20代辞めたい

【シチュエーション別】会社を辞めたいのに言い出せない場合の対処法

【シチュエーション別】会社を辞めたいのに言い出せない場合の対処法
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たかーし
二児の父親。家族との時間を作るために、一念発起して某証券会社を退職。現在は個人事業者として自由に働けるスタイルを確立し、以前より家族との時間も収入も増えました。 簡単な道のりではなかったですが、あのとき仕事を辞めてよかったと心の底から思える今があります。転職経験がある個人事業者の立場から転職のアドバイスを発信していきます。
困っている女性

会社を辞めたいけど言い出せない

会社を辞めたい!

でも、辞めたい理由を正直に会社に言えない・・・。

という方も多いのではないでしょうか。

会社を辞めたいのに言い出せない場合は、会社を辞めたい理由をもとに会社に伝える方法を考えていくのがポイントです。

この記事では、会社を辞めたいのに言い出せない場合の対処法を紹介します。

言いにくい!シチュエーション別の会社辞めたいあるある

会社を辞めたいのに言い出せない理由はいろいろあります。

だいたいの方は、以下の6つのシチュエーションに当てはまるのではないでしょうか。

・人手不足

・面倒見の良かった上司がいる

・上司や会社の反応が怖い

・親の反応が怖いから

・退職するまで気まずいから

・辞めたら後悔しそうだから

それぞれのシチュエーションごとに、会社にどうやって辞めたいかを伝える方法を紹介します。

人手不足の場合はどうやって会社に辞めたいと言い出せば良い?

会社を辞めたいけど、会社が人手不足で言い出しにくいという悩みをお持ちの方は、責任感がある方です。

「周囲に迷惑をかけたくない」という気持ちが大きいのだと思います。

しかし、会社が人手不足になっているのは会社の責任です。

人手不足になっているのであれば求人に力を入れて人材確保するのが当たり前で、人が集まらないなら集まるように待遇改善をしなければなりません。

この場合は、

  1. 繁忙期を避ける
  2. 引き続きにかかる時間を考慮

この2つのポイントが重要になります。

上記のポイントを踏まえた上で、「会社を辞めたい」と伝えましょう。

たかーし

人手不足は会社の責任!自分が犠牲になる必要はない

面倒見の良かった上司がいるの場合はどうやって会社に辞めたいと言い出せば良い?

会社を辞めたいけど、面倒見の良かった上司がいるので切り出しにくいというお悩みをお持ちの方は、人との関わりを大切にする方です。

「これまで上司に育ててきたもらったのに会社を辞めて裏切るような感じがする」という気持ちがあるのではないでしょうか。

面倒見が良いということは、あなたを気に入っているとも言えます。

もちろん仕事に期待して面倒を見ているところもありますが、気に入っている部下が「会社を辞めたい」と言ったらしっかり向き合ってくれるはずです。

会社を辞めたい理由があいまいだと止められてしまうかもしれませんが、それはあなたにとって大切なアドバイスになります。

会社を辞めたい理由がはっきりしているなら、上司も分かってくれるはずです。

上司も、これまでに辞めてきた同僚や部下を何人も見てきています。

いきなり「会社を辞めたい」と伝えることができない場合は、相談という形で話しを聞いてもらうのもよいでしょう。

たかーし

信頼できる上司なら思い切って自分の気持ちを伝えてみよう!

上司や会社の反応が怖いの場合はどうやって会社に辞めたいと言い出せば良い?

会社を辞めたいけど、上司や会社の反応が怖いので切り出しにくいというお悩みをお持ちの方は、上司や会社の顔色を伺いながら働いてきたのではないでしょうか。

「会社に冷たくされたらどうしよう。上司に叱られたらどうしよう」という不安もあると思います。

上司や会社との関係性が良くないなら、なおさら辞めたいと切り出すことを後に引きのばすのはよくありません。

勇気を出して上司や会社に切り出し、不遇な扱いを受けたら労働基準監督署などに相談することをおすすめします。

退職の意思表示をするタイミングは会社の就業規則によって異なりますが、だいたい退職日の1~3か月前になります。

基本的に、退職意向は直属の上司に伝える必要があります。

上司を通り越してさらに上の上司に相談すると、人間関係が悪化して円満退社を妨げることになります。

ただし、パワハラやセクハラがあるなど上司とトラブルがある場合は、信頼できる別の上司や人事など他の人に相談しましょう。

親の反応が怖いからの場合はどうやって会社に辞めたいと言い出せば良い?

会社を辞めたいけど、親の反応が怖いので切り出しにくいというお悩みをお持ちの方は、よくも悪くも親に依存している方です。

「頑張って入った会社を辞めるなんかもったいない」、「考え直しなさい」と叱責されるパターンもあれば、親がショックを受けている姿を見るのが辛いというパターンもあるでしょう。

これに関しては、「親に離職を納得してもらえるように説明する」ことが大事です。

やめたい理由が「何となく」なら当然ながら親は反対するでしょう。

しかし、「今の仕事を辞めて○○の仕事に挑戦してみたい。経験を積んだら独立したい。」

このように辞めた後のビジョンがしっかりしているなら、あなたの考えを尊重してくれるはずです。

また、納得してくれるかどうかはこれまでの生活態度も関わってきます。

何でも途中で投げ出してきたなら説得するのは簡単ではないでしょう。

何でもやり遂げてきたなら説得できるのも早いはずです。

いずれにしても辞める理由を明確にしておく必要があります。

退職するまで気まずい場合はどうやって会社に辞めたいと言い出せば良い?

