会社を辞めると決断したあなた。しかし、「このまま本当に勢いで辞めてしまってもいいの?後悔しないのかな?」と頭の隅でモヤモヤが残っていませんか?
そんな人のために会社辞めたい.com編集長がチェックシートを作成しました。
10個のチェック項目を通して”辞めたあとではできないこと”も抑えた上で抜け漏れ後悔を防げるようになりますよ。
チェックシートはあくまでも目安。どうしても辛くて耐えられなくてまともに考えられないような人は気にし過ぎずに行動しましょう
「気持ちのチェック」は全てチェックが欲しいところ。
「退職前の作業チェック」に関しては”退職後の情報収集は実施した”、”ローンやクレジットカードは作っておかなくて良いか確認した(必要な場合は対応した)”などは最低限チェックが欲しいところです。
✔️チェック済:勢いに任せて辞めると後悔することがあるのか
精神的にどうしても厳しい場合を除いて勢いに任せて辞めてしまうと後からまた別の辛い経験をしてしまうことがあります。
特に無職になると金銭的なストレスが負担となりやすいので預貯金があまりないと辛い思いになります。
特に多いのは税金の支払いを舐めていた人の話です。
次いで考えている以上に早く目減りする貯金など後から巻き戻せない悩みが生じてしまう人も少なくないのでしっかりと考えておきましょう。
ネットの情報で会社を辞めても上手くいっていそうなインフルエンサーもいます。
励ましてくれる発信も多いのですがそうした人も1年後には消えていたりします。
また安易に自営業者にさせてこようとする業者に関しても要注意です。
感情的な行動になってしまっても良いことはあまりありません。
✔️チェック済:辞める以外にできることは十分検討したのか
「辞めればこの苦しみから全て解放される」ような気持ちになるのは共感できます。
ただし会社に努めながら皆さんが思っている以上に色々とできることは多かったりします。
会社を辞めずにできること
・休職をもらう
・勤務方法を変える
・休日インターンをする
・部署を異動してもらう
・昇給を申請する
・休日副業をする
例えポジティブな理由、例えば野心的になって起業したいなという人も一人で起業せずに子会社をつくれば自己資産を使わずに起業することができます。
そのくらい会社というのは便利なものです。
メンタル面においても、どうしても辛かったり、うつ病かそれと同じくらい耐えられない状況であったとしても必ずしも辞める必要があるのかどうかは検討しましょう。
会社に伝えづらいかもしれませんが、うつ病の診断書などがあれば休職を取らせてくれる会社も少なくありません。
悩んでいる時期は考えが揺れやすい
悩んでいる時期は”うまい話”が気になってしまいます。
よく吟味せずに”副業”や”半年で年収UP”のような教材に手を出すと働いていた方がマシだったということになり得ます。
それらに挑戦すること自体は悪いことではありませんが自身に向いているのかどうかは働きながらでも確かめることができます。
辞めた後に追い込むと精神的にどこかで追い詰められることもあるため悩んでいる時期に”うまい話”へ飛びつくのはお勧めしません。
✔️チェック済:会社を辞めるにあたって十分に人と相談できたのか
できれば利害関係のない人の率直な意見を色々と聞いて相談すると良いかと思います。
人に話すだけでも楽になったり思いとどまることもできます。
とはいえ会社を辞める話を聞いてくれる身近な人は少ないかもしれません。
そうした場合は転職エージェントの転職の相談に慣れた人たちに話をしましょう。
エージェントの場合、自分と相性の良い人と巡り合うのかは運によるところが大きいので比べることも含めて複数のエージェントを利用することをおすすめします。
相手も人間ですので時と場合によって対応が変わったりもするでしょう。
自己分析が大切
謙虚な人ほど自身の能力や経験について過小評価しがち。
特に謙虚な人でなくとも自分にとって当たり前にできることは強みとして認識しない人は多いです。
そうした自身では見えない強みを発見および言語化することで挑戦できる業界・職種も広がりますよ。
自己分析は身近な人から有料で相談に乗ってくれる人、および転職エージェントなど複数の種類の人たちから意見をもらいながらやると自分が歩みたい道や挑戦できる道が開かれていくので大切な作業なのでやっておきましょう。
✔️チェック済:辞める2週間前より退職届を提出する必要あり
「仕事を辞めると決めたし後悔はない」という人も退職の法的なルールには則っておきましょう。
過剰な残業や会社のせいで病気になってしまった人もいきなり辞めて後から権利を主張しても後の祭りです。
冷静に対処しましょう。
ちなみに、退職届は上司(勤めている会社)にきちんと了承を得ていれば必ずしもマストではありません。
✔️チェック済:ローンやクレジットカードはつくっておきたい
ローンやクレジットカードは無職や自営業の人にはつくりにくくなります。
