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休日の多い仕事ってどんな職種や業種がある?休日の多い仕事の見つけ方

休日の多い仕事にはどんなのがある?休日の多い仕事の見つけ方
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たかーし
二児の父親。家族との時間を作るために、一念発起して某証券会社を退職。現在は個人事業者として自由に働けるスタイルを確立し、以前より家族との時間も収入も増えました。 簡単な道のりではなかったですが、あのとき仕事を辞めてよかったと心の底から思える今があります。転職経験がある個人事業者の立場から転職のアドバイスを発信していきます。

就職や転職するなら休日が多い仕事がいい!という方は多いと思います。

休日が多いと体をゆっくり休めることができますし、プライベートを満喫する時間も増えます。

家族と過ごす時間を増やしたい方も休日が多い仕事の方がよいでしょう。

休みの日数はどこもそんなに変わらないのでは?と思うかもしれませんが、職種や業種によって変わります。

この記事では、休日が多い業界・職種の紹介や仕事の見つけ方を紹介していきます。

休日の多い業界・職種はどこ?

ここでは休日の多い業界・職種を紹介していきます。

休日の多い業界

厚生労働省の「平成30年就労条件総合調査」によると、休日の多い業界は以下のようになっています。

<休日数が多い業界ランキング>

順位業界1企業平均休日総数労働者1人平均年間休日数
1位情報通信業118.8日119.8日
2位学術研究、専門・技術サービス業118.8日119.6日
3位金融業、保険業118.4日119.1日
4位電気・ガス・熱供給・水道業116.8日120.9日
5位教育、学習支援業112.7日113.3日

<休日数が少ない業界ランキング>

順位業界1企業平均休日総数労働者1人平均年間休日数
1位宿泊業、飲食サービス97.1日102.9日
2位運輸業。郵便業100.3日106.6日
3位鉱業、鉱石業。砂利採取業103.8日109.9日
4位建設業104.0日112.2日
5位生活関連サービス104.6日105.6日

情報技術業、学術・専門・技術サービス系などは年間休日数が120日近くあるのに対し、宿泊業・飲食サービス、運輸・郵便業などは年間休日数が100日ほどと少なく、業界によって年間休日数に大きな差があるのが分かりますね。

休日の多い職種

dodaが2012年に行った調査によると最も休日が多い職種は以下のようになっています。

<休日数が多い職種ランキング>

順位職種年間休日数
1位製造系(研究開発)134.1日
2位製造系(設計・開発)134日
3位営業系(MR)133日
4位製造系(セールスエンジニア)132.4日
5位事務系(翻訳、通訳、英文事務)131.8日

<休日数が少ない職種ランキング>

順位職種年間休日数
1位サービス系(ブライダルコーディネーター)90.5日
2位クリエイティブ系(映像クリエイター)94.3日
3位サービス系(調理)94.6日
4位サービス系(店長)97.2日
5位サービス系(美容関連職)98.8日

職種で見ると年間休日数は製造系で多くサービス系で少なくなっているのが分かりますね。

業界別よりも職種別の方が年間休日数に大きな差がありますが、これは事業の種類よりも業務内容の方が休日数に影響を与えやすいことを意味します。

休日の多い仕事はどこで見つかる?

休日数が多い業界・職種ランキングから、休日の多い仕事の目安は「年間120日」以上です。

年間休日数が120日以上になると月に10日以上の休みがあることになり、週休2日に加えて祭日や祝日、長期休暇などもしっかり休めます。

休みが多い仕事は、企業が出している求人情報の「休日欄」をチェックしましょう。

休みが多い仕事は基本的に週休二日制になっていますが、「週休二日制」ではなく「完全週休二日制」になっている仕事を選ぶのがポイントです。

週休二日制だと1カ月の間に週2日間の休みがある制度なので、毎週2日以上の休みが必ずあるとは限りません。

完全週休二日制なら、毎週2日以上の休みが約束されます。

また以下の表からも分かるように,

企業の規模が大きくなるほど年間休日数も増える傾向にあります。

令和2年度就労条件総合調査

企業規模1企業平均休日総数労働者1人平均年間休日数
30~99人108.3日109.6日
100~299人113.0日114.4日
300~999人114.9日117.2日
1000人以上116.6日120.1日

