最近なんだか仕事がつまらない、つまらなくて嫌になる!
と思いながら働いてはいないでしょうか?
こんな気持ちになっているなら鬱になっているかもしれません。
仕事がつまらないことと鬱に関係はあるの?と疑問に思う方もいるでしょう。
単純に仕事がつまらないだけのこともありますが、鬱が原因でつまらなく感じているケースもあります。
鬱は放っておくと悪化する一方なので、早めに対処しなければなりません。
この記事では、仕事がつまらないと感じている方向けに、鬱との関係や対処法などを解説していきます。
急に仕事がつまらなくなってしまった人は注意
仕事がつまらないと感じている人は少なくありません。
自分が好きな職業に就いても、同じ仕事をやり続けていると飽きが来ます。
しかし、中には鬱病が原因で仕事がつまらないと感じているケースもあります。
私も20歳頃に仕事の激務と家族の不幸が重なって鬱病になったことがありました。
最終的には仕事を休まざるを得ない状況になりましたが、初期症状の1つが急に仕事がつまらなくなると言うものでした。
それまでは忙しくても仕事が楽しく、「今日は○○しよう」、「今月中に○○をクリアしよう」など自分なりに目標を立てながら仕事をしていました。
しかし、仕事がつまらないと感じるようになった頃には、「何のために頑張っているんだろう」、「目標をクリアしたところで評価につながるとは限らないしムダ」などネガティブに考えるようになりました。
ネガティブな思考になると、仕事のやりがいが失われていき、お金のためだけに働くようになりました。
特に人間関係や待遇に不満があったわけでもありません。
気持ちの変化だけで仕事への情熱は大きく変わってしまうものです。
仕事が急につまらなくなってしまった人は、私と同じように鬱が原因の可能性があります。
鬱の前兆はネガティブ思考!急に仕事がつまらなくなった人は要注意
身体疲労による症状の可能性
私は仕事の激務と家族の不幸で鬱病になりましたが、「仕事の激務」が鬱につながったのは身体疲労が原因です。
長時間の労働をすると誰でも疲れが出てきます。
身体が疲労しても、睡眠や休日にリフレッシュしてある程度はリセットできます。
しかし、睡眠や休日で十分に疲れが取れなくなってくると、身体疲労が慢性化して常に疲れている状態になってきます。
徹夜して疲れているときをイメージしてみると分かりやすいです。
友人から楽しい遊びに誘われても「眠たい、しんどい、元気なときに遊びたい」という気持ちが勝り、楽しい気持ちにはなれませんよね。
睡眠もしっかり取って体調が万全なら、友達の誘いにも前向きに乗れると思います。
元気なときは楽しいことでも、身体が疲れているとそうは思えなくなります。
仕事も一緒です。
身体疲労になっているときは仕事が楽しいと思えず、つまらないと感じてしまいます。
精神的なことからくる症状の可能性
私が鬱病になった原因の1つが家族の不幸であり、家族の不幸が鬱につながったのは「精神的ダメージ」です。
私の場合は肉親を病気で亡くしていますが、突然の別れではなく心の準備をする時間もありました。
それでも身内の不幸は想像以上に辛く、葬儀が終わった後も悲しみを引きずったままでした。
何をしても気持ちが晴れず、睡眠の途中で何度も目が覚めるようになり、日中も「自分は何をしているんだろう」、「なんだかフワフワする」と言った感覚を覚えるようになりました。
どうにか自分を騙しながら無理をして働いていると過呼吸を起こし、働きに行くことができなくなりました。
そして、働けなくなってようやく自分が「鬱」だったことに気付いたのです。
私の場合は家族の不幸が精神疲労に繋がっていますが、「威圧的な上司が怖い」、「同僚の嫌がらせが辛い」、「長年付き合っていた恋人に振られた」、「人間関係のトラブルに巻き込まれた」など、さまざまな原因で精神は疲れてしまいます。
疲れを実感しやすい身体疲労に比べ、精神疲労は自分で気づけず余計に無理をしてしまうことも多いです。
まずは休息をしっかりとる
仕事がつまらないと感じている方は、身体疲労・精神疲労など何か思い当たることはないでしょうか?