「雨の日に傘を貸さず、晴れの日に傘を貸したがる」と銀行はよく例えられます。
資金繰りに困っているところは高利率、余裕のあるところほど低利率で貸し出すことが一般的であり無職となれば返済してもらえるとは思われないのは想像しやすいでしょう。
そのため社会的な信用(返済してもらえると考えられる)のある雇用者となっているうちにローンを組んだりクレジットカードは作っておきたいです。
「クレジットカードなんてこの先も使う予定はないかな」
という人も、無職となってもし副業をはじめよう、ネットビジネスを始めようとする可能性がある場合、クレジットカードがなければサイトによっては利用できないこともあります
(デビットカードも有りですがサイトによっては使えない場合がある)
✔️チェック済:有給は消化する
有給休暇は労働基準法第39条によって定められた立派な法律です。
また2019年4月1日より働き方改革の一環として年5日の有給休暇が消化が義務化されました。
したがって社会的に有給休暇はとった方が良いこととなります。
「会社に迷惑がかかるから」
「上司に拒否されたから」
といって国民の権利である有給を消化しないのであればあなた自身が義務を放棄し法律の違反に加担していると言えなくもありません。
(強い言い方ですが取って得することはあっても損することはないと言いたいです。)
一人一人の事情は違えど積極的に有給は消化してから退職しましょう。
✔️チェック済:退職後の計画は立てた方が良い
「やりたいことが分からないけどとにかく辞めたかった」
という人でも事前にどういった選択肢があるのか辞める前に探すとベターでしょう。
闇雲に辞めてしまい、何もすることがなくなってしまうと人は楽な方向に無意識に引っ張られていきます。
スムーズに転職活動などを開始できるよう事前に準備しておくことで防ぐことができます。
退職後の計画がないと以下のことで嫌な気持ちになることがあります
・経済的な負担の苦しさ
・かなり妥協した転職
・転職サイトを開くだけで動けなくなる
退職後の計画がないと経済的にきつくなってしまいかなり妥協した転職になってしまう可能性があります。
転職活動はおもいのほか時間がかかってしまうことがあります。
退職後の計画は余裕資金との兼ね合いで転職までの大体の期間を決めると良いでしょう。
転職予定の業種は今のところとマッチしていなければ、経験を生かしにくいのであればかなり余裕を持っておきたいところです。
資金の使い方についても会社員の頃よりシビアに管理しましょう。会社を辞めた解放感から色々なところに遊びダラダラとお金が減ってしまいがちです。
「家に引きこもっていれば良いじゃん」
という人もネットのバーゲンセールを見て少しずつ商品を買っていると思った以上に浪費してしまいます。
最初の1週間は楽しくてもそれ以降は時間が無限に感じられてしまい暇つぶしのために散財したりする人も。
転職は必ずしもできるとは限らない不確実な活動になるので月の支出がコントロールできると良いでしょう。
✔️チェック済:退職後の情報収集はやっておこう
仮に次の転職先の業界が決まっていなかったとしても、具体的な手段を知っておくことで退職後にやるべきことがイメージしやすくなります。
「そもそも何の情報を集めれば良いの?」
というところですが
・厚生年金から国民年金への切り替えなどの手続き
・書籍やネットで仕事を辞めた人の情報
・転職仲介してくれるサイト(沢山ある)
こうしたところは事前に調べておくと良いでしょう。
✔️チェック済:翌年の税金支払いまでの余裕資産はあるのか(決めた就活期間の資金はあるか)
収入がある人ほど家賃や税金といった固定費が高くなる傾向があります。
そのため高収入な人ほど貯蓄があまりないとすぐに経済的な貧困に陥る可能性があります。
低収入の人であっても油断はできず、年収200万円だった人でも国民健康保険料は年間20万円程度は必要です。
千葉県の松戸市が公開している国民健康保険料の早見表は参考になります。
編集長の私も無職になって初めて税金について知り自分で色々と調べた苦い思い出があります。
✔️チェック済:失業保険がもらえるまでの行動を把握している(もしくは貰わないと決めている)
「退職したら失業保険もらえるんでしょ?」
という人でもしも失業保険のお金をあてにしている場合はもらえる条件を確認してみてください。
まず辞めた直後に貰えることはありません。
ハローワークへ通って就職活動した上で就職できなかった人が退職から数ヶ月後にもらうことができます。
また当然ですが途中で転職に成功した人も貰えません。
したがって転職できた場合も次のお給料が入金されるまではお金が入ってこなくなってしまいます。
まとめ
チェックシートに全てチェックが入らなかった人はもう少しリサーチすることをおすすめします。
当サイトでは「ポジティブ」に会社を辞める方法をいろいろな視点から紹介しています。