体験談

人材派遣会社から夫と一緒に独立してワークライフバランスを手に入れた話

人材派遣会社から夫と一緒に独立してワークライフバランスを手に入れた話

転職満足度9点/10点

こまさん 女性・38歳の頃(現39歳)

職業: 人材派遣営業→独立(営業・広報担当)

年収: 500万円→360万円

従業員規模: 2200人→2人

私は2児の子供を育てながら働くワーキングマザーのこまさんです。

去年の春、18年間のサラリーマン人生を卒業して、独立しました。

現在は夫と2人で、自宅で会社を経営しています。

私がサラリーマン人生の最後に勤務していたのは、人材派遣会社でした。

職種は営業職です。「女性営業」と言うと、さぞかしやり手な女性と思われがちですが、そんなことはありません。

人材派遣業界は他の業界に比べて、女性が活躍しやすい風土があります。

なぜなら、派遣スタッフは女性が圧倒的に多いため、担当する営業も男性より女性の方が親近感を感じてもらえるケースが多いのです。そのため、社内で昇進する女性も数多くいました。私はこの人材業界の風土が好きで、結果的に10年間と長きにわたり勤めました。

10年の間に結婚して家族が増えて母親になっても、なおキャリアを追い求め、サラリーマンとして働き続ける自分へのプライドがありました。また、営業として直接お客様の役に立てることが嬉しくて、仕事に没頭する日々でした。

子育てに問題が…

しかし、子供の成長とともに悩みが変化していきます。

上の娘が小学校に入学し、いわゆる「小一の壁」が立ちはだかったのです。

私が夕方仕事を終え、下の子を保育園に迎えに行き、18:30過ぎに帰宅するまでの間、娘は一人で帰りを待っています。また、夏休みなどの長期休暇中は学童に預けるか、祖母の家にお願いするか。やりくりに頭を悩ませました。

「お母さん、学童もう飽きたよ」

「え、今日もまたばぁばの家?」

娘からそう言われる度に、胸が苦しくなりました。

(娘もそのうち成長するから問題ない)

(いや、今しかない時間を捨てていいのか)

キャリアか。家族か。自問自答の日々でした。

ちょうどその頃、新規で大口のお客様を担当することになりました。その場所が、自宅から2時間もかかる場所だったのです。

(今までのスケジュールで働くのは無理かも・・)

そんな時、夫が「話がある」と。

今経営している会社から独立して、夢だったコンサルを仕事にしたい。良かったら一緒にやらないか

夫は独立を考えて、計画を立てていたのです。

私は今まで“社会人=サラリーマン” で“独立するのは別世界の人”という固定概念がありました。その概念が、一気に身近になった瞬間でした。

(人生一度しかない)

(たとえ独立して失敗しても、また違う道を探せばいい)

夫の話に背中を押され、退職を決意しました。

退職にあたり、周囲への負担を最小限に減らすため、以下3つを実行しました。

1、退職日は会社の意向を考慮する(4ヶ月後に決定)

2、引継書は前もって作成し、メンバーと共有する

3、お客様への挨拶回りは余裕をもってスケジューリングする

お世話になった会社とお客様になるべく迷惑をかけたくないという想いです。

退職まで4ヶ月間のゆとりがあったため、余裕をもって進めることができました。

そして転職へ

そして勤務最終日。

私が入社した時からずっとお世話になったマネージャーから声を掛けられました。

「どこでも活躍すると信じている」

「もしまた戻ってきてくれた時は、両手を広げて歓迎する」

涙が出そうなくらい嬉しかったです。

勤務中の実績はもちろん大事ですが、退職が決まっても最後まで周囲に配慮したからこそいただけた言葉だと思っています。

独立してからの生活

さて、独立を果たした現在は、夫と二人三脚で仕事をしています。

人生で初めての自営業、かつ在宅での仕事は、穏やかな時間が流れています。

サラリーマン時代は、会社の誰かがやってくれた給与の支払いから法定調書の提出まで、すべて自分がやらなくてはいけません。経費の勘定科目も、ネットで一つ一つ調べながら処理しています。

それでも、子供の「ただいま」に「おかえり」で迎えられること。

子供の「あのね」をゆっくり聞けること。勉強を見てあげられること。

仕事の合間に家事をできること。愛犬のお世話をできること。

これら何気ないことが、自分の幸せだったのだと気づけました。

それも今までのサラリー人生18年があってこそ。

私の18年間は決して無駄ではなかったと思います。

会社員から独立してもキャリアは無くならない。

たとえ失敗してもやり直しはできる。キャリアは地続きだと実感しています。

ワークライフバランスで悩みながら日々忙しく働いているお母さんへ。

独立して働く。在宅で働く。こういったキャリアもあるよと、参考になれば幸いです。

インタビュー

編集長

こまさん、体験談ありがとうございました。

子供との時間をつくるために独立を果たせたのは素晴らしいですね。

独立はとても勇気がいることだと思います。その後の調子はどうでしょうか。

こまさん

環境は非常に満足しています。

ただ、夫の力に頼ってビジネスを軌道に乗せているので今後もっと自分の実力をつけて貢献したいと思っています。

編集長

なるほど、今後もビジネスがうまくいくと良いですね。

最後に、こまさんと同じように子供との時間を過ごすために思い切って独立しようか悩んでいる人に対して何かエールをもらえないでしょうか?

こまさん

まずは副業からスタートしてみるといいと思います。

明確なビジネスプランが無いうちは、完全独立するのは不安が大きいと思います。副業であればリスク無く、自分の可能性を探ることができるはずです。

今はネット上に様々なノウハウが公開されているので、「なんとなく続けられそう」と思えることに一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。応援しています!

独立も収益の目処が立っていない状態だと会社員の頃より波乱万丈になることもあります。

こまさんのおっしゃるように、難なく続けられる副業を見つけて一歩ずつ踏み出してみるのも良いのではないでしょうか。