いざSEをやってみたらイメージと違っていたので辞めたくなってしまった
毎日パソコンを見つめるのが得意ではなかった。正直なところしんどいので辞めたい
そんな人へ向けて記事を書きました。
結論から言うと早いうちにどうしても合わない、嫌で耐えられないところがわかった人は早めに損切りするつもりで辞めるのはOKだと思っています。
私はSEではありませんが個人でプログラミングを扱うこともとても多く、毎日パソコンと睨めっこしていますが皆んなが向いていることではないと感じています。
そこで新卒でSEを辞めても大丈夫な理由についてまとめました。
新卒でSEを辞めるのはOKだと思う理由
ITの技術職の世界では合わない人にとっては延々と辛いと言われています。そのため早めの損切りは大切です。
コンサル方面に興味があったのにプログラミングを覚えなければならず苦痛
SEでいざ働き始めたところイメージとかなり違っており辞めたくなったと言う人は少なくありません。
客先と相談しながら技術選定などを行うコンサル寄りなイメージだったのに実際は技術の知識についても身につけばければならず資格を取らされたり土日も勉強したりしないと行けなったりする人もいます。
そうした個人のやりたかったことと実際の業務との間に大きなミスマッチがあったと感じた場合は異動をお願いしたり、コンサル寄りなマーケティング業界やプロジェクトマネージャーの方面でやりたいことができないか検討していると良いかと思います。
現職から目指せないようであれば転職も良い手段となるでしょう。
業務への興味がどうしても持てないのに生涯勉強はムリ
SEが希望だったわけではないがうっかり内定をもらって仕事を初めて見たところ全く興味が持てずに辛いと言う人もいるのではないでしょうか。
IT業界で技術職の人は特にですが死ぬまで勉強をする勢いの人ばかりの石灰です。
単純にIT分野と一括りにしてもかなり幅広く、フロントエンドとバックエンド、インフラサイドとどの分野も奥が深いです。
スキルアップが絶望的な職場だった
ドキュメント作成ばかりやらされたり、サーバー監視やテストばかり任されてこの先もおそらくずっとそうなんだろうと言う場合などいろいろあるかと思います。
技術職はスキルアップをしなければ生き残っていけませんので成長しづらい業務はそれだけ機会損失になっており多少、待遇が良かったりしたとしてもそのままではあまり良い未来を描けません。
ある程度の築きたいキャリアを決めた上で、さらに現在の職場だとどうしても難しいと言う場合は辞めても良いかと思います。
IT業界は幅広くSE以外にも色々な道があります。行動するなら若いうちの方が良いです。
エクセル職人やレガシーな環境など将来性が全く感じられない職場だった
IT界隈は1年でガラッと変化の激しい業界でもあります。
しかしながら大手企業のような変化がゆっくりの企業同士で取引をしている業界は全く逆でいかに昔の技術を長く持たせるのかで時代と逆行した技術職の人としては不毛な仕事を任せられることも少なくありません。
またエクセルの仕事をする人の方が重宝されて給料が高いと言うことや、すでにサポートされていないOSの入ったパソコンを触らないと行けなかったりと都市伝説と疑いたくなるようなところもあります。
単純にそうした企業の客先常駐の派遣戦士として10年働いたとしても展望は暗いため年齢が若いうちにスキルアップの見込める同業種で転職活動などを行うと良いでしょう。
やりたい仕事を任せてもらえるのは10年後だった
「○○ができるよ」と就活生をつるための言葉で実際は働いてからかなり年月を過ごしてからのお話だったりは少なくありません。
残念ながら人材不足で優秀な人材を引っ張るために半分ウソのような謳い文句でリクルートする会社もあるためもし「聞いた話とまったくちがった」と言うのであれば十分に辞める動機としては真っ当なことだと思います。
SE辞めるのはちょっと待ったな理由
SEを辞めるのはちょっともったいないと言うケースについてまとめてみました。
激務すぎるので辞めたい
「デスマーチばかりで死にそう」
「終電がデフォルトになっていてこんな生活を続けられる気がしない」
など人権を無視したような労働環境の人も珍しくない業界です。
そうした中で無理して働いても身体を壊すか将来への健康リスクを大きく害す可能性があるので今すぐにで辞めた方が合理的ではあります。
とはいえ現在の職場が辛いからとSE自体を辞めることは少し大袈裟かもしれません。
勉強会などでSEの仲間などのコネを作りよりより労働環境のところで働く工夫などをとるのも良いのではないでしょうか。
仕事を覚えられないので辞めたい
