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【本当に辞めても大丈夫?】アパレル業を辞めたい理由とその対策

【本当に辞めても大丈夫?】アパレル業を辞めたい理由とその対策

「思うことがあって、アパレルを辞めたくなってきた」

もしかしたら、こんな思いが日に日に強くなっていませんか?

実際、アパレル業界で働く人にしか分からない悩みはあるものです。

「自分だけかも?」と思い悩んでいるかもしれませんが、アパレルで働く人の生の声をピックアップし、具体的にアパレル関係で働くのを辞めたいと感じる瞬間はどんな時か、ご紹介します。

また、アパレルで働きながらも現在の状況を改善するための方法についても詳しく解説します。

当記事を読むことで、あなたが仕事(アパレル関係)を辞めたいと思う原因を明確にし、どのように行動すべきか分かるはずですよ!

アパレルを辞めたいって思うのはどんな時?意外な理由まで紹介

早速ですが、アパレルで働いていた人達が辞めたいと思った理由をまとめてみました。

アパレルを辞めたい人の声とは?
  • アパレル特有のストレスがある
  • 将来性がないと思った
  • インフルエンサー(SNS)の台頭によって自分の存在意義に疑問を持った
  • もしかしたら…婚期を逃すのでは?と思うようになったため
  • お客さんへの声掛けを本当はしたくなかった

となります。以上の項目について詳しく解説していきますね。

アパレルならではのストレスがある

アパレルならではのストレスは、人間関係から金銭面、重労働、休みがまともに取れない、など多様な側面があります。

まず、人間関係においては女性の多い職場環境であることからも、独特の上下関係があります。

例えばですが、先輩よりも売り上げを立てることができた時に、明らかに冷ややかな態度をされるなどです。

他にも、上司や本部からの「とにかく売り上げを立てろ!」というような、プレッシャーも常に感じやすいです。

金銭面のストレスにおいては、職業柄もあって髪やネイル、靴、アクセサリーなど、見た目に気をつかうための自己投資が欠かせない点です。

会社負担であればいいのですが、自己負担となる会社が多いので実質の給与は減ってしまうようなものです。

他にも、

アパレルで働いていると感じるストレス
  • 商品の搬入・移動等が重労働
  • 立ちっぱなしで仕事するから疲れが溜まりやすい
  • イベントや長期連休は売り上げを立てるチャンスだから、店員の長期連休は取りにくい
  • 服が好きなのに、自社ブランドの洋服しか買えない…

等々、働く上でのストレスは意外と多くあるのです。

アパレルを辞めずにストレスの対策

肉体的にけっこうな負担がかかっているので温泉にいったり身体を労ると良いかと思います。

知り合いで居酒屋勤務だった人は20代後半でしたが立ち時間が長すぎるせいでふくらはぎの血管が常に浮いていました。

ストレスというよりは予防に近いかも?

将来性が明るいと思えない

アパレルを続けることが不安になってしまう原因の一つに、将来性が見えないと感じてしまう点が挙げられます。

若さと体力のある時は良いですが、いつまでも店頭に立ってお客さんに服を売れる自信が無くなってしまう理由が多いです。

他にも、店頭販売員のままでは将来的なキャリアップが見込めないことを理由にする場合もあります。

というのも、店頭販売員では、本社勤務でプロジェクトを回すマネージャーや服の買い付けを行うバイヤーになれる可能性が低いためです。

年収を上げたいと考えたいと考えている方や上流の仕事に挑戦したい人にとっては、厳しい環境と言えるでしょう。

因みに、将来性がないと言われる理由には、こんなものも含まれます。

将来性が明るいと思えない理由
  • 年収が上がりにくい業界構造である
  • 今後もずっと、立ち仕事だけをしている自分が想像できてしまう
  • 身につくスキルはコミュニケーションぐらい(残念ながら、他はないかも…)
  • 長い目で見た時、アパレル店員だけの経歴では不利

になりそう

・10年後、20年後を見た時、貯金が貯まっていると思えない

というように、将来の悩みが深いのもアパレルを辞めたいと思ってしまう理由になります。

アパレルを辞めずに将来性の対策

ECの台頭はもちろんですが若者の物欲が減っていっているし、所得も減っていっているので先細りです。

なので辞めずに将来の対策をとるのであれば普段から接客している人が欲しがりそうなものを自分で作って販売してみるような小さなことから初めてみると良いかと思います。

自分の商品をもたない限りアパレルで働き続けるのは難しいと思います。

インフルエンサーの台頭で店員の存在意義が薄れている?(SNS)

アパレルの仕事を続ける意義を見失ってしまうことの一つに、インフルエンサーやSNSの影響があります。

これは、InstagramやTwitterで影響力のあるインフルエンサーが、ファッションコーディネートを発信することで、こちら(アパレル店員)の存在価値が問われてしまうためです。

