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会社を辞めたい相談ができない人が相談できるようになる方法

会社を辞めたい相談ができない人が相談できるようになる方法
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たかーし
二児の父親。家族との時間を作るために、一念発起して某証券会社を退職。現在は個人事業者として自由に働けるスタイルを確立し、以前より家族との時間も収入も増えました。 簡単な道のりではなかったですが、あのとき仕事を辞めてよかったと心の底から思える今があります。転職経験がある個人事業者の立場から転職のアドバイスを発信していきます。

会社を辞めたい!と思っても、「自分の決断だけで辞めてしまっていいのか?」、「もっと他の選択肢はないのか?」など、いろいろ不安に感じることもありますよね。

転職は今後の人生を大きく変えるイベントになるので、自分1人だけで決めてしまわず、信頼できる人に相談してアドバイスしてもらうことをおすすめします。

身近に相談できる人がいればいいですが、中には相談できる人がいない!という方もいるかもしれません。転職の相談は身近な人だけでなく、労働相談コーナーやサイト、転職エージェントを利用して行うこともできます。

知らない人に相談するのは不安と思うかもしれませんが、自分を客観的に見てくれる人のアドバイスも転職では大いに参考になります。

この記事では、会社を辞めたい相談ができない人が相談する方法、アドバイスをもらった上での注意点について紹介していきます。

会社を辞めたいのに相談できない場合に取れる選択肢

会社を辞めたい相談は、家族や知人など自分の信頼できる人にするのが一般的と思われているかもしれません。
しかし、家族や知人だからこそ、会社を辞める相談がしにくい!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここでは、家族や知人に会社を辞めたい相談ができない方が知っておきたい相談できるサービスを3つ紹介します。

パワハラや不当な労働条件を受けた人は総合労働相談コーナー(厚生労働省)

会社を辞めたい理由は人によってさまざまですが、以下のような理由で辞めたいと考えている方もいます。

・パワハラがひどい

・セクハラを受けている

・嫌がらせやいじめを受けている

・賃金を不当に引き下げられた

・休みが一切ない

・サービス残業が異常に多い

このように会社や職場内で不当な扱いを受けて会社を辞めたいと考えている方は、最初に総合労働相談コーナーの利用をおすすめします。

総合労働相談は全国の労働基準監督署内などの379か所に配置されており、電話・直接面談のどちらにも対応しています。また、異性への相談に抵抗がある方は同性の相談員に相談することも可能です。

総合労働相談コーナーに相談すると、問題解決を図るために必要な行動や手順などのアドバイスをもらえます。

総合労働相談コーナーに相談したことが会社にバレる心配はなく、相談にかかる費用も無料なのでお金の心配も必要ありません。

相談してアドバイスをもらうことで簡単に問題が解決するケースもあるので、職場内のトラブルや対応が原因で仕事を辞めたい方は、総合労働相談コーナーを利用してみましょう。

職場以外でキャリアアップやリタイヤなど前向きな相談をしたい場合はクマレルやココナラなどで相談相手を探す

やりたいことがあって仕事を辞めたい方、キャリアアップを図りたい方などは、人生経験が豊富な人に相談してアドバイスをもらうのもありです。

身近に経験豊富な人がいない!という方は、クマレルやココナラなどのサービスを利用してみるのもおすすめです。

クマレルやココナラのサービスは以下の通りです。

<クマレルとは?>

話し手と聞き手をマッチングするプラットフォームで、「クマさん」と呼ばれる聞き手に一定の報酬を支払い、話しを聞いてもらうことができます。報酬はユーザーによって異なりますが、30分の相談だと1000円~くらいです。

<ココナラとは?>

スキルの売り買いができるスキルマーケットです。いろいろなスキルが出品されていますが、相談を出品している人もいます。費用はユーザーによって異なりますが、30分の相談だと1000円~くらいからです。

クマレルもココナラも自分のことをまったく知らない第三者からのアドバイスがもらえます。有料になりますが、相談できる人がいない人や客観的なアドバイスが欲しい人などにおすすめです。

また家族や知人に仕事を辞めるのを反対されていて、「どうやったら説得できるのか」というアドバイスをもらうために相談してみるのもよいでしょう。

転職について自分の市場価値や悩みお希望との兼ね合いで会社探しのできる転職エージェント

転職の相談は無料で利用ができる転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントとは、企業と転職希望者のマッチングを行っているサービスです。転職のプロと呼ばれる専門のコンサルタントが転職の相談~スキル・経験や希望条件から自分に最適な求人情報を探してくれます。

転職エージェントは、

・仕事を辞めたいけど転職が不安

・自分のスキルや経験が転職にどれくらい活かせるか知りたい

・転職して給料や待遇はどれくらい悪くなるのか教えて欲しい

という方にもおすすめのサービスです。

中には、「転職エージェントで相談をして、やっぱり今の仕事の方が自分に合っているので会社を辞めない」という方もいます。このような場合も費用は一切発生しないので安心です。

