一生懸命仕事に取り組んでいるのに会社や上司に評価されない!
難しい現場でうまく回していたのに評価されなかった。転職した方が良いのかな
こんな悩みを抱えながら働いている方も多いでしょう。評価はモチベーションを上げるだけでなく、昇給や出世にも関わってきます。
もし仕事で評価されないと感じるなら、それは会社が評価するポイントと自分が頑張っているポイントがズレてしまっているかもしれません。
会社や上司の評価は職種によっても変わりますが、年齢によっても大きく変わってきます。
今回の記事では、年代ごとに仕事で評価されやすいポイントや対策を紹介していきます。
仕事で評価されていないと感じる方、もっと適切に評価されたいという方はぜひ参考にしてください。
仕事の評価は年齢層ごとによって変わってくるので把握しよう
仕事で評価されるポイントは年齢層によって変わります。
もし仕事で評価されていないと感じるなら、自分の年代で評価されやすいポイントと自分が頑張っているポイントにズレがあるかもしれません。
ここでは年齢層ごとに評価されやすいポイントを解説していきます。
20代が仕事で評価されやすいポイント
同じ20代でも、20代前半と20代後半では仕事で評価されやすいポイントが変わります。
20代前半は社会経験がないため少しの努力で評価されることも多いですが、20代後半は20代前半ほど簡単に評価されなくなります。
ここでは20代が仕事で評価されやすいポイントを20代前半と20代後半に分けて紹介します。
20代前半
新入社員が集中する20代前半が仕事で評価されやすいポイントは、「元気」、「素直」、「やる気」の3つです。
20代前半の評価ポイントはほとんどの職種に共通していて、仕事ができる、できないよりも、上司や仕事に対する姿勢が重要になります。
上司の言葉に真摯に耳を傾け、分からないことがあったら素直に相談して、前向きに仕事を頑張っているだけで評価されるのが20代前半です。
仕事に失敗したとしても、素直で前向きな気持ちや姿勢があれば直ちに評価がすぐに下がることはありません。いい意味で失敗が許される年齢層です。
20代後半
20代後半が仕事で評価されやすいポイントは、「自分で考えて行動できるかどうか」や「協調性」です。
20代後半になると仕事もある程度できるようになりますが、そこで重要になってくるのが自ら考えて行動できるかどうかになります。
たとえば、上司に何か相談をするときに「自分はこんな風にしたいのですか、やってもいいですか?」と言える人は自分で考えて行動できる人です。
勝手な行動をせず、きちんと上司に相談しているのも評価のポイントになります。
仕事ができるようになると、仕事ができない人に対して冷たい態度や放置する人も出てきます。
自分でいろいろできるようになる20代後半は、自分を中心に考えて動く人とチームワークを重視して動く人に分かれてきますが、周囲の人のことを考えられる協調性のある人は評価されやすくなります。
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30代が仕事で評価されやすいポイント
30代になると上司の指示に従って動くだけでなく、部下に指示をする機会も増えてきます。
また30代前半と30代後半では仕事の責任の大きさの違いも出てくるため、それによる評価ポイントの違いもあります。
ここでは30代が仕事で評価されやすいポイントを30代前半と30代後半に分けて紹介します。
30代前半
30代前半が仕事で評価されやすいポイントは、「リーダーシップ能力」や「コミュニケーション能力」になります。
30代前半は20代の部下に指導する機会が増えますが、20代の部下が働きやすい環境を作るため、会社にとっては悩みや相談を気軽に話せるような人物像が望ましいです。
そのため部下と良好な関係を築けている社員に対する評価は一段と高くなります。
またコミュニケーション能力が高ければ、他部署や取引先との関係にも期待ができます。
30代後半
30代後半が仕事で評価されやすいポイントは、「指導力」や「時間管理能力」です。
指導力は若手を育成する能力で、それによって業務改善効果や部内全体の評価アップにつながります。
リーダーシップ能力と指導力は似ていますが、リーダーシップ能力が頼れる先輩のような関係で発揮される能力であるのに対して、指導力は安心できる先生のような関係で発揮される能力です。
仕事の問題点や改善点をピックアップして、業界改善をするために必要なことや行動例を部下に分かりやすく伝えてモチベーションを上げることができれば、上司や会社からの評価は高くなります。
時間管理能力は自分の仕事と部下の指導にかかる時間を上手に使いこなして両立できる能力で、効率よく仕事をこなすことができれば評価されやすくなります。
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40代が仕事で評価されやすいポイント