実に、インターネットが当たり前になった今日における悩みと言えますね。

かつてのようにアパレル店員がおすすめの洋服をお客さんに紹介する機会は減ってしまっているのです。

その上、最近のアパレルECサイトなどでは多数のコーディネートをチェックして、そのまま購入することも出来てしまいます

気軽に、簡単に、即座に購入できてしまう、「オンライン × アパレル 」の商流が人気になっているので、リアル店舗のアパレル店員にとって肩身が狭い状況があります。

アパレルを辞めずにSNS対策を行う

SNSの需要に対抗するならこちらもSNS。
インフルエンサーに誰しもなれるわけでもないのでSNS対策をするならば常連客を接客で作って友達としてフォローしてもらって仲良くなっていくと良いのではないでしょうか。

お店側の許可がもらえれば自分の顔を前面に出してお店の看板も使わせてもらった上で人気が出ればマーケティングにも関わらせてもらえるようになるかもしれません。

結婚しにくい環境?婚期を逃しそうで怖い

先述しましたが、アパレル店員を続けていると「このままだと、婚期を逃す」と感じる意見が多数寄せられています。

女性の多い職場なので、異性との出会いが多くないという現実があります。

事実、多くの職場で「先輩達が婚期を逃してしまっている…!」といった声があります。

加えて、婚活をしたくても職業柄、柔軟に休みを取りにくいし、一度仕事を辞めてしまったら復職が難しい場合もあります。

このように、結婚したくても現実的には厳しい理由があります。

アパレルを辞めずに結婚の対策

休みの日や自由時間が少ないと思うのでアプリを使って出会える人を探すと良いかもしれません。

お客さんへの声掛けを本当はしたくない

お店のルールで、本当は嫌なのにお客さんに声掛けをしないといけないケースがあります。

店員さんにとっては、接客する上で非常に強いストレス・プレッシャーを与えますよね。

「本当は無理に声掛けをしたくないし、お客さんには服を自由に見ていって欲しい」

「でも、店側としては商品を売りたいから、少しでも話し掛けるようにしないといけない」

でも、お客さんによっては毛嫌いされる(場合によっては無視される)ので、メンタル的に参りがちです。

本来は、お客さんから声を掛けて頂いたり、本当に困っていそうな時だけ対応したい意見が多いです。

上記のように、アパレルを辞めたくなってしまう理由は数多くあり、各職場において辞めたくなる要因は様々にあるのです。

アパレルを辞めないでお客さんへの声掛けの対策

お店ごとに違う問題だと思うので声掛けした場合としない場合で売り上げにどれだけ違いがあるのか計測してみたらどうでしょうか。

(生の声)アパレルを辞めたいor辞めた人たちの声を紹介

続いて、ここではSNSを参考に実際にアパレルを「辞めたい人」や「辞めて良かった」という意見等について、リサーチしてみました。

決して脅すつもりはありませんが、実に多くの生々しい声が寄せられていたので、ご紹介しますね。

以下の項目にて、どんな声や実体験があったのかについてチェックしてみましょう。

バイトの立場でありながら、精神的に相当追い詰められている様子が分かるツイートですね。

何があったのか…?ブラックバイトの域と呟いていることからも、長時間労働や重労働、厳しい売り上げノルマなどが課せられてしまっている可能性があります。

ファッションが好きで始めたアパレルの仕事(バイト)なのに、一般的なバイトと給与が同じで、ハードワークを求められるのはキツイですよね。

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厳しい言葉を使うと、ファッション好きを理由に従業員に多くの仕事を押し付けたり、無理のある成果を求めるのは、「都合の良い搾取」と言えるでしょう。

高校や専門学校、大学等を卒業してアパレルに入社したけど、この業界に入ってしまったことに後悔されている声も見かけました。

先述したように、アパレル業界を辞めたくなる理由は数多くあります。

一概に明確な理由を推測できませんが、若いうちは先輩への気遣いや慣れない接客などで疲弊してしまうことも多いですよね。

クソをつけるように、「アパレルを辞めて良かった!」と肩の荷が降りている方も発見しました。

アパレル業界の闇を見たのか?あるいは、業界の働き方や価値観に合わないために辞めたのかは謎です。

しかし、この方のプロフィールを拝見すると、現在は客先常駐として市役所での事務仕事をされているようです。

華やかなイメージの強いアパレル業界から、市役所というお堅いイメージの仕事に就いていられるのは驚きですね。

アパレル業界のブラックな一面について、投稿されている方もいます。

ピンヒール化粧の義務化から、他の理由も含み、この方は務めていた職場がブラック環境であったと告発しています。

ツイートにもあるように、店長からはモラハラとして受け取れるような発言もされていますね。

暴言や職場における価値観に洗脳されてしまうリスクもあり、改めてブラック労働の会社に居続けることの怖さを知れます。

アパレル業界は、今般の社会事象において低調な業界になっています。

例えば、2020年に大流行した新型コロナウイルスは、大手アパレル企業が実店舗を大量に閉鎖する事態が相次ぎました。

このような事例は、売り上げの大幅減に繋がり、収益化構造も悪くなることから人員削減によって従業員がリストラされやすいです。

アパレル業界で働く方にとって、人との対面コミュニケーションは欠かせないので、働き手にとっても不透明感が絶えない仕事になるでしょう。

(可能性あり)アパレルを辞めたい人が活路を見出す対策・仕事って?

