20代辞めたい

仕事に興味がなくて転職したくなった時に知っておきたいこと

仕事に興味がなくて転職したくなった時に知っておきたいこと
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たかーし
二児の父親。家族との時間を作るために、一念発起して某証券会社を退職。現在は個人事業者として自由に働けるスタイルを確立し、以前より家族との時間も収入も増えました。 簡単な道のりではなかったですが、あのとき仕事を辞めてよかったと心の底から思える今があります。転職経験がある個人事業者の立場から転職のアドバイスを発信していきます。
悩んでいる女性

仕事に興味がなく仕事が苦痛で転職したい!

悩んでいる男性

興味のない仕事をするのは苦痛すぎる。転職したいけど良いのかな

そんな風に感じることってありますよね。
特に20~30代の若い社員に多い悩みの1つで、働く意味を見出すことができず転職することばかり考えてはいないでしょうか?

仕事の興味が失せて、他の仕事に関心を持つことは私もありました。

仕事を辞めたいと思っても生きていくためには働かなければなりません。どうせ働くなら興味や関心を持って活き活きと働きたいですよね。

この記事を読めば仕事に興味がない場合の対策や転職を考える際の注意点について知ることができます。

好奇心を満たしながら働けるようになりた人は最後まで読んでみてください。

何に対して興味がないのかをできるだけハッキリさせよう

仕事に対して興味がない理由は人によっていろいろありますが、だいたい以下の3つのどれかに該当、もしくは近いのではないでしょうか。

まずは何に対して興味がないのかをできるだけハッキリさせてから対策を考えましょう。

第一志望ではない企業に就職した

就職活動では何社も面接を受けることも珍しくないですが、必ずしも一番働きたいと思っている会社に就職できるとは限りません。

第一希望の企業に対する思い入れが強ければ強いほど、第一希望の企業に入社できなかったときの落胆は大きくなります。

プライドが強い人、負けの経験が少ない人は、入社できなかったことよりも落とされたという事実に傷ついてしまいがちです。それを認めたくないので、新しい仕事にも興味が持てないこともあります。

私も第一希望の企業に就職できず、他の企業に入社してからすぐはやる気を失って興味も持てませんでした。

私の場合は最初のうちだけ落ち込んだものの、幸いにも自分に合っている仕事だったので、入社してから1年くらい経つと今の会社でよかったと思えるようになりました。

そう思えるようになったのは、自分に自信が生まれて「自分を落とした第一希望の企業は残念なことをした!」と考えるようになったからです。

仕事に興味が持てないのは、第一希望の企業に入社できなかったことを引きずっているからではないでしょうか?

もちろん、第一希望の企業と仕事の分野が違うという理由で興味が持てない場合もあるでしょう。

たかーし

就職活動の失敗は意外と引きずる!自分をフッた企業への未練を断ち切るのは努力

これと言った目標がない

仕事に興味を持って取り組む人は何らかの目標を持っています。

「営業でナンバーワンになりたい」

「○○にこだわった新製品を作りたい」

など職種によって目標も異なりますが、どんな職種でも目の前の小さなことから、大きなことまで目標を持とうと思えば持てるはずです。
しかし仕事に興味がなくなると目標を立てることも面倒になってしまいます。

見方を変えれば、仕事に興味がないから目標が立てられないのではなく、目標が立てられないから仕事に興味がないわけです。

目標がないと意欲的に仕事に取り組めず、成長の実感もなければさらにやる気はなくなります。

単調な仕事

簡単で単調な仕事も興味をなくす原因の1つになります。

単調な仕事としては、

・流れ作業

・事務作業

・軽作業

などがあります。

単調な仕事は目標も立てにくく、仕事のモチベーションが低下して仕事以外に興味が向いてしまいがちです。

ただし単調な仕事でも自分なりに目標を立てて興味を持って働いている人もいるので、「単調な仕事だから興味が持てない」というわけではありません。

小さな目標を立てることでマンネリ化を防ぐことができます。

たかーし

スピード、達成数、正確さ!単調な仕事でも目標は立てられる

入社前のイメージと入社後の現実が違う

第一希望の企業に就職できたとしても、事前に抱いていたイメージと現実が大きく異なると仕事に興味をなくしてしまう原因になります。

特に入社してから仕事に慣れるまでは研修期間になり、思い描いていたような仕事ができる機会は多くありません。
入社前のイメージと入社後のギャップが大きければ大きいほど、向上心が失われて仕事に対する興味もなくなってしまいます。

「業界・分野に興味がない」場合に考えておきたいこと

働いている業界、分野に興味が持てない!という理由でやる気を失っている人は、どんな業界・分野なら自信を持って興味が持てるのか考えてみましょう。

たとえば、現在している営業に興味が持てない人が、飲食の仕事に興味を持っているとします。

・料理のスキルを上げたい

・お客様に美味しい料理を作って喜んでもらいたい

・インスタ映えする料理が作ってみたい

など、飲食店に持つ興味もいろいろあると思います。

しかし、よくよく考えてみると「料理のスキル」や「インスタ映えする料理が作ってみたい」というのは仕事でなくてもプライベートでできることですよね?