40代が仕事で評価されやすいポイントは、「管理マネジメント能力」や「部下からの信頼」です。
40代になると管理職としての管理マネジメント能力が重要になり、部下の失敗をカバーや部下のモチベーションを上げて業務改善効果を高めると評価されやすくなります。
また管理能力だけでなく部下からの信頼も重要になり、「こんな上司になりたい」と慕われる上司であれば会社の評価も大幅にアップします。
なりたい上司の理想像があれば、部下も自身の将来の理想像や目標を立てやすく、そこに向かって仕事に取り組むことができます。
50代が仕事で評価されやすいポイント
50代が仕事で評価されやすいポイントは、「仕事に取り組む姿勢」や「素直」です。
20代と評価されるポイントが似ている?と思った方もいるかもしれません。
50代になると自分よりも上の立場の人が少なくなり、注意されることよりも注意することの方が多くなります。
部下に注意するだけ注意して自分は何もしないような上司だと、部下のモチベーションを下げて会社の損失にもつながります。
会社が50代の社員に求めるのは、「若い社員の模範になって仕事に前向きな姿勢で取り組ませること」です。
50代の管理職が若手以上に仕事に前向きに取り組み、部下の声に素直に耳を傾けていれば、若い社員も上司についていきたい!と思うようになります。
その結果、人望や魅力が会社に伝わると評価も高くなるでしょう。
20代前半で仕事が評価されないよくある理由とその対策
20代前半で仕事が評価されるポイントは「元気」、「素直」、「やる気」の3つですが、評価されないポイントについてはどのようなものがあるでしょうか。
20代前半で仕事が評価されない理由と対策について解説します。
20代前半のよくある評価されない理由
20代前半で会社や上司に評価されないポイントとしてあるのが、「吸収性のなさ」や「柔軟性の低さ」、「やる気のなさ」などです。
20代前半は仕事を覚える段階なので、大きく分けて「仕事を覚える気がある社員」と「仕事を覚える気がない社員」に大別されます。
自分から仕事を覚えようという意志がなく、やる気がないとみなされてしまうと評価は下がります。
20代前半の評価されるための対策
20代前半が仕事で評価されるためには、仕事へのやる気をアピールする必要があります。
具体的な対策を紹介していきます。
まずは上司から基本的な仕事ができるという信頼を得る
20代前半が仕事で評価されるためには、上司から基本的な仕事ができるという信頼を得る必要があります。
基本的な仕事とは、上司から言われたことをきちんとこなすことです。
中には上司から言われたことを忘れてしまうことや理解できないこともあるでしょう。
分からないことがあれば、分からないと相談しても構いません。相談することで仕事へのやる気が認められることもあります。
ただし、良かれと思って相談しても、何度も同じことを聞いたりするとマイナスの印象を与えてしまいます。
対策としては上司から指示を受ける場合は必ずメモを取るなどすると良いでしょう。
期限を守る
仕事の内容によっては、「○○時までに仕上げて」、「○○日までにクライアントに連絡をして」など期限がある仕事もあります。
期限は仕事の中でも特に重視して欲しいポイントです。期限を守ることができない人間は、会社だけでなく人からも信用してもらえません。
また可能なら期限ぎりぎりではなく、期限に余裕を持って仕事に取り組みましょう。
期限内にきちんと仕事をこなしていれば、「あいつはきちんと期限を守るので責任ある仕事が任せられるな!」と上司の信頼を得ることにもつながります。
期限がギリギリになりそうな場合は、早めに上司に相談することも忘れないでください。
安心させるために少しやり過ぎなくらいホウレンソウを行う
仕事に対するやる気をアピールするためにも、報告・連絡・相談の「ホウレンソウ」をこまめに行いましょう。
ホウレンソウをこまめに行うことによって、会社には以下のようなメリットがあります。
・言った言わない問題がなくなって人間関係がよくなる
・状況の確認にかかる時間が減って仕事の効率がアップする
・情報を共有することでトラブルが発生しても冷静に対処できる
中には、「上司が忙しそうなので話しかけない方がいいかな?」と上司を気遣ってホウレンソウをしないという若い社員もいます。
しかし、そこで言わないと上司に「なんで言わなかったんだ!」と叱責されてしまいます。あとで叱られるくらいなら、リアルタイムでやり過ぎくらいホウレンソウを行いましょう。
自分からできそうな仕事を上司へ相談してみる
やる気があると上司に判断してもらうためには、自分からできそうな仕事を上司に相談してみるのもよいでしょう。
私の場合、20代前半に証券会社で営業の仕事をしていました。
