これは、私が新卒で5年間勤めたブライダルの企業から、今の企業に転職したお話です。
とてもやりがいもあり楽しかったブライダル時代でしたが、何があり転職を決意したのか?そして転職後の今どう思っているのか?を順を追って、お話していきたいと思います。
■楽しく働いたブライダル時代
私は大学を卒業してから、新卒で入社したブライダルの企業で丸5年間働いていました。
人と関わる仕事がしたかったこと、自分が成長できる仕事がしたかったことから、ベンチャー企業のブライダルであったこの会社を選びました。
若い会社で、働いている人も若かったので自分が努力して成長さえすればどんどんステップアップしてポジションを任せてもらえる会社でした。
私は営業、プランナー、そして現場も経験させて頂き、マネージャーとして管理職まで経験させて頂きました。
やりがいの大きな一つは、想像しやすい通り、ダイレクトにお客様に感謝される仕事だったことです。
お客様から、「RINさんに担当してもらえて良かった!」「こんなプランナーさんに出会えて良かった!」と言っていただけることもあり、お礼のお手紙やサプライズでプレゼントをくださったりする方もいて、本当に嬉しいことが多かったです。
今でも仲良くさせて頂いて、お付き合いが続いているお客様もいて、本当に一期一会のとても素敵な仕事だったと思います。
もう一つのやりがいは、自分の成長をどんどん感じられる環境だったことでした。
前述したとおり、自分の頑張り次第でどんどんポジションを任せてもらえて成長を感じることができました。
新卒から5年間という短い期間で、管理職まで経験させてもらえる企業は中々少ないと思います。
おかげで、5年間でかなり濃い社会人生活を送ることができました。
一緒に働く仲間も、同じようにそんな会社の理念に共感して入社してきている人も多かったので、一緒にモチベーション高く働くことができました。
人の成長に重きを置いている会社だったので、お互いに切磋琢磨して働くことができ、プライベートでもとても仲良くできたので、本当に社風が良い会社だったと思います。
■ブライダル時代に辞めたくなったこと
そんな一方で、もちろん大変だったことは多々ありました。辞めたいと思ったことも何度もあります。
一つ目はお客様の理不尽にも耐えなければいけない場面があったことです。一生に一回のイベントのため、大きなクレームはありました。
もし当日にミスが発生してしまえば、時間は絶対に取り戻せないため、クレームの中にはこちらのミスという場合もありますが、中には理不尽なクレームもたくさんありました。
いわゆるクレーマー気質のお客様です。
しかしあくまでお客様第一の仕事ではあるため、中々無碍にすることもできないのが辛い部分ではありました。
時には自分のせいではないことでも、頭を下げなければいけない場面もあります。そういう時は何度も「もう辞めてしまいたい」と思うことがありました。
もう一つは労働環境です。
元々ブライダルは大変だと言われている業種ですが、その中でもベンチャーだったため、労働環境はあまり整っていませんでした。
夜中遅くまで働いており、深夜を過ぎることは日常茶飯事、休み返上も日常茶飯事でした。
今となってはかなり改善されているようですが、私が居た時代はまだまだ良くしようとしている途中段階だったので、仕事は終わらないほどたくさんあるのに、早く帰れと言われる、という難しい環境での仕事でした。
こっそり家で仕事をすることもしょっちゅうでした。
常に疲れていたので休みはずっと寝ている状態で、遊びに行ってもずっと眠たい・・という感じです。
ほぼプライベートは充実させることができませんでした。そんな環境だったので、普通に朝から夜まで働いて、カレンダー通りのお休み、という環境に憧れていました。
こんな風に大変な部分もたくさんありましたが、前述したやりがいの部分がやはり大きく楽しく働けていたので、続けることができていました。
■5年目に訪れた体調不良により転職を決意
4年目からマネージャーというポジションで働かせて頂くようになり、マネジメントを学んでいました。
マネージャーの仕事も非常にやりがいがあり、自分だけでなくメンバーの成長に寄与できるように試行錯誤しながら働くことで、とても自分自身成長できました。
