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休みが全く取れない会社はなるべく早く辞めるべき理由

休みが全く取れない会社はなるべく早く辞めるべき理由
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たかーし
二児の父親。家族との時間を作るために、一念発起して某証券会社を退職。現在は個人事業者として自由に働けるスタイルを確立し、以前より家族との時間も収入も増えました。 簡単な道のりではなかったですが、あのとき仕事を辞めてよかったと心の底から思える今があります。転職経験がある個人事業者の立場から転職のアドバイスを発信していきます。

会社を辞める理由の1つに、思うように休みを取れないことがあります。

休みが取れないと自分の時間を確保できないだけでなく、急用・急病などで休みが必要になったときに休めないのも辛いです。

他にも「週6日勤務で体がきつい、有給休暇を消化できない」などの悩みを抱えている人もいるでしょう。

仕事内容や人間関係に不満がないからと言って、仕事の休みが少ないことを我慢してはいないでしょうか?

休みが全く取れない会社は、辞めることも選択肢の1つです。

辞めるほど?と思うかもしれませんが、長期的なことを考えると辞めた方がいい場合もあります。

この記事では、休みが取れない会社を辞めるべき理由を紹介します。

休みが取れないと疲れが取れない→病気のリスクが高まるためなるべく早く辞めるべき

休みが取れない会社は、ギリギリの人数で事業を行っているケースが多いです。

周囲に迷惑をかけまいと誰も休めないプレッシャーの中で働き、さらには仕事の肉体的な負担も大きいことから心・体にも負担がかかりやすい特徴があります。

心や体に負荷がかかると、さまざまな病気リスクを高めます。

仕事が原因で大きな病気にかかってしまったら、他の会社で働くことが難しくなってしまいます。

そうなるくらいなら、給料が少々低くても会社を辞めて休みが取れる会社に転職する方が肉体的にも精神的にも良いです。

特に精神病は年単位で働けなるリスクがある

私は証券会社で営業の仕事をしていましたが、営業の仕事は精神的なプレッシャーがかなりかかります。

・ノルマを達成できない焦り

・営業先とのトラブル

・他の営業マンとの争い

私の場合は比較的営業が上手くいっていたこと、趣味があって息抜きできていたこと、証券会社の営業にしては休みが多かったこと、などからうつ病やパニック障害などの病気には至りませんでした。

しかし、休みが少なく過酷な労働環境を強いられている同業者の中には体調を崩す人も多く、最終的に休職・退職に追い込まれた人もいます。

精神病は罹患すると、復帰するまでに時間がかかります。

特にうつ病やパニック障害は治ったように感じても、再び症状が悪化して復帰した仕事も続けられなくなる場合があります。

休みが少ないと目の前の仕事をこなすのに必死で、自分の心の変化になかなか気づけません。

「ボーっとする」、「どうでもいい」、「自分は何しているんだろう」、「死んだら楽になるかもしれない」と無意識に考えるようになったら無理をせず休んでください。

私もパニック障害の経験がありますが、上記のような予兆がありました。

たかーし

心の病気は周囲から理解されない苦しさもある!無理をせず休むことが大事

病気は表面上はよくなっても生涯に渡って引きずる可能性がある

仕事が原因でかかる病気はいろいろありますが、病気にかかって治療したからと言って終わるとは限りません。

先ほど紹介した精神病のように治療しても再発を繰り返してしまうケースや、後遺症が残って死ぬまで大変な思いをしなければならないこともあります。

ちなみに、会社が直接の原因で病気になったら労災保険が適用されます。

治療費や仕事を休んだときの給料補償などは労災保険が適用されますが、生涯にわたって補償を受けられるわけではありません。

後遺症や繰り返す病気を我慢しながら働かなければならないことを考えると、休みが取れない会社で無理をして働くよりも、休みが取れる会社で働いた方が絶対にいいです。

社内で転職するスキルが身につくのであれば転職できるレベルになるまで続ける

休みが取れない会社を辞めたくても、「どこで働いたらいいの?」という話しになります。

そもそも、他に働く場所があるなら今の仕事をとっくに辞めているはずです。

休みが取れない会社はすぐにでも辞めるべきですが、その職場で何らかのスキルが習得できるなら、スキルを活かして転職できるレベルになるまで会社を辞めないのも方法の1つです。