最初は上司に言われたことをしっかり守っていましたが、クライアントと話しをしている最中に「会社から言われている金融商品よりも、他の金融商品を薦めた方がいいんじゃないか?」と思うことがありました。
そのまま押しても契約してくれそうな感じでしたが、せっかくなので「上司に相談して他の商品を紹介してみてもいいですか?」と相談をしてみました。
上司から「クライアント様との会話の中で薦める商品を自分で考え、私に相談したのは素晴らしい!君に任せるよ!」とお褒めの言葉をいただきました。
私が初めて会社で評価されたと感じる瞬間でしたが、ふと思ったことがあれば上司に相談してみることは大事だなとも思いました。
20代後半で仕事が評価されないよくある理由とその対策
20代後半が仕事で評価されやすいポイントは、「自分で考えて行動できるかどうか」や「協調性」の2つでしたが、評価されないポイントにはどんなものがあるのでしょうか。
20代後半で仕事が評価されない理由と対策について解説します。
20代後半のよくある評価されない理由
20代後半のよくある評価されないポイントとしてあるのが、「言われた通りにしか動けない」、「周囲と歩調が合わない」などです。
20代前半は上司に言われた通りに動いているだけでも評価が下がることは少ないですが、20代後半になると部下ができたときに適切な指示ができないと不安に思われるようになります。
また出世欲が強い人は自分が評価されるために周囲の人と歩調を合わさず、自分ひとりで行動しがちです。仕事ができてもチークワークの輪を乱すような人は評価されません。
20代後半の評価されるための対策
20代後半が仕事で評価されるためには、主体的に考えて行動することや協調性を重視して仕事に取り組むことが重要になります。
具体的な対策を紹介していきます。
自分で課題や目標を設定して仕事に取り組む
20代後半になると仕事にも慣れて、自分で課題や目標を設定して仕事に取り組むこともできるようになります。
できるだけ上司に自分の目標や課題を相談してから仕事に取り組むようにしましょう。
私の場合、当時勤めていた証券会社では海外展開に力を入れていたこともあり、海外の顧客を獲得することに力を入れていました。
新興国が成長するためには多額の資金が必要であり、その資金を自社の証券市場を通じて調達できるモデルを作るために邁進していました。
その中で新興国に拠点を作るという目標を掲げて上司に伝え、語学の勉強やその国の経済事情についても調べました。
目標達成できるまでには数年かかりましたが、上司からは「目標をきちんと達成して素晴らしい!」とたくさん褒めていただき良い印象を与えることができました。
上司に相談するときには必ず自分の意見も述べる
20代後半も管理職世代から見るとまだまだ若手です。
しかし、20代後半になると部下がいる場合も多く、上司に相談するときにはただ相談するのではなく、自分の意見も合わせて伝えることが評価されるために重要になります。
たとえば、部下についての相談を上司にするとします。
部下が言うことを聞いてくれない、部下と良好な関係を築くためにはどうすればいいのか?などの相談だと、「なぜそうなっているのか」についての意見や説明がありません。
相談例については、「普段から部下の話をしっかり聞いてなく、部下との関係がギクシャクしています。自分から話しかけて相談しやすい雰囲気にしているんですが、他になにかいい方法はないでしょうか?」という内容であれば、自分の意見も取り入れて相談しています。
上司に相談する際には必ず自分の意見も合わせて述べましょう。
部下、同僚と会話する習慣をつける
20代後半が評価されるためには、上司に協調性をアピールすることが重要です。
同僚や部下と円満な関係を築いて業務に取り組んでいることを評価してもらうためには、日ごろから同僚や部下と会話する習慣を身につけましょう。
話すのは仕事の休憩時間でも構いません。普段から話しをしていると、仕事の悩みごとや相談がしやすくなるものです。
飲み会に誘って話すという方法もありますが、これについては嫌がる部下や同僚も多いのでしつこく誘うのはNGです。
30代前半で仕事が評価されないよくある理由とその対策
30代前半が仕事で評価されやすいポイントは、「リーダーシップ能力」や「コミュニケーション能力」の2つでしたが、評価されないポイントにはどんなものがあるのでしょうか。
30代前半で仕事が評価されない理由と対策について解説します。
30代前半のよくある評価されない理由
30代前半のよくある評価されないポイントとしてあるのが、「部下や上司と良好な関係を築くことができない」、「チームワークの輪を乱す」、などです。
30代前半は部下の育成を任される年齢にもなりますが、リーダーシップが発揮できずに部下から信頼されない、自分勝手な発言をしてチームワークの輪を乱すと評価は下がります。
30代前半の評価されるための対策
