終身雇用が崩壊した社会の中で生き延びる方法とは
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たかーし
二児の父親。家族との時間を作るために、一念発起して某証券会社を退職。現在は個人事業者として自由に働けるスタイルを確立し、以前より家族との時間も収入も増えました。 簡単な道のりではなかったですが、あのとき仕事を辞めてよかったと心の底から思える今があります。転職経験がある個人事業者の立場から転職のアドバイスを発信していきます。

「かつては家族を支えるために1つの会社で生き延びて、定年退職まで続けるスタイルが主流だったんですよ」

ということが昔話になるのもそう遠くない未来かもしれません。

終身雇用という言葉が生まれたのは、1958年にジェイムズ・アベグレンの著書「日本の経営」の中で日本の雇用慣行を「終身の関係」と言ったのが始まりです。

大企業に終身雇用してもらうことが“人生において成功”と言われていました。

しかし、近年は成果主義を導入している企業が増加し、終身雇用は崩壊の一途をたどり転職するのが当たり前の時代になっています。

今後も終身雇用の崩壊は進むことが想定されますが、そんな社会の中でどんな風に生き延びる術を見つけていけばいいのでしょうか。

この記事では、あなたが終身雇用が崩壊した社会の中でサバイブするための方法を紹介しました。

終身雇用が目に見えて崩壊していく

日本で終身雇用がはじまったのは1950年頃だと言われています。
高度経済成長期に差し掛かっている頃で、優秀な人材を自社に長く確保したいという理由から終身雇用を取り入れる企業が増えました。

従業員としては定年まで安定して雇ってもらえるメリットがありますが、高度経済成長期が終わって景気が悪化し、早期退職や希望退職を募るケースは増加しています。

終身雇用で雇ってもらっていたにも関わらず、企業の倒産やリストラによって転職を余儀なくされるケースもあります。

終身雇用は目に見えて崩壊しつつあり、すでに崩壊している企業もたくさんあります。

なぜ終身雇用が崩壊しているのか、終身雇用のない世界ではどんなことが起こるのか、詳しく見ていきましょう。

すでに終身雇用は神話になりつつある

終身雇用が神話と語られるようになったきっかけの1つに、2001年に当時の松下電器産業(現パナソニック)の労働組合が早期退職制度を受け入れたことがあります。

詳細はパナソニックの退職金は何を意味するのか【早期リストラ】の記事を参考にどうぞ。

これ以降、終身雇用制度がある大企業であっても早期退職や希望退職を余儀なくされるケースがあるということが認識されるようになりました。
実際に大企業の倒産やリストラなども相次いだことで、すでに終身雇用が神話になっていると言われるようになりました。

また2019年にはトヨタ自動車の豊田社長が「終身雇用の維持は難しい」と発言したことも社会に大きな影響を与えました。

近年は少子化や日本経済の停滞により、多くの日本企業は終身雇用が難しくなっています。
1つの会社に長くいるべきではないという声がある一方で、日本の転職率は欧米に比べると半分以下です。
それだけ長く同じ企業で働く人がいるということになります。

日本において、終身雇用が崩壊・神話になっていると言われていますが、これは昔の日本と今の日本を比べた場合の話しであり、世界的に見ると終身雇用が完全に崩壊しているとは言えません。

しかしながら、今後も少子化や日本経済の明るい兆しが見えないことから、終身雇用制度が復活するとは考えにくく、ますます“終身雇用制度は神話”と語られる機会が増えると予想されます。

高速でイノベーティブが必要な時代に終身雇用は割りに合わない

終身雇用が崩壊している要因の1つに、「昔と今では時代の流れや人・企業が求めるものが大きく異なっている」ことがあります。

終身雇用制度が全盛期を迎えていた高度経済成長期は、大量生産を均一に行っていれば経済成長が可能でした。極端に言えば、1人の従業員は退職するまで1つの業務に集中しているだけで会社の成長に寄与できていたわけです。

しかし、現在は世界的にIT・デジタル技術の進化によってビジネスモデルが大きく変化し、これらの変化に対応していくために、変化に柔軟に対応できる体制と労働生産性の向上が必要になりました。