たとえば、資格取得支援制度を導入している会社で働いているなら、「○○の資格を取得するまで続ける」、今後何らかのプロジェクトが予定されているなら、「○○のプロジェクトに参加して○○のスキルを習得した」というのもありです。

同じことの繰り返しで、仕事がスキルの習得にもつながらない状況なら早めの転職をおすすめします。

いきなり辞めると生活に困る人は転職活動しながら仕事を続ける

今すぐ会社を辞めたいと思っても、そのときの感情だけで辞めてしまうのはNGです。

会社を辞めると収入が途絶えます。

生活するためにはお金が必要ですが、転職活動をして仕事がなかなか見つからないと気持ちが焦ります。

そして、希望していた条件に満たない会社に転職してしまいます。

生活に困る人は会社を辞めてから次の仕事を探すのではなく、仕事をしながら次の仕事を見つけることをおすすめします。

ただ、休みが取れないことが理由で転職活動をするわけですから、仕事をしながら転職活動をする余裕がない人がほとんどだと思います。

転職活動は自分1人だけで行う必要はありません。

転職エージェントを利用すれば、転職のプロにサポートしてもらいながら転職活動を進めることができます。

仕事が忙しくても自分の経験やスキルを活かせる求人を探してもらい、書類作成・面接サポートなども受けられるので安心です。

休みが少ない会社で仕事をしながら次の仕事を探すなら、転職エージェントの利用は欠かせません。

たかーし

転職エージェントは無料で利用ができる!転職活動に使わないと損

休みが取れないあるあるの理由

そもそもどんな理由で休みが取れないのでしょうか。

休みが取れない理由には主に以下の3つがあります。

・人手不足

・残業、休日出勤の習慣がある

・長時間労働や休日出勤が社内評価になってしまっている

それぞれの理由を見ていきましょう。

人手不足

休みが取れない理由として多いのが慢性的な人手不足です。

人手不足の会社は、1人の仕事量もそれだけ多くなるので、同じ時間を働いたとしても疲労感が多くなります。

仕事が余計にきついと感じて離職率が上がり、新しい人材を確保しても仕事がきついという理由で社員が定着しない悪循環に陥ります。

またギリギリの人数で仕事をしていると、誰か休んだときに仕事が回りません。

有給休暇を取る余裕もなく休みを取ることもできず、急用や急病になっても休むことができずにストレスや疲労が溜まります。

残業・休日出勤の習慣がある

会社によっては、残業・休日出勤が当たり前になっているところもあります。

特に体育会系の会社だと、「休むこと=悪」、「無理をして働くこと=良」のような雰囲気ができてしまっています。

残業・休日出勤の習慣が当たり前だと、有給があったとしても「有給を取りたいです。」とは言えないものです。

このような会社は、求人票を見ても「週休二日、有給制度あり」と記載されていることが多く、実際に働いてみないと分かりにくい部分もあります。

転職会議キャリコネなどの口コミサイトをチェックし、残業・休日出勤が習慣化されていないか確認しておくのもよいでしょう。

長時間労働や休日出勤が社内評価になってしまっている

長時間労働・休日出勤の習慣があるだけならまだしも、長時間労働や休日出勤が社内評価の対象になっていると会社は余計に休みにくいです。

大手企業のように社内評価の基準がしっかりしている会社ならいいですが、中小企業だと社内評価の基準がしっかりしておらず、長く働いた社員ほど会社に貢献したと高く評価されます。

このような会社で長く働いていると疲労やストレスの蓄積も大きくなります。

休みが取れない会社は経営層に問題があるので個人で改善しづらい

「休みが取れない会社でもどうにか行動すれば変えられるのでは?」と思うかもしれませんが、休みが取れない会社は経営層に問題があるため個人で改善するのは困難です。

また会社の体質は以下のようになっている場合が多いです。

・休みが取れない=生産性に問題がある

・人手不足は会社に人件費を支払う体力のないor人への投資をケチる会社である

・教育された社員に健康上のリスクを背負わせることの非合理性に気がついていない

社員のことを思っている経営者なら、会社が上記のような体質になることはありません。

掛け合ったとしても、素直に応じてくれる会社はそうそうないです。

休みが取れない会社で休みを取れるように変えようとしても、個人の力では難しいのが現実です。

一時的に繁忙になる会社は仕方のない面もある

休みが取れない会社すべてが悪いわけではありません。

業種によっては繁忙期と閑散期が明確に分かれ、繫忙期は会社を休むことが難しくなります。

(繁忙期と閑散期がある業種例)