30代前半が仕事で評価されるためには、職場の人間関係を円滑にすることが重要になります。部下や上司から信頼される人材になれば、自然と評価もついてくるでしょう。
具体的な対策を紹介していきます。
上司の悪口を言わない(上司を立てる)
上司の前ではもちろんですが、上司のいないところでも上司を立てる発言をすることが上司との関係を円滑にして評価されるポイントになります。
上司のいないところで上司のことを話していると、その噂はほぼ間違いなく上司の耳に入ります。
上司を直接褒めても「機嫌を取っているのか?」と受け取られるかもしれませんが、噂で入ってきたことに対しては素直に喜ぶものです。
上司に気に入られるためには、「かわいい部下」であることを意識しましょう。
部下に勇気づける言葉をかける
最近は部下を叱れない管理職が増えていますが、これはパワハラや職場いじめの問題がクローズアップされたことが一因です。
その結果、以前に比べると上司に対する怖いイメージは払拭されつつありますが、褒めてばかりいると小さな失敗で簡単に傷ついてしまうこともあります。
部下との関係を円滑にするためには、褒めるでも叱るでもなく「勇気づける」言葉をかけましょう。
たとえば、「この仕事ができないなんて社会人失格だ!」というのは叱責であり、「この仕事ができるなんてすごいね!」というのは褒めです。
では、勇気づけるとはどんな言葉でしょうか?
「この仕事は難しいからできなくても仕方がないよ。でも□□君なら○○が得意なので、△△を少し改善したらきっとできるようになるよ!○○は□□君の長所だよ!」
このような言葉が勇気づける言葉です。
部下の長所と短所をしっかり理解して、改善すべきポイントや伸ばすべきポイントを的確に伝えることができれば、信頼できる上司と思われるようになります。
心を安定化させるための趣味、楽しみを作る
30代前半は、結婚や離婚、親との死別など、さまざまなイベントが起こりやすい年齢層です。
仕事においても同世代と差がつきやすく、多くの人が不満を抱えて不平を言う機会も増えます。
このような環境下で仕事をしていると心に余裕がなくなり、円滑なコミュニケーションを取ることや上司・部下との関係を円滑にする余裕もなくなります。
職場の人間関係を円滑にするためには、自分の心を安定化させることも大切です。
仕事だけでなく、プライベートで趣味や楽しみを見つけることも心を安定化させる有効な方法になります。
休みの日や仕事が終わったあとの時間を有効に活用して心を安定させましょう。
30代後半で仕事が評価されないよくある理由とその対策
30代後半が仕事で評価されやすいポイントは、「指導力」や「時間管理能力」の2つでしたが、評価されないポイントにはどんなものがあるのでしょうか。
30代後半で仕事が評価されない理由と対策について解説します。
30代後半のよくある評価されない理由
30代後半のよくある評価されないポイントとしてあるのが、「自分独自のやり方にこだわり過ぎている」、「人の話を聞かない上に人から学ぼうとしない」などです。
30代後半は指導力や時間管理能力が重視されますが、これらに囚われて自分独自のルールややり方に固執して周囲を振り回しているケースもあります。
その結果、チームワークが乱れてしまい評価も下がってしまいます。
30代後半の評価されるための対策
30代後半が仕事で評価されるためには、柔軟性を持って会社の利益を考えた行動をしなければなりません。
具体的な対策を紹介していきます。
謙虚な気持ちと素直な気持ちを忘れない
30代後半になると上司よりも部下と接する機会の方が多くなります。
これまでの実績や経験などで得たプライドや地位などが邪魔をして、部下に頭を下げることや周囲に馬鹿にされたくないなどの気持ちが強まり、成長のチャンスを逃してしまうことが増えてくる年齢です。
分からないことを放置したままだと仕事ができない40代になってしまい、部下から信頼される上司にはなれません。
30代後半だからこそ謙虚な気持ちと素直な気持ちを忘れず、部下や周囲の人のアドバイスに耳をきちんと傾けましょう。
自分のやり方にこだわり過ぎない
30代後半だと、仕事の成功体験がいくつもあるでしょう。
成功体験を活かして次の成功につなげることは大切ですが、時代の潮流が速い現代においてそのやり方がいつまでも通用するとは限りません。
しかし、過去の成功体験にしがみついていると、自分のやり方にこだわって周囲のアドバイスも耳に入らなくなります。
40代~50代になるとさらに柔軟性がなくなり、いわゆる「嫌われる上司」になってしまいます。
30代は自分のやり方にこだわるのではなく、周囲の意見やアドバイスを参考にしながら最善を尽くしましょう。
管理職に求められるスキルを意識的に身につける
30代後半は管理職へのステップアップの年齢でもあり、ここで評価されると部長以上の出世も期待できます。
出世を目指すなら、管理職に求められるスキルを意識的に身につけましょう。
