仕事が疲れたので辞めたい!そう考えてはいないでしょうか?
仕事の疲れと言っても、仕事そのものに疲れていることもあれば、人間関係や職場環境に疲れているケースもあります。
働く人なら誰でも仕事をしていて疲れたと思うこともあるでしょう。
疲れた原因や状況によっては仕事を辞めた方がいいケースもあります。
体を壊すほど無理して働くメリットはありません。
この記事では、仕事に疲れて辞めたいと考えている方向けに辞めた方がいいのかどうか、どんな風に転職活動を進めていくべきなのかを紹介します。
まずは休息と健康管理で冷静に考えることのできる状態を目指そう
仕事に疲れて、「もう無理」、「今すぐ辞めたい」と考えている場合は体を先に休めることが大切です。
精神的に追い詰められた状態になっていると冷静に物事を考えることができなくなります。
さらに追い詰められると、辞めたい・逃げたいという気持ちが強くなって仕事に影響が出てきます。
仕事に影響が出ると周囲からの風当たりも強くなり、どんどんストレスが溜まって健康にも影響が出てくる悪循環に陥ります。
もう無理!と仕事に限界を感じるなら、休息を取って健康管理を行い、冷静に今後のことを考えられる状況をまずは目指しましょう。
まとまった休息を取ることができない場合は転職を検討するのはあり
仕事に疲れたので休息を取りたいと思っても、会社によっては休むことが許されないようなところもあります。
精神的に追い詰められた状態でまとまった休息を取ることができないなら、転職して職場環境を変えるのも方法の1つです。
無理して仕事を続けて体調を崩して仕事を続けられない状況になるなら、少々条件が悪くなっても自分のペースで働ける仕事をする方が長期的に見るとメリットは大きいです。
ただし、転職した方がいいかどうかを自分で判断するのは難しいところもあると思います。
自分1人で転職を検討するのではなく、信頼できる家族や知人などにアドバイスをもらうのもよいでしょう。
また転職支援サービスの転職エージェントを利用する方法もあります。
転職エージェントに在籍しているプロのコンサルタントに相談し、自分が置かれている状態を話して転職した方がいいかどうかを客観的に判断してもらうこともできます。
仕事で培ってきたスキルや経験などが活かせる仕事を紹介してもらうこともできます。
転職エージェントは無料で相談もできる!まずは気軽に悩みを聞いてもらおう
人間関係に疲れてしまった場合の対策
仕事の悩みで多いのが人間関係です。
「同僚との関係が悪い」、「上司が苦手」、「取引先に苦手な人がいる」など、人間関係と言っても人によって抱える悩みは違います。
人間関係が原因で仕事が嫌になっているなら、苦手な人との関わり方を見直さないと解決になりません。
人間関係に疲れているなら、まずは身近な人に相談してください。
家族や知人に相談するのもありですが、そのとき話して気持ちがスッキリしても、状況が変わらないなら同じことの繰り返しになります。
まずは会社で信頼できる上司や同僚に相談するのが一番です。
そして自分の考え方を変えることも大切なことです。
100人いて100人に好かれることは現実的ではありません。
「好きになれないなら仕方ない」、「誰かに嫌われることも仕方ない」、「自分に合う人だけ大事にしよう」など、万人に好かれることを諦めるだけで人間関係の悩みはかなり楽になることも多いです。
またパワハラやセクハラ、モラハラなどで悩んでいるなら自分一人で解決しようとするのではなく、労働相談センターやみんなの人権110番などの機関に相談しましょう。
激務に疲れてしまった場合の対策
私は地方の証券会社から大手の証券会社に転職した経験がありますが、地方の証券会社を辞めた理由の1つが激務です。
仕事そのものは好きだったんですが、朝から夜中まで毎日のように無理をして働き続けた結果、鬱病になってしばらく休職しました。
その後は体調もよくなったので復帰しましたが、仕事内容はこれまでと変わらず激務で再び体調に異変を感じるようになりました。
このままではダメだと思い仕事を辞めることに。
激務である環境は、会社が変わらなければ状況が良くなることはありません。
会社に訴えかけることで改善される可能性もわずかながらありますが、「他の社員は頑張って働いている」というスタンスの会社だと激務が解消される見込みはほぼ0と言えます。
今の仕事をどうしても辞めたくないという理由があるなら別ですが、そうでなければ転職することを視野に入れることをおすすめします。
ストレスに疲れてしまった場合の対策
仕事の悩みで多いのがストレスです。
ストレスは、仕事の量や仕事の質、人間関係などさまざま原因で溜まります。
ストレスは適度な運動や睡眠をたっぷりとる、趣味や娯楽を楽しむことで解消されることもあります。
日常生活を工夫してストレスを発散できるなら、ストレスと仕事を上手に両立することも可能です。
まずはプライベートでストレスを発散する方法を考えてみましょう。
それでもストレスの解消ができないなら休暇を取って体と心を休めましょう。
休暇を取ることで冷静に今後のことを考えることができてストレスも和らぎます。
その上で仕事を続けたいという気持ちが変わらないならもう一度頑張ってみましょう。
ストレスが溜まり過ぎて休暇や日常生活でどうにかなる問題ではなくなることもあります。
仕事に行くたびにストレスが溜まっていき、その状態を続けていると体や心が究極に疲れて健康にも影響が出てきます。
