内々定だったけれど最終選考に通ったと言われたので無事に就職できたと思っていたら取り消しされてしまった
突然、内定を取り消しと言われてしまった。新卒としての機会損失などいろいろと訴えたいことがあるけれどひとまず就活しないと生活が持たない
内定確定したと思わせるような連絡で内々定者を取り消ししたBluAgeというベンチャー企業がありました。
このように一方的な独断により内定を取り消されてしまうというニュースは今に始まったことではありません。
内定取り消しの件、何が心苦しいかって取り消された学生のツイートに「今年の就活は諦めた」とあったこと。人の人生なんだと思ってるの。
— ちなつ@ブラックな即レスガール (@ChinatsuTG) November 4, 2021
この記事では主にもしも内定を取り消されてしまった場合に就職はどうすべきかについて解説。
結論としては第二新卒枠も狙った就職活動を行いましょう。
またBluAgeに限らずベンチャー系企業では表にあまり出ていないだけで内定取り消しは生じていると思われ、初出社するまでは油断しないように。
経歴に傷はつかないので安心しよう
大学卒業した直後という新卒カードを無くしたのは痛いですが、内定を理不尽な理由で取り消された新卒に対して採用人事が悪い印象を抱くことは考えにくいでしょう。
内定が出た時点でお互いの合意なくして雇用の解消はできませんので法の面からも正当性があります。
次へ切り替えよう
【内々定大量取り消し 企業が謝罪】https://t.co/eZ97lzZFfg
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) November 4, 2021
部屋探しアプリの運営などを手がけるIT企業「BluAge」が、内々定47人のうち21人の大量取り消しを行ったと4日、公式サイトで明らかにした。同社は謝罪し、21人に対しては「今後、最大限の誠意をもって個別にご対応させていただく」とした。
内定(内々定)を合意なしに一方的に取り消す企業は入社したとしても違法な就労を促される可能性があります。
上記のようにメディアに拡散される可能性も十分にあり通常は企業のイメージ低下につながることを懸念して実施しないことが賢明な企業の判断ではないでしょうか。
「将来性を踏まえると入社しなくて良かった」と気持ちを切り替えていくのが良いかと思います。
第二新卒枠も踏まえて就職活動をする
#BluAge に内定取り消しされた学生さんへ
— 🐖ヤドのン🐖 (@___yadon___) November 5, 2021
難しいだろうけどもう一度24卒として就職活動をしたほうがいい
今の時期残っている23卒求人は大企業でも質は高くない、大量採用の延長
今から24卒採用でがんばった方が選択肢は多いし可能性もあるよ
死ぬ気で23卒求人を漁っていたキャリアセンター職員より
どうしても大学卒業シーズンに合わせて企業は新卒のエントリーを募集しています
しかし中途半端な時期に内定が取り消されてしまった場合はエントリーしたくともできないかと思います。
そこでチャンスを少しでも広くするために第二新卒枠も踏まえてエントリーできる会社を探しましょう。
幸いにも、新卒〜第二新卒向けの転職エージェントは多いためすぐに見つけることができます。
この記事では長くなってしまうため省略しますが、20代中心に特化したおすすめ転職エージェントの記事に具体例を載せているので良かったら参考にしてみてください。
次の採用シーズンまでは個人でできることをやろう
「どうしてもエントリーしたい企業があるが採用シーズンではないため採用シーズンまで待ちたい。」
「地方で就職しているが今の時期はほとんど採用をやっていない」
そのような事情がある場合は採用シーズンが訪れるまでにできることをやっておきましょう。
・一方的に内定取り消しした企業とは決着をつける
・就職したい業界が決まっている場合、新卒の研修資料などを公開している企業のカリキュラムを見て個人でできることをやる
・関連職種でインターンに挑戦したり就職したい業界に関連した資格などの取得を目指す
内定取り消しした企業と決着をつける
内定取り消しの件、何が心苦しいかって取り消された学生のツイートに「今年の就活は諦めた」とあったこと。人の人生なんだと思ってるの。
— ちなつ@ブラックな即レスガール (@ChinatsuTG) November 4, 2021
ワイが思うに内定取り消しに抗議するなら対象会社の金主(株主)を巻き込むと良いです。出資者も責任を負うべきかみたいな高尚な議論はともかく、直近で出資したNTTファイナンスとかはいかにも減点主義(偏見)でコンプラ違反を許さなそうなので迅速に対応してくれそう