新卒には特に多いかもしれませんが技術のキャッチアップについていけずに周りに迷惑しかかけていないと言う気持ちになり辞めたくなる場合です。
人によって本当に絶望的に相性が悪く、仕事の覚えに時間がかかり10年後も同じように苦しむと言う人も中にはいます。
しかし新卒の間で判断できるとは言い難いです。人がプロになるまでに必要な時間は1万時間と言われています。
プログラミングは特に一部のできる人を除いて普通はできなくて当たり前の頭脳労働です。
周りの人たちが相対的に確かに優秀だったのかもしれませんが少なくとも1万時間が経過する前に辞めてしまうのはもったいないのではないでしょうか。
絶望的に自分とは相性が良くないと言う場合でなければすぐに辞めてしまったも良いかもしれませんが、1万時間と言わずまずは5000時間(2年〜)ほどは手を動かしてみるのもどうでしょうか。
他にやりたいことが見つかった
良くあるSEを辞めたい理由として「他にやりたいことが見つかった」と言うパターンがあります。
もちろん、SEをやる前からやりたかったが妥協してその仕事をした、とかもともと関係することをやっていたがふとしたきっかけでSEをやっている。と言う人もいるかもしれません。
そうした人は若いうちに早いうちに転職した方が良いでしょう。
しかし”SEを辞めるそれっぽい理由を見つけよう”として「他にやりたいこと 」を見つけている人も少なくありません。
それを否定するわけではありませんが、本当にやりたいのであれば土日でも時間のあるうちに自然にそれに近いことをやっていたりするはずです。
例えば日本語教師をやりたい人は休みの日にそうしたイベントに参加していたり、相談するのが好きな人はそうしたプラットフォームを使ってすでにやっていたりするはずです。
つまり元々やっていた、もしくは小さい形でもそれに携わっている、と言う段階のものではなく「他にやりたいことが見つかった」と考えているのであればもう少し深堀りしてできることからやってみても良いのではないかなと思います。
SE以外の業種で転職する場合はどうした業種が考えられる?
新卒であればどの業界でも挑めますが親和性の高い業種の方が転職は成功しやすいです。
一例として相性が良い候補となる職種を上げてみます。
IT系コンサルタント
技術もわかってコミュニケーションもできる人はどの業界でも重宝されます。
SEは同僚や上司と比べれば大したスキルに思わないかもしれませんが素人からするとプログラミングや設計が少しできるだけでかなり高い位置にいます。
そうした技術のわかる人間がコミュニケーションの取れるコンサル業はとても相性が良いかと思います。
特にエンジニアはPMなどへの転職に消極的な人も少なくないためIT分野であればより重宝されやすいでしょう。
Web系のエンジニア
Web系とは主に自社サービスをもった会社のことです。
メルカリやfreeeといったWebサービスサイトを中心としたサイトの企業への転職です。
SEとはまた違った文化がありまた別の辛さなどはありますが若いベンチャー系の会社などで働けば幅広い裁量で仕事ができるはずです。
しかし創業期に作られた負の遺産をリファクタリングしないといけなかったりと別の沼もあるため事前にデメリットについてもしっかり検討しておくと良いでしょう。
デジタルマーケティング
以外にマーケティング業種でもWeb系になると営業よりも数字を改善する仕事が多かったりします。
ですので理系のようにどうすれば数字を改善できるのかA/Bテストを何度も繰り返したり施策ごとの効果を測定したりとエンジニア職の知識を横展開できる機会は少なくありません。
データ分析であればPythonのようなとっつきやすい言語にライブラリが充実しているので自分なりにツールを作ったりして転職先にアピールなどすれば良い印象をもらえることでしょう。
論理的な思考法が必要とされる職種
SEは誰にでもできる仕事ではありません。そのため少なからずも続けられたことは他の人にはできないことです。
SEのように論理的思考や客先とのやり取りなどの微妙なところのスキルが生かせる業界は探せば見つかるはず。
そのため面談では工夫が必要ですが若さを生かして異業種でありながらSEの知識を生かせるところへチャレンジしてみるのもありでしょう。
まとめ
SEを辞めたい場合はまず辞める理由について深掘りしましょう。
辞めたいがためにネガティブな理由を無理やり見つけようとしていませんか?
また新人であるがゆえの辛さは時間が経てば乗り越えられたりするものです。
もちろん体調不良になるくらいであれば行動は早い方が良いのですが一時の気持ちで勢いで辞めてしまうのももったいないですよ。