終身雇用は仕事ができる・できないに関係なく、年を取れば給料が増えていく仕組みです。
年齢と共に給料が増えていく一方で、その給料に見合った仕事をできる人は多くありません。

変化に対応という面で見ると、柔軟性がある若者の方が現代の働き方には適しています。しかし、終身雇用がある企業だと若者に給料を多く支払えず、優秀な人材の確保ができません。

高速でイノベーティブが必要な現代において、変化に対応ができない年長者に高い給料を支払い続ける必要がある終身雇用は割りに合わないわけです。

たかーし

終身雇用はイノベーションの足かせ!時代に逆行する制度になってしまっている

一つの企業がほとんどの業種を飲み込みいつどの会社が倒産するのか分からない

インターネットがない時代は、企業の規模に関係なく地域に根付いた事業で息の長い経営ができていました。

今はインターネットの普及でeコマースが急速に成長し、それによって倒産を余儀なくされる企業が急増しています。

たとえば、町の書店、スポーツ用品店などの小売業者は、品揃えが豊富で安く買えるeコマースに流れて売り上げが減っているところや倒産した会社も多くあります。

さらにeコマースで成長した企業が他の分野に進出し、他業種を窮地に追いやるケースも増えています。

eコマースで成長してきた企業の1つにAmazonがあります。

最初は資金難にあえいでいましたが、1997年5月15日に株式上場してから莫大な資金を手に入れて、それをもとに大手書店・食料品・スポーツ用品・おもちゃなどの企業買収をどんどん行い拡大しています。

扱う商品を拡大するために企業買収を繰り返し、その資金力で顧客満足度の高いサービス展開をしてきました。

その結果、新しく参入する分野において次々とライバル業種の顧客を奪い、それによって倒産する企業も増加しています。

アマゾンのように力がある1つの企業がどんどん他業種の企業を飲み込み、いつどの会社が倒産するか分からないのが現状です。

このような現状もあり、終身雇用への信頼性は以前に比べて揺らいでいます。

終身雇用のない世界で起こること

終身雇用の崩壊がこれから先もどんどん進んでいくと、希望退職者を募る企業も増加する可能性があります。

実際、2019年5月に東京商工リサーチが行った調査によると、2019年に希望・早期退職者を募った上場企業は16社に達しています。
前年は12社だったため、5カ月あまりで前年を大きく上回っているのが分かります。

その一方で、終身雇用の崩壊が進めば転職者が増えるため、転職市場は今より活発になることが予想されます。

働き方改革の推進やAI、ICTの普及により、テレワークや在宅勤務など新しい働き方も増えて、イノベーションやビジネスモデルの変化に対応できる人材を巡る競争が激化することも考えられます。

つまり、スキルや能力を持っている人材が重宝される時代になり、スキルや能力がない人材は社会から淘汰されるような時代になるわけです。

多くの人が1つの企業にとらわれない働き方を選び、労働力の流動化が進むことが考えられます。

終身雇用は当てにしない生き方へシフトする必要性がある

これからの時代を生きていくためには、終身雇用にこだわらない生き方へシフトしていく必要があります。それは労働力の流動化に対応できる人材になることを意味します。

ここでは新しい時代の生き方について考えていきましょう。

会社はいつか倒産する前提で立ち回れる人材になる

終身雇用の崩壊や1つの企業が他業種を飲み込むことによる倒産のリスクを考えると、これからの時代、会社はいつか倒産することを前提に対策を考えておく必要があります。

もしも今の会社が明日倒産した場合、明後日から就ける仕事はありますか?