仕事をしていると繰り返しのような日々になってしまいますが、その中に身体疲労や精神疲労につながるきっかけもあるはずです。
「仕事がつまらないと感じるようになったきっかけ」、「仕事にやりがいを感じられなくなった理由」などを考えてみましょう。
もし、身体疲労や精神疲労に心当たりがあるなら、無理をせず休息をしっかり取ることが大切です。
無理をして働いても鬱は悪化する一方で、一定のラインを超えてしまったら働くこともできなくなります。
そうなるくらいなら早めに休んだ方が絶対にいいです。
休息をしっかりとった上で冷静に考える
私は身内の不幸のショックを仕事で紛らわそうとしていました。
会社からは「しばらく休んでもいい」と言ってもらいましたが、家に居てもネガティブなことばかり考えてしまいそうなので休息はあまり取りたくなかったです。
休んでしまうと、身体が怠けてしまって仕事に復帰したときに疲れそうな気もしました。
しかし、今になってみると、あのとき休息をしっかり取って休んだ方がよかったと言えます。
鬱で仕事を休んでいる期間中に、海を眺めることや森林を散歩することが多かったですが、ちょっと外に出るだけで気分転換ができて身体や心の疲れも取れました。
自分と向き合い、今後のことを考える時間も増えました。
鬱で仕事に行けなくなる前に、仕事を休んで外に出て気分転換していれば、ここまで精神が疲れてしまうことはなかったと思います。
身体疲労や精神疲労があって仕事がつまらない!と感じている方は、鬱になる前に休息をしっかり取って自分と向き合うことをおすすめします。
リフレッシュすることも大事です。
適度な休息は鬱予防になる!休暇を取って自分と向き合ってみよう
関係機関に相談をする
鬱かどうかを自分で判断することは難しいです。
私も「自分は鬱病にならない」という変な自信があったせいで、病院に鬱病と診断されるまでまったく気づきませんでした。
「仕事がつまらないという理由だけで鬱の相談をするのは気が引ける」という方もいると思いますが、そこに身体疲労や精神疲労があるなら、すでに鬱になっているかもしれません。
鬱の相談できる関係機関としては、
・病院
・保健センター
・精神保健福祉センター
・こころの相談窓口
などがあります。
いきなり病院に行くのは抵抗があるという方は、こころの相談窓口などに相談をしてみましょう。
そこで病院に行く必要があるのかどうかも聞いてみることをおすすめします。
うつの症状と関与しているかもしれない兆候
仕事がつまらない原因に鬱が関係しているなら、鬱の兆候が出ていることも多いです。
以下のような兆候がある場合は注意してください。
<初期症状>
・眠れない(眠っても目が何度も覚める)
・食欲が極端に減る、増える
・便秘や下痢の症状がある
・疲れが取れない
・気持ちが落ち着かない
・イライラする
<後期症状>
・仕事のミスが多くなる
・同僚や上司、部下との会話を避ける
・離席が増えて人との関わりを避ける
・突然強い不安に襲われる
・動機や耳鳴りがする
・浮遊感がする
・言葉が出なくなって会話ができないことが増える
・息がつまって苦しくなる
などです。
鬱と一言で言っても症状は人によってさまざまです。
少しでも気になるところがあるなら関係機関や医師に相談しましょう。
鬱は少しずつ進行するので気付きにくい!1カ月前、1年前の自分と比べてみるのもあり
転職すれば解決するのかどうか
仕事がつまらないと感じるのが鬱なら、転職をして違う仕事にチャレンジしてみるのもありです。
特に、「職場の人間関係」、「自分が望む仕事ができない」のように、職場環境が原因で身体疲労・精神疲労しているなら転職で症状が改善される可能性は高いでしょう。
ただし、鬱の根本的な原因が「家族の不幸」のようにプライベートが原因なら、転職しても改善されないケースがあります。
この場合は勤めている会社に相談し、医療機関に通いながら治療をすることをおすすめします。
転職して鬱が改善されそうなら、症状が悪化する前に早めの転職活動をおすすめします。
転職活動は、仕事を辞めてから行うと収入が途絶えるので、希望する条件の求人が見つかる前に焦って妥協して転職をしがちです。
そうならないために、在職中に次の仕事を見つけるのがおすすめです。
仕事がつまらないという理由のみで転職をするなら、転職したい業種や職種が定まっていないという人も多いと思います。
自分のスキルや経験を少しでも活かして転職するなら、転職支援サービスの転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントは転職したい理由に考慮し、転職市場を客観的に判断した上で自分に合った業種や職種のアドバイス、求人情報の提供などをしてくれます。
非公開求人も多く取り扱っているので、今の仕事よりも条件がいい仕事が見つかることもあります。
転職エージェントは無料で利用できるサービスなので、まずは気軽に相談してみましょう。
環境が変わると気持ちも変わる!改善策が見つからないなら転職もあり!
まとめ
鬱が原因で仕事がつまらないと感じているなら、症状を悪化させないためにまずは休息を取って心と体を休めましょう。
それでも改善されない場合は関係機関や病院に相談することをおすすめします。
鬱になる原因は人によってさまざまです。
職場環境や仕事に原因があるなら、転職をして環境を変えることで改善されることもあります。
無理して鬱が悪化して仕事ができなくなってしまってからでは遅いです。
転職をするなら、転職エージェントに相談し、仕事をしながら無理のない範囲で転職活動を進めていきましょう。