プライベートでやってみて、それを仕事にしたいと本気で思うなら転職を考えてみるのも1つの方法です。

やったことがない仕事に対して興味を持つのは自然なことですが、そこに興味を持つあまり今の仕事に興味が持てなくなってはないでしょうか?

営業をしたことがない人は営業の仕事に対して、

・人と話せるスキルが身につく

・自由に時間が使える

・ノルマは大変そうだけどやりがいがありそう

などの興味を持つでしょう。

自分の経験したことがない職種には何らかの興味を持つものです。自分の仕事に対して持たれる興味についても客観的に考えてみましょう。

そうすることで、今の仕事の業界・分野で新たな興味が見つかるかもしれません。

たかーし

趣味も特にない人で合っても日常で特に意識しなくてもやってしまうことに自分の得意なことや継続できることが隠れていたりするよ!

自分では当たり前のことなのに友達から何故かすごいと言われるようなことは意外と自分に合っている可能性がある。

「作業そのものに興味がない」場合に考えておきたいこと

「仕事の作業そのものに興味がない」と思うのは、誰でもできる簡単な仕事をしている人に多いです。

また人とコミュニケーションを取ることが得意な人が単純作業ばかりする、頭を使うことが好きな人が単調な仕事ばかりするなど、自分の気質と作業が合ってないと興味をなくしやすいです。

作業に興味がないと、仕事そのものが大きなストレスになってしまいます。

配置を変えてもらうことで対応できる場合もありますが、工夫をすることで興味を持つようになれることがあります。

たとえば、

・会社の売上や販売手法などを聞いたり調べたりして自分の作業がどのような意味を持っているのかを知る

・上司にあたる人の仕事内容を聞いてみて興味がわけばそれを目標に今の仕事に打ち込む

・単調作業の中にも目標を作ってみる

また今の仕事の範囲が狭すぎて他に応用が効かないと思う人も「流れ作業なら正確性」、「組立なら器用さ」のようにスキルとして受け取ってもらえるものはどんな仕事でも見出せます

さらに言えば”数字で改善できたことを他人へ説明できる状態”を目標にしてがんばってみると仕事が楽しくなるかもしれません。

例えば工場作業で「欠品数が100個だったものを改善提案を出したり自分が作業に加わってから10個にまで減らすことができました」と言えたら誰だって「この人は品質管理ができる人だな」とか「それだけ器用な人なんだ」と認識してもらえる自分を想像できるはずです。

単調な仕事でも自分にプラスになることを考えれば、興味が持てなくてもやる気につながることはあるでしょう。

たかーし

考える前から諦めない!まずは今の作業に興味を持てるようになる自分にとっての手がかりを考えてみよう。

「仕事の意義を感じられず興味がない」場合に考えておきたいこと

中には、「仕事そのものに意義を感じられずに興味が持てない」という人もいるでしょう。

仕事そのものに意義を感じられない理由として、

・趣味や習い事などプライベートを重視している

・働くことは生きるために仕方がないと冷めている

・している仕事が社会の役に立ってないと感じる

「趣味や習い事、働くことは生きるために仕方がない」というのは、仕事とプライベートを割り切っていると言えます。
プライベートが充実していれば、それがモチベーションになって仕事の原動力につながることもあるでしょう。

仕事はお金を稼ぐ手段と割り切るのも方法の1つです。

問題なのは、「している仕事が社会の役に立ってないと感じること」です。

仕事は1つ1つの作業ではなく、すべての作業が1つにまとまって社会貢献になると考えることが大切です。

私は証券会社で金融商品を売る営業をしていましたが、提供した金融商品でお客様の資産を増やすことが社会の役に立っていると感じていました。

しかし、1つの金融商品を売るまでには、価値の高い金融商品を分析する人、事務をする人、クレーム対応する人、部署を取りまとめる人など、さまざまな仕事が複合的に絡みあっています。

どの仕事も欠けてはならず、「意味のない仕事なんかない」と思い働いていました。

今の仕事も何らかの形で役に立っているはずです。今一度、仕事の意義を考えてみましょう。

本当に興味がないだけ?外部要因で興味が湧かない可能性と対策

仕事にやる気が出ないのは、本当に興味がないだけでしょうか?