これまでの仕事と似た職種なら即戦力として雇ってくれるかもしれませんが、今よりいい条件で働くのはむずかしいでしょう。

倒産して慌てないように、今のうちに自分の強みとなるスキルを身につけること、人脈やネットワークを広げておくことが大切です。

人脈やネットワークは仕事を通してだけでなく、プライベートや趣味で広げることも重要になります。
知り合いがたくさんいれば、転職や独立する場合に何らかの形で力になってもらえるかもしれません。

私も証券会社を辞めて個人事業主になる際、趣味のマリンスポーツで知り合った人がたまたま会社を立ち上げた人で、独立のノウハウを教えてもらい助かったことがあります。

たかーし

立ち回れる人材は人脈がある!日ごろから人付き合いを大切にしよう

100年時代に備えて無形資産を築く

医学の発達により、人の寿命は80年と言われていた時代は終わり、これからは“人生100年時代”が到来すると言われています。

65歳で退職をしても、人生を終えるまでに約40年残ることになります。

元気なうちは金銭などの有形資産を蓄えることが大切ですが、有形資産を増やしても趣味やスキルなど、生活を豊かにできるものがなければ充実した余生は過ごせません。

そこで重要になるのが、数値で測ることができない無形資産の形成です。

無形資産には以下の3つがあります。

・生産性資産:スキル、知識、人脈

・活力資産:学生時代、幼馴染など長期にわたって深く結ばれたネットワーク

・変身資産:新しいステージの移行を成功させる能力、対応能力

無形資産は終身雇用より、さまざまな企業に勤めた方が形成しやすい特徴があります。

より詳細は【仕事が辛い人は必見】人生100年時代とは?どう生きれば良いのかで解説しているのでよかったら読んでみてください

たとえば、海外の大学に留学して国際ビジネスを学び、海外事業部にある企業に就職し、eコマースの企業に転職、そのあとにネットワークを活用して自分で輸入してネット販売するビジネスを立ち上げる、といった具合です。

たかーし

無形資産は仕事だけでなく趣味・プライベートでも作れる!視野を広げてみよう

100年時代に備えて自分でセーフティネットを築く

100年時代に備えるために、自分でセーフティネットを築くことも大切です。

「お金を稼いで貯蓄することが幸せ・安心」というイメージがあります。ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンというアメリカの心理学者の研究によると、人の幸福度は年収850万円まで収入に比例し、それ以上は比例しないという結果が出ています。

富は一定額を超えると幸せとは関係がなくなり、むしろお金を追いかけると手段や目的が逆転して本当に大切なものを見失って不幸になります。

ここで言うセーフティネットとは、「いざとなったときに助けてくれる人間関係」です。

無形資産にもつながることで、家族・友人・知人とのつながりを深め、老後のためにお金を無理して貯めるのではなく、少しの額でも細々と稼げる状態を目指すことが重要になります。

非合理的なことも仕事になる時代が来る?

特に若者世代の間では生き方に多様性が広がっており、
「人から奢られることを生業としてそこから収入源を複数に発展している人」「ただ付き添いするだけのことを生業としている人」
などこれまでとは全く違うが確実に人が求めている価値を提供している人たちもいます。

これからの社会は終身雇用の崩壊が進む一方で、AIの普及による職業の淘汰が進むことも予想されています。

一般企業において人事や総務の仕事にAIが使われるようになり、コールセンターの顧客対応やデスクワークもAIが進んでいます。

AIは合理的で機械的な作業が得意であり、このような分野の職種においては先行して雇用崩壊が進むでしょう。

その一方で、AIは非合理的な判断への対応が苦手です。

AIは理屈に合わない判断や行動に対して柔軟な対応を行うことができないため、AIが苦手とする非合理的なことが仕事になる時代が来るかもしれません。

したがって先で述べたような経済的にはあまり合理的ではない活動が人に残された道になるかもしれません。
実際のところ大きな無形資産に関しては先に述べたタイプの人たちの方が遥かに大きいようです。

スキルの掛け算ができるようにする

終身雇用が崩壊した社会では、他の人にはない強みを持っている人材ほど重宝されます。

つまり、これからの時代を生き抜くためには独自性を高めることが重要になるわけです。

そこでポイントになるのが、“スキルの掛け算”という考え方になります。

たとえば、プログラミングというスキルを持っている人、デザイナーというスキルを持っている人、マーケティングというスキルを持っている人は世の中にたくさんいますよね。

しかし、プログラミング&デザイナー&マーケティングのすべてのスキルを持っている人はそうそういません。

この3つのスキルがあることで、プロジェクトを担当するそれぞれの人の大変さが分かります。そのため、プロジェクトリーダーとしての価値がぐんと上がります。

複数のスキルを重ね合わせて希少性を高め、新しい仕事を生み出していくためにスキルの掛け算は重要になります。

とはいえまずは一つのスキルを突き詰める

スキルの掛け算が大事と言っても、複数のスキルを同時に決めようとしても「二兎追うものは一兎も得ず」ということわざがあるように中途半端になってしまう可能性があります。