業種繁忙期閑散期理由
運送4~5、7~8、12~3月6、9、11月新年度、お盆、年末年始、年度末に引越しや配送が増えるため。
玩具5、12月6月、1月GW、クリスマスに需要が増えるため。
ネイル6~8月2月夏は露出が増えて足のネイルが増えるため。

繁忙期と閑散期の差が大きければ大きいほど、繁忙期の仕事はより忙しくなって休みが取りにくくなります。

繁忙期があっても、閑散期に休みが多く取れるような会社なら、業種上仕方がない部分もあります。

ただ閑散期も繁忙期とまったく同じように休みが取れないなら、離職・転職で現状を変えることも必要になります。

休みが取れないと転職活動もできない

転職活動を行うためには、

  1. 転職の目的を明確にする
  2. 転職活動のスケジュールを立てる
  3. 自己分析をする
  4. 情報収集をする

これらの準備をする必要があります。

その上で応募書類の作成、求人応募、面接、内定獲得、退社の準備を進めていきます。

転職エージェントを活用すれば転職のプロが大まかな転職活動のサポートをしてくれますが、面接を受けに行くことや会社の下調べをするときは自分が動かなければなりません。

休みがほとんどないようなブラック企業だと、転職エージェントを利用したとしても、転職活動をスムーズに進めることは困難です。

30代以降は運動や健康管理する時間を残しておかないと身体がどんどん弱っていく

30代以降になると、思ったように身体が動かないことや寝ても疲れが取れないなど、年齢を感じる機会が増えます。

私自身、30歳を超えたあたりから残業が続くと熱が出て風邪を引くことも増えました。

30代以降は健康を維持するために、適度な運動や健康管理をする時間を作らないと、身体がだんだん弱まって病気のリスクが高まります。

仕事の内容は変わらず体が衰えていくわけですから、同じ生活をしていると年を取るほど仕事も辛くなります。

私が30代を過ぎて始めた運動はジョギングでした。

営業で仕事が終わる時間が不定期だったので、仕事から帰ってお風呂に入る前の30分ほど走りました。

最初は長く走ることができなかったですが、続けているうちに長く走れるようになり、「マラソンをやってみよう」と思うようになりました。

目標が生まれると走るモチベーションにもつながり、運動を継続することができました。

適度に運動すると仕事とは違った充実感のある疲労感を得て、すぐに眠りにつくことができて生活リズムも整いました。

「仕事が忙しくて運動する余裕がない」という方も多いと思います。

ですが、1日10分でも15分でもいいので、健康を保つためにもルールを作って運動はした方が絶対にいいです。

たかーし

適度な運動は仕事のストレスの解消にもつながる!まずは軽い運動から始めよう

転職する時間がない人でも隙間時間にリモートでできる転職サービスを使えば転職活動できる

転職活動は転職エージェントの利用をおすすめするとお伝えしましたが、転職エージェントを利用しても面接、会社見学などは現地に出向く必要があります。

休みが全く取れない会社で転職活動がスムーズに行えない!という方は、転職する時間がない人でも隙間時間にリモートできる転職サービスの利用をおすすめします。

コロナによる「新しい生活様式」の実践や感染防止などから採用面接をオンラインで行う企業が増えています。

自宅にいながら面接を受けることができるので、仕事の休みがなくても面接が受けられます。

転職エージェントを利用すれば、オンライン面接に対応している企業を紹介してもらうことや、入社したい会社とオンライン面接ができるように調整してもらうことも可能です。

転職エージェントは転職相談も無料対応しているので、まずは気軽に相談をして休みが取れない状況でどんな風に転職活動を進めたらいいのかアドバイスをもらいましょう。

まとめ

休みが取れない会社で働き続けても、明るい未来は期待できません。

過酷な労働環境の中で体や心に大きな負担がかかり、病気にかかって仕事を続けられなくなる可能性もあります。

そうならないためにも、今の仕事を辞めて休みが取れる会社に転職するのも選択肢の1つです。

休みがない状況で転職活動をするのは大変ですが、無料で利用ができる転職エージェントのサービスを活用すれば、プロにサポートしてもらいながら忙しい中でも転職活動が進められます。

1人で悩みを抱えて辛くなる前に、まずは気軽に相談してみましょう。