— Jun (@43946971j) November 5, 2021
弁護士などに相談することはもちろんですが、そのまま訴訟などにもっていってもこじれるだけだったりします。
向こうからそこそこの条件で示談を申し込んでもらえるよう工夫するのも一つの手段です。
ちなみに仮に裁判になったとして、内々定の取り消しであっても過去に慰謝料を請求できたケースがあります。
福岡地裁で内々定取り消しに対して学生2人に計195万円の慰謝料の支払いを命じる判決が出ました。金銭解決は妥当でしょう。原告も雇用関係の確認は求めず、損害賠償だけを求めていたようです。
— 労務屋@保守おやじ (@roumuya) June 4, 2010
何もせずとも企業側から示談の条件を提示されることもありますがその場合も弁護士の方にまずは見てもらいましょう。
#bluage 内定取り消しベンチャー企業の学生への対応やばすぎ笑えない。
— シオシオ🐧 (@shioshiolity) November 7, 2021
内定取り消し合意書を、内定者別に作り替えて特定狙ってる。力入れる場所が違いすぎるというか会社としてオワってる。これから営業電話きたら迷惑電話として積極的に番号晒していくスタイルにするよ。 https://t.co/XghImM2uWz
入社まで期間の長い内定はなるべく避けよう
特殊な事情がない限り原則的に企業は内定の取り消しはできません。
とはいうものの経営悪化してしまうとそうは言えなくなります。経営悪化した企業の場合、入社したとしても間接的に退職へ追い込まれたり、給料未払いなどさまざまなトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
入社までの期間が長いその間に会社の事情がどう転ぶか分からず意図しない事情で内定が蹴られる可能性があるためできる限り入社までの期間の長い会社は避けておきましょう。
従業員数の割に採用人数が多い企業は要リサーチ
不動産企業「株式会社BluAge」
— 最近ポケカ始めた@ボドゲYoutuber (@gregorysaikai) November 1, 2021
従業員数58名に対してほぼ倍の新卒50名採用を行う。
↓
やはり無理だったのか、内々定を取り消しまくるという即死トラップを発動。
↓
既に就職活動を終えていた学生が突然無い内定になり約半数が犠牲に。https://t.co/2m3rRvKMFc#ブルーエイジ pic.twitter.com/DWDdJkpb4D
大量採用はチャンスでもありBluAgeのように後からやっぱり無理だから内定取り消しといったこともあります。
BluAgeのその後
【#BluAge 事件その後】
— 【BluAge事件まとめ】アイスくん / 社会人3年目 (@consulting_xxx) November 15, 2021
・ほとんどの方が慰謝料受領で合意
・続報がないのはおそらくほとんどの方が慰謝料増額を見込めず就職活動もあるので慰謝料受領で合意し、その後一切本件のことをSNSで発信しないこと押されてるためだと思われる
・結果的に会社の評判は落ちたものの1人あたり30万円で解決… https://t.co/4AOU05iXfr
2022卒学生の内々定取り消しで話題になっているBluAge(ブルーエイジ)が今夏ビジネスモデルを変更し、もう不動産仲介業を自社で行っていないことは先日の記事で解説した。
内々定取り消しのBluAge(CANARY運営)、関連会社の疑惑を検証 – yahooニュース
(参考:BRIDGE)実際の物件仲介は顧客の不動産業者に依頼し、プラットフォームとしての立ち位置に専念するという意味だ。しかしここに来て、奇妙な情報が浮上してきた。以下略
炎上していないだけで内定を取り消しするベンチャー系会社はあるので注意
バイトから帰ってきたらなんか謎理由で内定取り消し通知来てて草 pic.twitter.com/FKkjtbxTX8
— たす (@ojamaron71) July 31, 2020
まとめ
企業側も社会常識がない場合は珍しくありません。泣き寝入りせずに個人でできることは相談して見つけ、次へ繋げていきましょう。
また、必ず来るかどうかはわかりませんがコロナ禍の世界的な不景気によってリーマンショックのように大きな不景気の波がいつくるかわかりません。
神のみぞ知る話ですがエントリーが終わっていて多少不利な状況でもできる限り早く就職先を見つけた方が無難ではあります。