具体的なスキルとして以下のようなものがあります。
・目標管理能力
・プレゼン能力
・進捗管理能力
・マネジメント能力
などです。可能であれば上司に相談して、上記のようなスキルに関連する仕事ができないか相談してみましょう。
40代で仕事が評価されないよくある理由とその対策
40代が仕事で評価されやすいポイントは、「管理マネジメント能力」や「部下からの信頼」の2つでしたが、評価されないポイントにはどんなものがあるのでしょうか。
40代で仕事が評価されない理由と対策について解説します。
40代のよくある評価されない理由
40代のよくある評価されない理由として、「強みがない」、「マニュアル通りにしかできない」などがあります。
評価が高い40代は、自分の強みを理解して余計なことはせず、自分の評価につながる仕事に全力を注いでいます。
そして部下から信頼される、こんな上司になりたいという理想像になるために努力をします。
20~30代は前向きに仕事を取り組むだけである程度は評価されますが、40代になるとこれまでのやり方が通用しません。
40代で評価されるためには、方向転換する必要が出てきます。
40代の評価されるための対策
40代が仕事で評価されるためには、発想の転換や自分の強みを伸ばすことが重要になります。
具体的な対策を紹介していきます。
ハロー効果を意識する
ハロー効果という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
仕事におけるハロー効果とは、「何か秀でた部分があると、それに影響されて他の項目も高く評価されるようになる現象」です。
たとえば、「プレゼンならAさん」、「取引先との交渉ならBさん」、「会社の盛り上げ役ならCさ」さん、のように独自の強みを持っていれば、それだけで仕事ができる人と評価されやすくなります。
40代になると仕事はできて当たり前と思われるため、目の前の仕事を頑張るだけでは評価されません。
自分の強みを伸ばすことに注力していれば、評価されるようになります。
仕事、プライベートを両立して大人の余裕を出す
20代~30代はいわゆる「仕事バカ」も評価されますが、40代になると仕事ばかりしている人より、仕事とプライベートを両立している人の方が評価されやすい傾向にあります。
たとえば、「結婚して家庭サービスもしっかり行っている」、「趣味のマリンスポーツで充実している」などプライベートが充実している人が仕事も完璧にこなしていれば、何となく「すごい、頑張っている、器用」などのポジティブワードが思い浮かぶでしょう。
仕事とプライベートを両立させることは「時間管理能力」と深い関係があります。
時間管理能力が高いと評価されることは、仕事の効率性が高く、心の余裕から上司・部下との関係も円滑になるということにもつながります。
40代は、仕事だけでなくプライベートも充実させて大人の余裕を出しましょう。
50代で仕事が評価されないよくある理由とその対策
50代が仕事で評価されやすいポイントは、「仕事に取り組む姿勢」や「素直」の2つでしたが、評価されないポイントにはどんなものがあるのでしょうか。
50代で仕事が評価されない理由と対策について解説します。
50代のよくある評価されない理由
50代は、若手にとって「この会社で働いていく自分の未来」と重なります。
会社もそのことを意識しているため、「若手に信頼されない」、「仕事ができない」、「自分から動かない」50代は評価が低いです。
50代は、会社の評価だけでなく客観的に見た20~30代の若手の評価も関わります。仕事ができるできないに関係なく、若手の評価が低いと会社の評価も低くなります。
50代の評価されるための対策
50代が仕事で評価されるためには、40代で評価されるための対策はもちろん、さらに若手からの信頼が重要になります。
具体的な対策を紹介していきます。
目的を持って若手に信頼される上司になる
50代でリスペクトされる人は、能力が高い人よりも目的意識が高い人です。
たとえば、証券会社の顧客を増やすために「今度は新興国に行って新しい顧客を増やそう」、「今後見込みがある○○の金融商品を取り扱って顧客を増やそう」などの目的や目標を掲げられることです。
仕事についてあまり知らない20代は目的や目標を高く掲げられますが、現実が見える30~40代になると目的や目標が下がってしまいます。
20代の士気をキープすると共に、30~40代の目的や目標を底上げすることが50代の役割の1つで、立てた目的や目標をクリアしていくごとに若手からの信頼度もどんどん高まって評価につながります。
倫理観や謙虚な姿勢を持つ
50代は、会社でさまざまな権限を持つ年齢になるため、倫理観や謙虚な姿勢を持って部下に接することが評価にもつながります。
たとえば、仕事がいっぱいで人手が足りない中、部下から以下のような相談があった場合にどんな答えを出しますか?