チームのメンバーにも恵まれていたのでとても楽しかったです。
しかし5年目に入ってから体調不良が続くようになってしまいました。
夜に全然眠れなくなったり、吐き気がしたり、血尿が出たりと、自分の身体がSOSを出すようになってしまったのです。
原因は複数考えられましたが、一つは身体的な部分で、今まで無理をしてでも自分の身体にムチを打って働いてきたことでした。
もう一つは精神的な部分で、マネージャーというより責任ある仕事で、責任の重圧からストレスを抱えていたことでした。
自分としてはそこまでストレスだと感じていなかったのですが、メンバーのことを四六時中考えて思い悩むこともあり、実はストレスとしてかなり蓄積されてしまっていたのでした。
そんな不調から、年齢的にも無理な働き方はもう難しくなってきたことに気がつきました。
病院にもかかりながら仕事を続けていましたが、病院に通うほど不調が続いたことから、自分の身体のために転職することを決意しました。
また新卒からその会社しか経験したことがなかったので、別の会社も経験してみたいという思いもあったので、タイミングがちょうど良かったです。
■転職活動~現在まで
働きながら転職活動を初め、エージェントに登録をして面接に行くようになりました。
自分の身体のための転職であったため、土日休みで終わる時間も遅くない仕事で転職先を探しました。
その中でも、元々働いてきたことを活かすことができるのは営業職だったので、営業職に転職をしました。
転職してからは、土日休みで仕事が終わるのも19時頃なので、身体的にもかなり楽になりました。
カレンダー通りに休みになると、こんなに休みがあるのかと驚きました!
夜にゆっくりテレビを見たり、ゆっくりお風呂に浸かったりできるという小さな幸せを実感しています。
休みの日も疲れていないのでたくさん遊びに出かけることができて、土日休みの友人とも休みをあわせることができるのがとても嬉しいです。
今は社会人になってから初めて、プライベートを充実させることができています。
仕事は営業なので、日々数字に追われるプレッシャーは大変ですが、今は管理職ではないので、自分の部下のことなどは考える必要が無く、自分が頑張れば良いためその面でのストレスもなくなりました。
おかげで今は自分の成績だけにコミットして、のびのびと仕事をすることもできています。
仕事のやりがいや楽しさは前職の方が勝っていますが、それができたのは若かったからというのがあったので、今は今の働き方が自分に合っているなと思っています。
自分の年齢やライフスタイルに合わせて、自分に合った環境で働くのが一番良いですね。
RINさんへインタビュー
転職したことでライフスタイルにあった働き方に変わったということですが、いくつかお尋ねしてみたいことがあります。
広告の営業とのことですがどのような仕事内容になりますか?
リクルートでホットペッパーグルメの営業をしています。
有名な媒体でのお仕事になるのですね。
ちなみに転職エージェントを利用されたということですがどのエージェントを活用しましたか?またエージェントの良かったところと悪かったところを教えてもらえればと思います。
リクルートエージェント、マイナビエージェントを利用して、1番利用したのはマイナビエージェントです。
「良かったところ」連絡など迅速に色々と対応してくれたところ。
「悪かったところ」リクルートエージェントで選考進んでいた会社に決めようとしたところ上司まで出てきて止められたことです。
会社の人が転職エージェントへ介入するのは色々とアウトですね汗
過去のRINさんと同じように今の働き方では体力が追いつかない人に対して何かアドバイスをお願いいたします。
体力が追いつかない場合は解決する方法は二択で、今の仕事で働き方を変えられる方法を考える(部署異動やリモートワークにしてもらう)か、転職だと思います。
それをせずに無理して働き続けると自分の身を削るだけなので、思い切って行動した方がいいと思います。
働き方が変わってライフワークが変わると今まで見えなかった世界も見えてくるものがあると思うので、是非行動してほしいです。