たかーし

プロのアドバイスは納得できることも多い!転職エージェントは求職者の強い味方

仕事のどこに不満があるのかを分析する

仕事を辞めたい理由によって相談する先や内容は変わってきます。まずは仕事の不満や辞めたい理由を整理してみましょう。

辞めたい理由を分析する方法として「マインドマップ」がおすすめです。

マインドマップとは、頭の中で考えていることを紙に書き出して可視化する方法です。

基本的なルールとしては、

・紙の中心から書く(仕事を辞めたい理由)

・中心から放射状に広げて書く(給料、人間関係、仕事内容など)

・さらに枝を広げていく(仕事内容なら○○の営業、○○の雑務など)

マインドマップを書いたら、それぞれの課題が本当に解決できないかどうかを考えましょう。そうすることで、「解決できないなら仕事を辞めて転職を検討する」、「解決できそうなことがあるのでもう少し頑張ってみる」と今後の行動について見直すことができます。

不満が自分でもわからない場合はカジュアルに外部サービスを使って相談できるところを使おう

マインドマップを書いてみても、仕事を辞めたい理由があんまりない場合や会社への不満が少ないなら、自分で今後のことを判断せずカジュアルに相談できる外部サービスの利用をおすすめします。

本気で仕事を辞めたいと考えているなら、今後のことを考えてお金はできるだけ手元に残しておいた方がいいです。

外部サービスを利用する場合も、最初からクマレルやココナラの有料サービスを利用するのではなく、労働相談コーナーや転職エージェントなどの無料サービスの利用をおすすめします。

これらの無料相談サービスを利用し、なおかつ他に相談したいことがあるという場合に有料サービスの利用を検討しましょう。

たかーし

カジュアルな相談なら転職エージェントがおすすめ!気軽に相談してみよう

いきなり辞めるべきではない理由

会社を辞めたくても、そのときの感情で辞めるのは絶対にNGです。

会社に迷惑をかけるのはもちろんですが、自分自身の転職活動の幅を狭めてしまうことになります。

たとえば、明日仕事を辞めたとします。明後日からは仕事がないわけですが、それから求職活動をしてもすぐに仕事が見つかるとは限りません。

求職活動をしている最中も1日1日生活費がかかり、そのお金はこれまでの貯金や退職金などからカバーしなければなりません。

日々お金がなくなる状況の中で、冷静に落ち着いた気持ちで次の仕事を探すのは簡単ではありません。
結局、気持ちの焦りから希望する条件を引き下げて慌てて仕事を探すことや、企業からの納得できない条件を呑んでしまうことにつながります。

在職中でも転職エージェントの力を借りながら次の仕事を探すことも可能です。次の仕事が見つかって離職する準備を進めても問題ありません。

転職で後悔しないためにも在職中から転職活動を始めましょう。

たかーし

転職の成功のカギを握るのは心の余裕!焦らないためにもいきなり辞めないようにしよう

ただし健康に関わることは絶対に無理をしない

会社を辞めたい理由が健康に関わることなら絶対に無理はしないでください。

仕事が原因で体調を崩すケースは多くあります。

ストレスが溜まってうつ病のような心の病気になることもあれば、十二指腸潰瘍やメニエール病のような体の病気になるなど、ストレスは心と体に大きな負担をかけます。

ストレスが溜まり過ぎてしまうと正常な判断ができなくなり、仕事を辞めるという選択肢すらも浮かびません。
特に残業が多く休みが少なくハードワークの仕事だと、ストレスが溜まって心や体の体調を崩しやすく、今後のことも考える余裕がなくなります。

健康に関わる問題があれば病院に行って然るべき治療を受け、会社に相談して休職させてもらうのも対策の1つです。

今すぐ緊急に辞めたいのであれば退職代行を使うのも手

退職代行とは、何らかの理由で労働者が退職できない、退職したいと言えないときに代わりに退職の手続きをしてくれるサービスです。

通常は労働者には退職の自由が法律で保障されていて、いつでも会社に退職の意思を伝えて退職できるようになっています。

しかし、現実には離職したいと会社に伝えても執拗に引き留められることや、退職の意思を示した瞬間からいじめや嫌がらせに遭うケースも少なくありません。中には、会社の人と顔を合わしたくない!という方もいるでしょう。

退職代行はこのような事例にも対応していて、会社の誰とも顔を合わさずに仕事を辞めることができます。

本来なら次の仕事を探してから離職するのがベストですが、健康が原因ですぐに辞めたい、いじめや嫌がらせが我慢できないなど、離職に緊急性を要するときは退職代行を使って仕事を辞めるのも選択肢としてありです。

ただし、退職代行には3~5万円の手数料が発生するため、離職後にお金を少しでもおいておきたい人は十分に検討して利用を決めましょう。

たかーし

まずは円満退社を目指そう!退職代行は最終手段に取っておこう

まとめ

会社を辞めたくて悩んでいる人は、1人で悩みを抱えずに相談してアドバイスをもらいましょう。1人で悩むよりも選択肢が広がるはずです。

会社を辞めることは悪いことではありません。
転職をして成功している人もたくさんいます。仕事で健康に影響が出ているなら、無理をして仕事を続ける必要もありません。もっと他にあなたを必要とする会社があるはずです。

気持ちはフラットに、いろいろな人に相談をして今後のことを考えていきましょう。