「会社を辞めたい理由がいろいろありすぎて整理がつかない」
不満をあげると色々と出てくるものですよね。
この記事では読んだ人が会社を辞めたい人が原因を分析して特にどこを解決すべきか考えることができるようにしました。
具体的な手法としてマインドマップを紹介しています。
マインドマップはかれこれ7、8年は使い続けています。
今では一般的なノートの書き留めと何ら変わらない感覚で使えるようになりました。
マインドマップ(無料のツール)で俯瞰してボトルネックを発見する
大学や仕事、本などですでにご存知な方もいるかもしれません。
マインドマップとは情報をツリー状にまとめて情報を俯瞰することができるツールのことです。
マインドマップを使うことにより悩みを一瞥することで悩みの原因を把握することができます。
ボトルネックとはあらゆる問題の中でもそれらの引き金となってしまっている厄介な問題のことです。
様々な悩み事もほとんど全部は主要因が引き金となっていることがあります。
転職したところで全ての悩みを解決できるなんてことはありません。
会社を辞める前にボトルネックを発見しておくことで会社を辞めなくても改善できたのではないかを判断することができます。
なぜ会社を辞めたい人の悩み分析にマインドマップが良いのか
悩みを引き出すアプローチの種類はたくさんありますがマインドマップが良い理由は以下の通りです。
- 時短で悩みを俯瞰できる
- 複雑な問題に対して効果的である
- あとで読み返しやすい
時間がじっくりあるという人は色々な人とじっくり話し込んで断片的な気持ちをノートに書き記したり、記事や日記を書いてみたりすれば良いかと思います。
ただし、情報過多な時代、悩んでいれば悩んでいるほど視野は狭くなります。そうなると人は判断能力を失うことは科学的にもある程度はわかりきっていることです。
するとネット上で溢れる安易な方法に走ってしまい色々な意味で損をしてしまう可能性がありリスクが高いです。
そうした背景も踏まえた上でマインドマップでまずは気持ちの整理をすることをオススメしています。
マインドマップの使い方
マインドマップはXMindと呼ばれる無料ツールを利用します。Windows、Mac、Linuxにも対応。
公式サイトのリンクはこちら
XMindの使い方の解説
基本的には要素をクリックする、クリック後にダブルクリックで文字編集、Tabキー(もしくはEnter)で新しい要素を生成します。
右端にメニューがあるのでブラシマークをクリックすると要素の色を変更したりが簡単にできます。
基本的な使い方は上の2つができれば良いのですが「もう少し噛み砕いて知りたい」という場合は以下のYoutube動画がわかりやすいので参考にどうぞ。
実践編 悩みを書き出してみよう
思いつく限りの嫌なこと、不満に思うことを追加していきましょう。
一番大きな真ん中の要素に「会社を辞めたい理由」という名前に編集してみました。
この時に書き出すことが多すぎやしないか、これは不満といえるのか微妙だ、といったことも無視してバンバン書いていって大丈夫です。
上は私が会社員の頃を想定した作ったマインドマップです。
(わかりやすく解説するため現場と営業それぞれの部署での悩みが混じってはいます)
次に書き出した理由の理由を書いていきます。私は右上から左下までの順番で書き出していきました。
さらなる理由がある場合は枝を更にはやしてそれも追加して問題ありません。
こうやって悩みを深掘りしていると他の「会社を辞めたい理由」も出てくることがあるので途中で追加していって構いません!
それぞれの理由が他の理由と関連していないか探してみよう
書き出した会社を辞めたい理由ですが、ある理由が別の理由と関連している場合があります。
下の画像では「矢印」を追加してどことどれの理由が関連していそうなのかを視覚化していきます。
「矢印」はアプリの上の画面の矢印マークをクリックすることがで使うことができます。
そうすることで下のように理由と理由の関連図をマインドマップで完成します。
あまり論理的に考え過ぎず、「気持ち」として関連しているなあと思うポイントに矢印を結び付けていくと良いですよ!
下が私が完成図です。
一番矢印が多い要素は優先順位が高い
100%そうとは言い切れませんが様々な「矢印」によって悩みが結びついているところは仕事で辛い思いをする中継地点になっています。
会社を辞めたい気持ちにさせているガンのようなポイントです。
ボトルネックである可能性がとても高いので優先的に対処しましょう。
私の例であれば早起き(睡眠)に殆どの悩みが結びついています。
早起きしなければならないことで朝一から精神的に辛く、日によっては仕事のパフォーマンスが落ちて怒られ、残業も増えてしまったりといった悪いループにいつも早起きが関わっていました。
したがって、多くの問題を手っ取り早く変えていけるのは「早起き」を何とかすることです。
会社は始業時間を柔軟に変えられるところではなく、また権限はなかったのでフレックス制の提案もできませんでした(当時は珍しい)
したがって転勤の機会にそれを断り辞めることにしました。
会社を辞めたいという気持ちを放置し続けると後で大きな損失になることがある
友達で鬱で退職した人がいますが、完全に回復したと言い切れるまで2年間もようしたそうです
経済的な面でも痛手だったと思いますし個人のスキルアップで2年間もあれば別の仕事を始められるくらいの時間はあります。
社会人も慣れてくると良くも悪くも感覚が麻痺して感覚が鈍くなり心身のサインを見逃しがちです。
勢いで会社を辞めることも問題ですが少なくともボトルネックとなっていると思われる部分は具体的なアクションで改善していきましょう。
次の記事ではボトルネックの解決策の見つけ方を解説します。