ここでは少し、切り口を変えてアパレルを辞めたい人が今後の活路を見出すための方法についてご紹介します。

アパレル業界で身に付けたスキルもあるはずなので、あなたの性格や身に付けたスキルを考慮して、下記のような「行動」を取ってみるのもおすすめです。

具体的には、

アパレルを辞めたい人が活路を見出すための対策・仕事とは?
  • 利益率が高くEC分野などに積極的に参入している同業へ転職する
  • 営業職に挑戦してみる
  • 売り上げに繋がる提案をしてキャリアアップを図る

となります。下記の項目について、詳しく見ていきましょう。

同じアパレル業でも、大手ブランドや多数のアパレルブランドを手掛けるECショップ等で働くと、安定性や年収アップを果たしやすいです。

利益率が高くEC分野などに積極的に参入している職場へ転職する

というのも、ZOZOTOWNやユニクロ、アダストリアのようなアパレル大手は、独自の施策を行うことで幅広い顧客を獲得しています。

ITを駆使したサービス(オンラインコマース/サイズアシスト機能等)を積極的に展開しており、オフラインを意識したショッピングを楽しめる設計になっています。

ゆえに、他のアパレルショップと比較しても利益率も高い特徴があり、同業においても利益率が高いです。

景気の波を受けやすく、不安定なアパレル業界ですが、ECサイトを運営しているような大手企業であれば安定した雇用が約束されると考えて問題ないでしょう。

営業職に挑戦してみる

アパレル販売員を経験されている方は、対面のコミュニケーションで身につけた接客スキルを別分野の営業職で活かせる強みがあります。

アパレルで身につけたトークスキルは、法人・住宅・人材業などの営業活動においても存分に発揮できるかもしれません。

とりわけ、営業職は実績を出した分だけ自分の給与にも影響を与えるので、アパレルで働いていては得られないほどの給与を獲得できる場合もあります。

トーク力やセールス力に自信がある方は、アパレル業から他業種へ挑戦してみるのも全然アリですね。

売り上げに繋がる提案をしてキャリアアップを図る

働いているアパレルショップにて売り上げに繋がる施策を提案することで、キャリアップに繋がる話を持ち出せるチャンスがあります。

規模の小さなアパレル企業であれば、ネット分野への進出や顧客を集客するための施策を十分に打ち出せていない(SNSマーケティングなど)場合があります。

少しでも店舗への来客数を増やしたり、ネット路線で独自の販売網を構築できる施策で成果を出せれば、待遇面において有利な条件で交渉してみる余地があります。

施策がうまくいけば、大きな仕事も任せてもらえやすいので、可能性のあるアイデアを提案してみるのも良いでしょう。

アパレル業から異業種へ転職したい?こんな転職には注意しよう

アパレル業を辞めたいと感じている人は、異業種へ転職を考えるのも立派な選択肢の一つです。

ですが、注意点も必要で安易に超専門的な仕事へ転職するのはおすすめできません。

一例として、アパレルのマーチャンダイザー(MD)やアパレルプレスなどがあります。

これらの職業は、販売力以外にも企画力やプレゼンス力、PCスキルなど多様なスキルが求められます。

販売職をメインとしていた方がいきなり、上記のような職に転職するのは難しい点を抑えておきたいです。

やはり、基本的には話すことを武器とした職種への転職がおすすめで、「個人営業」「カウンター営業」系の仕事で活躍する方が多いです。

不動産関連や富裕層向けの保険営業は、獲得報酬も高いので給与面においても大幅な改善を見込めます。

安易な転職をしてしまう前に、アパレルで身につけた接客スキルと年収アップがしやすい業種を検討してみましょう。

販売スキル以外にも着目してアパレルで培ったスキルを改めて見直してみよう

マネジメントスキルとコミュニケーション力の二つを持ち合わせている人は世の中そんなに多くいません。

これら二つが特に得意だった人などはディレクションの世界などは特に目指しやすいことでしょう。

例えばWeb制作のディレクションなどは常に人手不足がささやかれており、1年〜ほどコーディングや制作経験を積んでいけば無理なく未経験でも目指すこともできます。

まとめ

アパレルを辞めたい人に向けて、

この記事でご紹介した項目
  • どのような理由で辞めたいのか
  • 実際に辞めた人たちの声
  • アパレルを辞めたい人が取れる具体的な対策法
  • アパレルから異業種へ転職する際の注意点

等について、詳しく解説しました。

アパレル業界は、働く人にしか分からない理想と現実のギャップが深くあります。

憧れを持って働いてみたものの、現場での過酷な労働に逃げてしまう気持ちは多くの方が感じています。

「アパレル辞めたいなんて、自分は弱い」と落ち込んでしまいがちですが、あなたが身につけたスキル(接客スキルなど)は他の業種でも活かせます。

特に、単価の高い商材を扱う営業職であればアパレルでは得られない高い収入を獲得できるチャンスです。

当記事を参考に、アパレルを辞めても次のキャリアに繋がる決断をしてくださいね。