どんなに好きでやりがいのある仕事でも、外部要因で仕事に興味がまったく持てなくなるケースもあります。

たとえば、

・同僚との仲が悪い

・上司の叱責がきつい

・給料が低い

・休みが少ない

などです。

興味がある仕事でも、人間関係が悪いと仕事には集中できません。

繊細な人だと、「仕事を頑張りたいけど結果が出る前に人間関係で心が崩壊しそう。その前に自分の感情を押し殺そう。」と、心が原因で興味を失っているかもしれません。

また興味がある仕事でも、給料・休みなどの不満を持っていると「こんなに頑張って働いているのに働く環境は改善されない。頑張ることに意味はあるのか?」とやる気が失せます。

この場合は考え方でどうにかなる問題ではないため、信頼できる上司に相談してみることをおすすめします。

それでも改善しないなら、同じような職種で就業条件がいい他の会社に転職することも視野に入れましょう。

ADHDの可能性も?ADHDの場合は興味が偏重しやすく飽きやすいので相応の仕事を選ぶと良い

仕事に興味が持てない理由として、発達障害の一種である「ADHD」が関係しているケースがあります。ADHDには、「不注意」、「多動性」、「衝動性」の3つの症状があります。

具体的な症状としては、

・整理整頓ができない

・マルチタスクが苦手

・予定の管理が苦手

・落とし物、失くし物が多い

・集中できない

・体を動かすことが多い

・待つことが苦手

・計画を立てることが苦手

・思ったままの言葉を口にする

などがあります。ADHDの人は仕事の向き不向きがあり、自分に合ってない仕事だと失敗も多く仕事に興味が持てません。

その一方でADHDの特徴が長所になって仕事に役立つケースもあります。

ADHDの仕事にプラスになる特徴として以下のようなものがあります。

・発想豊か

・好奇心が旺盛

・興味のあることに大きな集中力を発揮

クリエイター、エンジニアのように個人の発想を仕事に活かせる職種には向いています。

ADHD、もしくはADHDの特徴が見られる人は、興味がない仕事を続けるより、自分に合った仕事を見つけるために転職することをおすすめします。

調べれば色々と出てきますよ。

たかーし

自分はADHDかもしれない?そう思うなら専門機関で相談してみよう!その上で自分にあった仕事を相談したり考えてみて。

興味の有無で選ぶより自然に続けられることで選ぶ方が良い理由

興味が持てなくて仕事をやめたい!と思っている人は、仕事の意味についても考えてみましょう。

仕事にやりがいを持てるならそれが理想ですが、仕事でもらうお金は働いた対価でもあります。

楽して簡単にお金が入る!なんてことはなく、興味の有無以前に働くことはしんどくて大変なことです。

仕事に対して自分がどんな風に向き合えるかどうかによって、仕事への興味や楽しさ、辛さが変わってきます。

たとえば、営業が失敗したとします。

同じ失敗でも、

「頑張ったのに失敗した。これまでの努力は水の泡だ。何のために仕事をしているんだろう。」

と悩んで仕事に興味を失っていく人もいれば、

「営業に失敗した。次はもう少し先方の話を聞いてから商品を勧めよう。営業は奥が深いな!もっと頑張ろう。」

と仕事にますます興味を持つ人もいます。

楽しそうに働いている人は、どんな仕事でも同じように楽しく働ける人です。
しかも本人はあまり自覚的でない場合があります。

ほとんどの人はは誰もやりたくなくお金をもらうために仕方なく働いている意識があるのではないでしょうか。

しかし自分が特に意識せずともやれてしまう、だけど何故かみんなはあまり上手にできない。といったことがあれば自分にとって苦ではなく楽しく続けやすい仕事である可能性があります。
もし今、興味がなくても誰にも真似できない仕事をしてお金をもらい、誰もやらないことや真似できないことが自然にできているのであれなら仕事を続けるチャンスです。

仕事は興味の有無より、自然に続けられるかどうかをまずは意識してみてください。

その上で、考え方を変えて仕事に楽しみを見出していけるのが理想の働き方と言えるでしょう。

経験年数が積み重なると仕事の幅は広くなる

仕事に興味を失っている人は、こんなことを考えてはいないでしょうか?

「今の状態がいつまで続くんだろう。このまま年を取って老いていくのがツライ。もっと他に自分に合う仕事はあるはず!」

今の仕事が自分のためになっていないことが前提になっていますよね。

しかし、単調な仕事でも繰り返すことによって少しずつスキルは上がります。出世すれば他部署との関わりも増えるかもしれません。

コツコツ仕事をしていれば、経験年数も積み重なって仕事の幅を広げることができます。

そのために、「今している仕事には意味がある」と考え方を変えることも大事です。

「仕事に興味がないから転職」と簡単に考えてしまうのではなく、「今の仕事を積み重ねることで仕事の幅を広げることはできないか?」と今の仕事を続けるメリットも考えてみましょう。

たかーし

今の仕事をムダと思わないで!今後に活かせるかどうかは自分次第。
小さい会社であれば経験と信用を積み重ねることで平から社長までどのポジションにでもなれる可能性があるよ。

まとめ

仕事は興味の有無だけで決めるものではなく、興味より続けられるかどうかの方が重要です。その上で、どうせ働くなら楽しく働きたいですよね。

仕事のやる気は気持ちの切り替え、仕事の興味は視点の切り替えで生まれます。最終的に仕事が楽しめるかどうかは自分次第なのです。

仕事に興味がなくて転職したいと考えているという人は、ぜひこの記事を参考に自分の働き方を見つめ直してみてください。