スキルの掛け算で可能性を広げるためには、1つ1つのスキルを突き詰めることが大事です。

たとえば、営業の仕事を5年、金融関係の仕事を5年、海外で仕事を5年したとします。

この場合は、「営業のスキル(コミュニケーション力)、金融関係のスキル(お金の知識)、海外勤務のスキル(外国語力)」の3つのスキルを習得できます。

この3つのスキルを生かし、外国人向けに商売をしている会社への転職や、自分で外国人を相手にした会社を立ち上げることにもつながります。

1つ1つのスキルをきちんと突き詰め、掛け算したスキルを活かせる仕事を探しましょう。

参入障壁の低い副業系を始めるにしてもあくまでもとっかかりで長続きする業界かどうかなどはしっかりと見極めてから行動することをオススメします。

自分の会社だけにしか通用しないスキルは避ける

スキルの習得で注意したいのは、そのスキルが他の会社でも活かせるかどうかです。

とある工場に勤務していたとします。「流れてくる商品の仕分けのスピードが速い」というスキルを習得したとしても、そのスキルは自分の会社だけにしか通用しません。

転職するときに、「以前の会社では流れてくる商品の仕分けのスピードが速かったです」と言っても、それが何の役に立つのか想像ができません。

これが「営業で多くの人と接してコミュニケーションを高めてきた」というのであれば、人を相手にする会社では一定の評価が得られます。

せっかく仕事を通してスキルを高めるのであれば、他の会社でも通用するスキルを高めることを意識しましょう。

自力で稼げるようにしておく

終身雇用の崩壊に備えてやっておきたいことは、副業などを通じて自力で稼げる能力を身につけることです。

自力で稼ぐポイントは、自分の好きなことや得意なことをお金に変えることです。

たとえば、「ネット通販での買い物が好き!」という人ならネットショップの開設、「物を作るのが好き!」という人ならハンドメイド作品の販売、「本を読むことが好き!」という人なら語彙力を活かしてライター、などです。

以前は副業が禁止の企業が多かったですが、今は終身雇用の崩壊もあって副業を許可している企業は増えています。副業サイトも増えていて、手軽に副業を始めることも可能です。

働ける場所がある間に、今後のために自力で稼げる能力を身につけましょう。

雇用の流動性は高まり転職はネガティブではなくなる

一昔前までは、「転職=負のイメージ」が強かったですが、これは終身雇用を前提としている企業にとって転職を繰り返す人材は「腰の落ち着かない人間」と判断されていたためです。

終身雇用の崩壊が進んでいる現在は、雇用の流動性の高まりもあって以前に比べると転職に対するネガティブなイメージは薄れつつあります。

現在~未来の転職事情について考えていきましょう。

むしろ戦略的な転職が評価される?

終身雇用の崩壊が進んでいる企業が求職者に求めることは、自社のニーズにマッチしたスキルや知識です。求職者の視点から見ると、転職活動は「自分という商品」を売るための営業活動と言えます。