会社を辞めたいけど、退職するまで気まずいので切り出しにくいというお悩みをお持ちの方は、同僚・部下・上司と普段からある程度コミュニケーションが取れていた方です。

「これまでの関係性が変わってしまうのが怖い」と思うのではないでしょうか。

退職の意思が同僚・部下・上司に伝わると、急に関係がギクシャクすることがあります。

「仲間ではない」と思われてしまい距離を感じることもあるでしょう。

退職するまでの気まずさは、仕事を工夫して解消していく必要があります。

たとえば、

・会社や仕事の愚痴を言わない

・引継ぎをしっかりする

・これまで以上に仕事を頑張る

・わりきる

などです。

「もう少しで仕事を辞められる」という隙を見せないようにしなければなりません。

周囲に退職を伝えてから実際に退職するまでの期間は1ヵ月から3ヵ月ほどです。

それが終われば気まずさから解放されます。

終わりが見えているのでわりきる気持ちも大切です。

辞めたら後悔しそうな場合はどうやって会社に辞めたいと言い出せば良い?

会社を辞めたいけど、辞めたら後悔しそうで切り出しにくいというお悩みをお持ちの方は、現状にある程度満足している方です。

今の仕事を辞めてやりたいことが明確にあっても、実際にやってみないと分からないことはたくさんあります。

実際にやってみて「仕事を辞めるんじゃなかった」と後悔することを恐れているのです。

私も大手証券会社から独立した経歴がありますが、独立して成功する保証もなかったので辞める前は「辞めたら後悔しそう」とかなり悩みました。

実際、独立して最初の方が仕事もなく「辞めない方がよかったかな?」と後悔していた時期もありました。

しかし、後悔しないために頑張っているうちに、前の職場よりも多くの収入を得るようになり人脈も広がりました。

頑張り続けていれば後悔は消すことができます。

もちろん明確にやりたいことが決まっている場合に限りですが、やりたいことがあるなら会社にストレートに伝えるべきです。

たかーし

やらない後悔よりもやって後悔!失敗しても得る者は多い

大前提として法律上は辞めてはいけない会社は存在しない

期間の定めのない雇用者(正社員)は、民法第627条1項により原則として「2週間前」に退職の意思を伝えることで退職することが認められています。

また雇用期間が定められている契約社員や派遣社員は、基本的に契約期間が終了するまで退職することはできません。

しかし、やむを得ない事情があれば契約期間中であっても退職は認められます

もっとも、労働基準法137条では最初の契約から1年以上が経過した日以後は、いつでも退職することができると定められています。

この2つの法律からも分かるように、法律上は辞めてはいけない会社は存在しません。

「会社を辞めたいのに辞めることができない」ことはないわけです。

会社の就業規則より国の法律が優先される

会社の就業規則で「退職する場合は、退職日の2カ月前に直属の上司に退職願を提出して会社の承認を得る必要がある」と記載されている場合、国が法律で定めている「退職日の2週間前に会社に退職の意向を伝える」のどちらが優先されるのでしょうか。

会社の就業規則は従業員へのお願いであるため国の法律が優先されます。

ただし、就業規則を守らずに辞めてしまった場合、退職金が支払われない、退職金が少なくなるなどのペナルティを受ける可能性があります。

退職金の支払いは会社に委ねられます。

また転職先で勤めていた会社と関わりが出るような場合、就業規則を守らずに辞めてしまうと仕事で不利になることも覚悟しなければなりません。

基本は就業規則に基づいた行動が大事です。

会社を辞めると言いやすいパターン

会社を辞めたいなら、辞める理由が明確になっている方が辞めやすいです。

以下に仕事を辞めやすいパターンとポイントをまとめています。

パターンポイント
先に転職先が決まった場合先に転職先が決まったら会社を辞めざるを得ません。少々強引ですが、先に転職先を見つけておくのもありです。
やりたいことがある程度は明確になっている今の仕事を辞めて○○の仕事がしたい!○○の資格を取得して関連する仕事がしたい!と退職後のビジョンが明確になっていると仕事を辞めやすいです。
体調が悪くなった場合(診断書をもらった場合)うつや病気などで体調を崩し、病院で診断書をもらっている場合は辞めやすいです。体調不良が続く場合は病院に相談してみましょう。
明らかなハラスメントがあった場合パワハラ、セクハラ、モラハラなどが認められると会社を辞めると言いやすいです。まずは総合労働相談コーナーや労働基準監督署に相談しよう。

辞めなければならない理由があれば、会社を辞めると言いやすいです。

また会社を辞めるときは、同時に転職のことも考えておく必要があります。

辞める理由を考えることに必死になるのも分かりますが、仕事を辞めてすぐに新しい仕事が見つかるとは限りません。

転職エージェントなどの無料転職支援サービスを上手に活用し、次の仕事を探しながら辞める準備を進めましょう。

まとめ

会社を辞めたいのに言い出せない!という方は、どんな理由で辞めたいのか気持ちを整理してみましょう。

その上で辞めたい気持ちが変わらないなら転職に向けた準備を進めましょう。

転職を検討するなら自分一人で考えるのではなく、転職エージェントを利用してプロに相談することをおすすめします。

仕事を辞めることだけでなく、仕事を辞めた後のことも考えておきましょう。