この場合は、同じ環境で働き続けるよりも転職して環境を変えることをおすすめします。
何もかもが辛い人は体のサインを気にかけよう。鬱を患うと長期戦になってしまう
仕事に疲れて何もかも嫌になっている人は体のサインに気を付けてください。
私も激務で鬱病になった経験がありますが、「休みたい」、「しんどい」、「きつい」という気持ちを我慢してとにかく働きました。
最初は精神的な弱音が多かったですが、それでも働き続けていると「めまいがする」、「浮遊感がある」、「現実感がない」など肉体的にも影響が出始めました。
そして鬱病になって仕事に行くことができなくなりました。
どのサインのところで対策をするかどうかの判断は難しいところですが、体験を通して言えることは、肉体的におかしいと思うサインが出始めたら休暇を取るか病院に行くのがおすすめです。
あなたの辞めれない理由は本当に?会社を辞める方法
仕事に疲れたので辞めたいと思っていても、なかなか実行することができないという方もいるでしょう。
辞められない理由の中でも特に多いのが、
・お金の問題
・上司が辞めさせてくれない
・責任感から仕事を辞められない
上記の3つのパターンです。
それぞれの理由と辞める方法を紹介します。
お金がない人の会社を辞める方法
仕事を辞めたいけどお金がない!という理由で仕事を辞められない方は多いと思います。
転職しても今より多くの給料をもらえる保障はなく、転職活動してもすぐに仕事が見つかるとは限りません。
対策としては節約して生活費を浮かして転職するのがベストです。
また転職して今より給料が下がるとは限らず、場合によっては今よりも収入が増える可能性もあります。
私も小規模証券会社から大手証券会社に転職をして給料が大幅にアップしました。
今より条件がいい会社で働くためには、転職エージェントを活用しましょう。
転職エージェントを利用すれば在職中から仕事探しのサポートをしてもらうことができます。
非公開求人も多く取り扱っているので、スキルや経験を活かせることができれば、今より条件がいい求人が見つかる可能性もあります。
次の仕事が決まってから退職の準備を進めることができるので、お金の心配をする必要もありません。
転職で今より条件がよくなるケースは多い!最初から諦めないことが大切
上司が辞めさせてくれない場合の辞める方法
上司に退職したい!と申し出ても、いろいろな理由をつけて辞めさせてくれないことがあります。
ただ、上司が辞めさせてくれなくても法律上は「退職の意志を伝えた日の2週間後には辞めることができる」と定められています。
法的に会社は退職を拒否することができません。
退職を申し出ても上司が応じないなら上司の上司に相談しましょう。
それでも退職できないときは、労働基準監督署に相談してください。
上司に引き留められても無理して働き続ける必要はありません
責任感から辞めれない場合の辞める方法
仕事において責任感はとても大切です。
仕事に疲れてたので辞めたいと考えている方の中には責任感が強い方も多いでしょう。
我慢する人、しんどい思いをする人、嫌な思いをする人はだいたい責任感が強いです。
そして責任感が強い人は、「仕事を辞めたら他の人や会社に迷惑をかける」と他人のことを考えて辞めることができません。
しかし、どれだけ会社に尽くしたとしても、仕事のストレスで体調を崩して長期休暇が必要になったときに会社が面倒を見てくれるとは限りません。
責任感を持って働く必要性はなく、自分の体は自分でしっかりと管理することが大切です。
責任感でがんじがらめになってしまっている方は、転職エージェントに相談をして他の選択肢がないか視野を広げることをおすすめします。
相談することで自分の能力を買ってくれて、今より自分をもっと大切にしてくれる会社に出会えるかもしれません。
責任感で体を壊してしまうのは本末転倒!自分を大切にしてくれる会社を見つけよう
自己分析と対策をしっかりした上で転職へ挑めばより良い待遇で転職しやすくなる
仕事に疲れたけど転職に踏み切れない人の中には、転職に対してネガティブなイメージを持っている人もいるでしょう。
転職しても今より条件が悪くなる可能性もありますし、転職した後で「やっぱり転職するんじゃなかった」と後悔する可能性もあります。
しかし、自己分析と対策をしっかり行った上で転職活動をすれば、今よりもいい条件や待遇で働ける会社が見つかる可能性は十分にあります。
自己分析については自分で自分のことを客観的に見ることは難しいものです。
自己分析は、職歴や資格などをもとに客観的に転職市場価値を分析してくれる転職エージェントに頼ることをおすすめします。
その上で転職した方がいいのかどうかを判断し、転職した方がいいなら仕事をしながら転職活動を進めていきましょう。
まとめ
仕事に疲れたので辞めたい!もう無理!という気持ちがあるなら、無理をせず転職という選択肢も視野に入れつつ対策を考えていきましょう。
今の会社の環境が変わらないのであれば、休暇を取って一時的に体調が回復しても元に戻る可能性があります。
このような場合、転職をして環境をガラッと変えた方が長い人生を考えるとメリットの方が大きいです。
また転職を検討するなら転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントを活用すれば、今の会社に対する悩みの相談にも乗ってくれて在職中から次の仕事探しを行うこともできます。