求職者の転職回数に関わらず、会社の求めるニーズと求職者のスキルや知識がマッチすれば転職しやすくなります。

自分の価値と企業の採用ニーズを認識し、プレゼンテーションで自分を売り込んでいく転職活動を「戦略的な転職」と言います。

戦略的な転職は即戦力となりやすく、企業から高く評価されやすいのが特徴です。

昔のように転職を繰り返したら転職に不利になるとは限らず、むしろ転職を重ねてスキルや経験を増やすことで、より戦略的に転職の幅を広げることにもつながります。

どこまでスキルを高めるのか決めて転職はあり

転職をしても戦略的な転職なら成功しやすいとお伝えしましたが、中途半端な状態で転職を繰り返すと中途半端になってしまうので注意が必要です。

たとえば、営業の仕事を5年間して表彰や上位の成績を残したなら、アピールできるだけの営業のスキルがあると言えます。

しかし、営業の仕事を1年間だけして、何も結果を残すことができなかったら、アピールできる営業のスキルはありません。

極端な言い方をすれば、1年間をムダにしたことになります。

転職をするなら1つ1つの仕事でしっかり結果を残し、アピールできるスキルを身につけることが大事です。

そのためにも、転職を行う場合はどこまでスキルを高めるのか目標を決めましょう。

中途半端なタイミングで辞めると困る

転職のネガティブなイメージが減っていると言っても、闇雲に転職を繰り返してスキルを積み重ねればいいわけではありません。

会社は業種や職種が異なっても横につながっていることも多く、勤めている会社に迷惑をかけるタイミングで転職を繰り返していると悪評が回ってしまう可能性があります。

たとえば、「繁忙期に入る前に辞める」、「人手不足のときに辞める」、「いきなり辞める」など、会社に迷惑をかける辞め方をすると自分自身にいつか返ってきます。

転職をする場合は会社の状況を見ながら、最低でも離職する3か月前までには退職の意思を伝えましょう。中途半端なタイミングで辞めると、会社だけでなく同僚や部下、上司にも迷惑をかけます。

無形資産を作るために人脈やネットワークは重要とお伝えしましたが、せっかく仕事を通して積み上げてきた人脈やネットワークも辞め方によってはすべてが無駄になります。

転職をするなら、勢いで辞めたりせずきちんと計画を立てて転職活動を行いましょう。

できれば働きながら転職を考える

転職で失敗しないためには、働きながら転職活動を進めていくのがポイントになります。

中には、「仕事しながら次の仕事が見つけられるほど暇がない」、「やめてから次の仕事をゆっくり探したい」という方もいるでしょう。

仕事を辞めてしまうと収入が0になり、次の仕事が見つかるまでお金が入ってきません。お金が減っていく焦りが大きくなり、希望する条件を妥協して転職に失敗することも考えられます。

働きながらでも転職エージェントのサービスを利用し、転職のプロに代行してもらって転職活動を進めることも可能です。転職エージェントなら自分のスキルや知識が生かせる仕事を見つけて紹介してもらうこともできます。

転職で心に余裕を持つためにも、失敗しないためにも転職エージェントの利用をおすすめします。

たかーし

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途中で会社を辞めて大学へいったり起業もあり

終身雇用の崩壊が進んで生き抜くためには“スキル”が必要ですが、そのスキルは仕事以外でも得ることができます。

たとえば、会社を辞めて大学に行って専門知識を増やすこともスキルアップの方法です。
日本では珍しいことかもしれませんが海外では就労後に大学へ行き30代でも大学生というのは珍しいことではありません。
フィンランド出身の人でそういった人と出会ったこともあります。

たかーし

会社勤めをした人の方が経験に基づき吸収できることが多かったり、実用的に考える力が身についていて応用しやすかったりするよ。前職と掛け合わせができる分野だとアリかもしれない。

他にも仕事をしながら副業をして、副業の収入が多くなったので仕事を辞めて新たに起業するというケースもあります。

“起業をする”ことは滅多にない経験であり、失敗したとしても起業した事実は1つのスキルになります。

起業に勤めることだけが働くことではありません。大学に通いながら会社を作っている人もいれば、脱サラして会社を作って成功している人もたくさんいます。

大切なのは、1つの選択肢だけにこだわらないようにすることです。

まずは「やりたいこと」、「できること」、「どんな風になっていきたいか」などを整理してみましょう。

まとめ

終身雇用の崩壊が進むことによって、安定した働き方は難しくなります。

その一方で、自分の知識やスキル、経験が活かしやすい社会になり、強みを持っている人が成功する世の中になっていくでしょう。

変化する社会に対応するためにも、自分の強みを見つけて増やすことが大事です。

言われたことだけをこなすだけ、考えることを止める、そんな人はこれからの社会に通用しません。

「今の仕事で身につけられるスキルはあるか?」、「自分の特技を活かして副業はできないか?」、「ネットワークを増やして無形資産を作っていこう」など、これからの社会を生き抜いていくために必要なことをイメージして行動に移しましょう。