年間休日数が120日以上で、なおかつ企業規模が大きな求人を探すのがコツです。

休日の多い職種を得るためにすべきこと

休日の多い仕事に転職するためには、より多くの求人情報の中から自分が希望する条件の求人を探す必要があります。

求人の探し方として、「ハローワークの求人」、「求人サイト」などがありますが、いずれも自分で条件を指定して探す必要があります。

条件のいい求人が見つかっても、すでに複数の応募があって転職ができないこともあります。

そこでおすすめするのが転職エージェントです。

転職エージェントは無料の転職支援サービスで、転職のプロが仕事探しや履歴書・職務経歴書の添削、面接サポートなどを行ってくれます。

転職エージェントをおすすめするのは、「自分のスキルや経験を活かせる仕事を探してくれること」、「その上で希望する年間休日数の求人を探してくれること」です。

他の方法と違い、転職のプロが自分に合った仕事を探してくれるのが転職エージェントを利用するメリットになります。

休日が多い仕事に転職したいなら、まずは気軽に転職エージェントに相談してみましょう。

たかーし

転職エージェントは求職者の心強い味方!転職の理想の条件を伝えてみよう

休日の多い会社のデメリット

休日が多い会社で働くメリットはプライベートの時間を増やせることや、仕事による肉体的&精神的な負担を減らせることです。

その一方で、休日数が増えることによるデメリットもあります。

ここでは、休日の多い会社のデメリットを紹介します。

給料が少なくなる

休日が多い会社のデメリットとして挙げられるのが「給料の少なさ」です。

働く時間が少なくなるということは、それだけ会社に貢献する時間が少なくなることになります。

そのため、年間休日数が少なく残業代もしっかりもらっている会社から、残業が少なく年間休日数が多い会社に転職すると給料が減ってしまう可能性があります。

ただし、年間休日数が多い会社は景気がよく儲かっていて、人材を多く確保することによって1人あたりの休日数を増やしている会社もあります。

余裕があって年間休日数を増やせている会社なら、転職して休日が増えても給料アップするケースもあります。

たかーし

年間休日数が増える=給料が減るとは限らない!休みを増やすだけでなく給料アップも狙おう

スキル習得するための時間が減る

年間休日数が増えるデメリットは、働く時間が減ってスキル習得の時間が減ることです。

特に技術系や専門系の仕事は、仕事をこなせばこなすほどスキルも高まります。

将来的にスキルアップ転職を目指している人からすると、スキル習得するための時間が減ることはマイナス要素と言えるでしょう。

ただし、年間休日数が少ないからと言ってスキルがアップするとも限りません。

年間休日数が少ない会社はムダな仕事をしていることも多く、効率の悪さから休日数が増やせていないことも多いです。

年間休日数が多いとスキル習得するための時間が減るものの、だからと言って年間休日数が少ない会社で働くメリットがあるとも言えません。

年間休日数が多い方がプライベートの時間を増やせるので、その時間を使ってスキル習得することもできます。

スキル習得のためだけに年間休日数が少ない会社に居続けるメリットはあまりないです。

業務委託なら週休が自由に選びやすい

休日が多い仕事に転職できない場合や、転職できても給料が大幅に下がってしまう場合は業務委託という選択肢もあります。

私も大手証券会社から個人事業主に転職した経歴がありますが、個人事業主になってからは主に業務委託でした。

業務委託は、会社と雇用関係を結ばずに対等な立場で業務を遂行する仕事の形態です。

仕事を受ける際に納期を決めて、期限内に仕事を行う形になります。

業務委託は働く時間や休日は自分のペースで決められます。

働いた分だけ収入が増えるので、「収入が減るので休みは取りにくい」というプレッシャーもありますが、それでも自分で休日が決められるメリットの方が大きいと感じます。

休みにこだわって仕事をするなら、業務委託も視野に入れてみるとよいかもしれません。

IT・Web関連はマーケティングからエンジニアまで働き方を変えやすい

業務委託の中でも、パソコンで仕事ができるIT・Web関連は特に働き方を変えやすい業種です。

たとえば、「旅行先のホテルに到着してから少し仕事をする」、「子どもの習い事の待ち時間に近くのカフェで仕事をする」、「知人から約束をキャンセルされたので仕事をする」このように、空いた時間を活用して仕事ができます。

ただし、IT・web関連の業務委託はライバルも多く、安定して仕事をもらうためには実績やスキルなども必要です。

今の仕事を辞めて最初から業務委託で仕事をもらおうと思っても、生活できるだけの仕事にありつけるとは限りません。

IT・web関連の業務委託で生計を立てるなら、まずは副業から始めることをおすすめします。

副業で安定して仕事を受注できるようになってから転職しましょう。

たかーし

離職してから次の仕事を探すのはNG!次の仕事を見つけてから離職準備をしよう

まとめ

休日の多い仕事は、情報通信系の業界と製造系の職種、そして規模が大きい会社ほど休日数は多くなるという結果でした。

休日が多くなると自由に使える時間が増え、身体や心にかかる負担も小さくなります。

休日数が少ないことにストレスを感じているなら、転職エージェントなどを利用して休日数が多い会社を探して転職するのもありです。

転職エージェントは在職中でも利用ができるので、まずは今より休日数が多い会社に転職できるか相談してみることをおすすめします。