「子どもの運動会が雨で明日の月曜日になってしまいました。学校生活最後の運動会なので見に行きたいんですが、どうしたらいいですか?」
どんなに忙しくても簡単に「ダメだ!」と言ってしまうのは倫理観に欠けます。1人が休んでしまって仕事が回らないのも管理能力の低さが否めません。
運動会が年に1回のイベントであることや、雨で順延になったこと(本来は休みの日に行けていた)などを考慮すると、ここは職場のメンバーで仕事をフォローするのが望ましいです。
ただし、職場に子どもがいない社員からすると「贔屓だ!」と思われてしまうかもしれません。休ませるだけでなく、周囲の社員に対して「君のおかげで助かった」などフォローも忘れないようにしましょう。
謙虚な気持ちがあれば簡単に評価は下がらない!
部下として大体の年齢層によくある仕事が評価されない理由と対策
部下として大体の年齢層に共通している評価されない理由は、「自分を中心に考えて仕事をしている」です。
「仕事ができる=会社に貢献=出世」と考えて仕事をしている人は多いです。
「会社に貢献=出世」という考えは間違っていませんが、「仕事ができる=会社に貢献」は簡単に考えすぎてしまっています。
仕事ができても、上司・同僚・部下と仲が悪いとチームワークの乱れや職場の士気を下げることになります。
これでは会社に貢献どころか、会社の業績を下げてしまうかもしれません。
たとえば、営業職で目標の150%を達成することができても、自分のせいで同僚10人の士気が下がって仕事効率が20%下がったら、20%×10人=-200%の影響が会社に出るわけです。
そうならないためには、「会社を中心に考えて仕事をする」というマインドにしなければなりません。
反対を言えば、仕事が少々できなくてもムードメーカーのような存在は会社に重宝されます。
上司、同僚、部下の立場になって考え、職場をいい雰囲気にすることを心がけましょう。
人懐っこい部下は好かれる!ムードメーカーはもっと好かれる!好かれる部下になろう
上司として大体の年齢層によくある仕事が評価されない理由と対策
上司として大体の年齢層に共通している評価されない理由は、「職場の雰囲気をよくするための努力を怠っている」です。
以下は、職場の雰囲気を悪くさせる上司の特徴になります。
・部下をかばわずに人のせいにする
・部下に高圧的な態度を取る
・人に厳しく自分に甘い
・コミュニケーション能力が低い
このような上司がいる職場は雰囲気が悪くなります。
職場の雰囲気が悪くなると、チームワークが乱れて業績悪化につながりかねません。さらには、会社から指導が入り上司の機嫌が悪くなり、さらに部下に対する風当たりが強くなるという悪循環にも陥ります。
そうならないためには、「部下が働きやすい環境を作る」ことを意識しましょう。部下の失敗の責任は自分が取るという責任感を持ち、部下に優しく接する、自分から話しかけるようにするだけでも職場の雰囲気は改善されます。
部下にとって上司はこわい存在!必要以上に責めるのはやめよう
まとめ
仕事で評価されない理由や対策について年代別に紹介しました。
年代によって評価されるポイントは異なるので、自分の年代に合わせた評価ポイントを意識しましょう。
どの年代でも共通して会社に評価されるのは会社に貢献している人です。
会社に貢献とは、単に仕事ができるだけでなく、職場の雰囲気を明るくすることや時代ごとに考え方や働き方を変えていける柔軟性を持った人を指します。
会社の評価ばかり考えるより、いかに会社に貢献できるかどうかを考えながら仕事をする方が会社に評価される人材になります。
ぜひ、この記事を参考に働き方を見直してみてください。