体験談

【教育なし】目指したい先輩のいない環境で広告代理店を辞めて転職した話

【教育なし】目指したい先輩のいない環境で広告代理店を辞めて転職した話

転職満足度7点/10点

ぎわゆ 女性・24歳の頃(現26歳)

職業: 広告代理店→広告代理店

年収: 300万円→400万円

従業員規模: 200人→120人

見本にしたい人がいない…!このままでいいのだろうか。

ぎわゆです。
これは私が新卒で上京してから広告代理店→別の広告代理店へ転職(当時24歳)でした話。

はじめての都会!やりたかった仕事!

田舎生まれの田舎育ち。

はじめて暮らすことになる大阪の地に降り立ち私は胸を膨らませていた。

自分のやりたいことを真剣に模索した大学4年間。

(何か新しいものが生まれる手助けをしたい。)

そう思った私は広告代理店就職を目指して必死に就職活動をした。

そして念願の第一志望の広告代理店への入社が決まったのだ。

バリバリのキャリア志向だったため、彼氏との遠距離恋愛にも後ろ髪惹かれることもなく

厳しいと言われる広告業界に身を置くことは私にとって何の抵抗もなかったのだ。

自分の手でつかんだやりたかった仕事と、住みたかった都会暮らし。

これから待っている新しい生活にワクワクが止まらなかった。

これが何の穢れもなく疑いも持たなかった私の新卒時代の淡く忘れられない記憶だ。

私の配属は希望していた営業職に決定した。

新人であり、もちろん社会経験もないため、

雑用から掃除までこうしたことは新人の仕事として当然!

と何の違和感もなく行っていた。

私が働いていて違和感を感じたきっかけは入社して約半年頃に訪れる。

営業として数字を作るのは当たり前でもちろんその自覚もあり必死に頑張っていた。

その中で新人の私が新規の数字を求められることが増えたのだ。

もともと体育会系の会社なので、新人がコマとなり新規を取っていくことこそが勉強だという風潮があることももちろん知っていた。

しかし、きちんとした教育や指導もなければ追いかける背中もない中で、

ただただ自分のオリジナルなやり方で新人の私が「0を1にする」案件を獲得するには限界があるのでは。

そう考えながら迷走しているうちに徐々に私も疲弊していったのだ。

転職を決意したとあるキッカケ

私が会社を辞めると決意したのはそんな出来事があったことも理由だが

何といってもここに居てなりたい社会人像が見つけられないと感じたことが大きい。

周りを見ても、同じチームの上司も女性の先輩を見ても、自分が数年後になりたい像を見つけることができなかった。

新卒時代によく言われる「まずは3年」。

3年働いてみなければ会社や社会の本質を知ることができない。

そう言われる理由も社会に出て働くうちに重々わかっていた。

しかし、正直そんな言葉に意味はあるのかと自問自答した。

なぜなら今のような状況の中で働き続けることは、色々なことを吸収できる自分の人生を浪費しているとしか思えなかったのだ。

結局今あるのは1年でも3年でも自分のための貴重な自分の時間。

チャレンジできる今しかない時間を無駄遣いしないために2年間働いたのちに転職を決意。

そうして私は転職をした。

そして追いかけたい背中のある職場へ

やはりやりたかった仕事自体は嫌いになったわけではなかったので、同じ広告代理店の営業職として今も働いている。

やりたかった仕事を心から嫌いになって辞めることにならずに良かったと思っている。

人数規模は少し減った程度。

給与も少し増えた程度ではあるが今の状況に全く不満はない。

新しい会社は年の近い先輩でもみんな違った考え方や働き方をしていて、

それぞれヒントになり真似したいと思うことや吸収したいと思える。

直属の上司に関しては、人としても尊敬できるので仕事でもプライベートでも悩みを聞いてもらっている。

いつか私もあんな先輩になりたいと思えることは幸せなことだ。

(いつかは自分もあんな先輩になりたい。そして自分の後輩が参考にしたいと思える背中を見せたい。)

そう思えたことと、そう思わせてくれる会社に転職できたこと、この選択は間違いはなかったと言える。

ぎわゆさんへインタビュー

編集長

ぎわゆさん、体験談をありがとうございました。

企業によっては新人を教育する余裕のないところや外資系のようにドライな風土のところは少なくありませんね。

人によっては就業年数が短いため転職で苦労する人もいると思います。ぎわゆさんが転職で苦労したことはありませんでしたか?

ぎわゆ

確かにある会社では「Web広告の経験は?」などと聞かれて、もちろん経験もなく、首を傾げられたことが忘れられません。

就業年数が短いと経験もスキルも求められているものに及ばないのは当たり前なので少し苦労しました。

こうしたこともあり、最初は少ない年数での転職はどうなんだろうと不安に思っていましたが、自分がこれだけはやり切ってこの意思は強い、と言い切れるものがあればきちんと見てくれる会社はあると感じます。

編集長

スキルや経験の代わりにやり切れることをアピールするのは良さそうですね。

ちなみに転職回数はどのくらいでしたか?
また転職先は同じく広告代理店とのことですが、同分野の会社じでしょうか?それとも異分野でしょうか。

ぎわゆ

仕事をしながら受けていたので、5社ほど受けて1社の内定でした。内定を受けたのは同分野の総合広告代理店です。

編集長

ぎわゆさんは転職エージェントとしてマスメディアンを利用されたそうですが実際に使ってみてどうでしたか?

ぎわゆ

良かったところは広告業界について専門なので、幅広く顔もきき必要な情報も聞きやすかったです。専門なので事例やアドバイスも的確でした

悪かったところは、広告業界以外の業界を聞くこともできなかったのでちょっともったいなかった気がします。もう少し視野を広げるチャンスは意識すべきでした。

編集長

なるほど。

では最後に、ぎわゆさんと同じ新卒で目指したい先輩のいない職場でモヤモヤしている人がいたらなんとエールを送りたいですか?

ぎわゆ

自分は10年後になりたい背中がこの会社にある?ないなら絶対にもったいない!新卒だろうが中途だろうが自分が生き生きと働ける職場に身を置くべき。あー転職してよかった、って思えるハズ。