世代共通

「なんだかうつ(鬱)っぽい」で会社を辞めたい人が考えたいこと

「なんだかうつ(鬱)っぽい」で会社を辞めたい人が考えたいこと
困っている男性

最近、何をやっても暗い気持ちになる

困っている女性

希死念慮が常にある

不幸な出来事や日常のよくないイベントを体験したり、会社で自分の気持ちを押し殺してしまったり、いろいろなことが積りに積もって何をやっても辛い状態になってしまうことがありますよね。

基本的には十分な休息をとることが必要ですが経済的な不安があったり無職期間が空いてしまうなど、また別の不安のタネがあるとなかなか現状を変えることは難しいものだと思います。

この記事を読んで少しでも負担を減らして会社と付き合っていけるようになればと思います。

完全な鬱になってしまう前に知っておきたいこと

これは鬱になってしまった友達の話ですが仕事を通じて鬱になったことで会社を辞めているのですが、まともに思考できるようになるまで1年、完全に回復したと言えるまでに2年かかったそうです。

もちろん人によって全く期間は異なりますし症状の度合いも異なります。
また鬱になった本人曰く、鬱は心の深い部分と関わっていて幼い頃の時代までさかのぼって自分自身を受け入れたりしないといけないそうです。

とはいえ人によってはかなりの長期間を要すことは確かです。とはいえ放っておいても良いことはありませんので会社を急に辞めたりしないといけなくなります。

例え経済的に厳しくても何年も身動きが取れなくなるくらいになるのであれば健康を優先して会社を辞めるべきだと思います。

しかし辞めた後ですが中には実家に頼れない、むしろ親との関わり方に通じている人もいるため難しかったりで今の会社を辞められなくてどうしようもないと袋小路になってしまう人もいることでしょう。

そうした人はどうすれば良いのでしょうか。

うつ病の人が休養期間を設けるためにできること

会社を辞めたいけれど実家に頼むことも難しい人はどうすれば良いでしょうか。

これまで支払ってきた税金を大いに利用してあげましょう。主に社会福祉を利用すると良いでしょう。

会社を辞めた後

・失業保険を申請する

・傷病手当を申請する

・生活保護を申請する

・職場復帰支援を利用する

受けられそうな社会福祉にはどんどん応募しましょう。少なくとも失業保険は受けられるはずです(退職後から3ヶ月の期間が必要ですが)

また傷病手当や生活費が困難な場合は生活保護に頼ることができます(生活保護は断られやすく本当に生活が困窮する前に申請が受理されるために必要なことなどを工夫して事前にリサーチしてみてください。)

会社を辞める前

会社を辞める前にできることは少ないですがやはり”休職申請”をするしかないでしょう。

社内で鬱であることが知られると悪いイメージを持たれたりするかもしれません。

そもそも”休職申請”が通るような会社だったら鬱っぽくなっていないかもしれません。

例え貯金が0以下になったとしても健康の方が大切です。
仮に無理して運よく定年まで働き続けられたとしても記憶に残っているものが薄暗い気持ちだけなんて嫌ですよね。

休養を取ることで案外、すぐに自分の気持ちが回復することだってあり得ます。それまではキャリアだの年収だのは気にすることは順番が異なると考えます。

鬱の症状が悪化すると周りの声が聞こえなくなる

また別の友達で現在進行形で鬱になっているのですがやはり塞ぎ込んでしまっています。

おそらく何を言っても周りが信用できなかったり「自分はこういうやつなんだ」と自虐的なイメージで決めつけてしまっているように見えます。

その段階になってしまうと治療に時間がかかってしまいまともに話をすることは困難なのかなと思います。

まずは鬱に詳しい人や経験者などに相談する

自分ではどのくらい深刻なのか、逆に一時的なものであるのかなどがわかりません。

自分一人で閉じこもってしまうと自分がどのくらい平静を保っているのかわかりません。

自分ではあまり身体の限界に気づいておらず、最悪のケースに発展してしまう人がいます。出勤する日に無意識のうちに危険な場所に足を踏み入れそうになったり、人それぞれです。

できるなら環境を変えることが良い

鬱から2年間で抜け出せた友人は、環境を変えることでかなり回復したらしいです。

友人の場合は自然に囲まれたところにいくと体調が良くなるらしく積極的に環境を変えたところ調子が良くなったそうです。

僕自身も鬱かどうかはわかりませんが会社員の頃に鬱屈とした気持ちが頻繁に訪れていた時期があり、会社を辞めてからしばらく無職期間を通しそれから語学留学を通じて大いに環境を変えたことで気持ちが救われたことがありました。

後から振り返ってみてもたった暮らしてみる場所が変わっただけで気の持ちようが大きく変わったのでもし休養期間が得られたのであればぜひ環境を変えてみてください。

薬を使えば一時的には回復しますがどこまで言っても対症療法です。

また医者という立場としては薬を使わなくても良いかもしれない場面でも立場上は処方しないといけなかったりもします。

そのため根本的な治療からは遠のいてしまうこともあります(病院へはいくべきですが)。
したがって結局は自分自身と向き合う必要が出てきますし、向き合うための自分にとって落ち着く環境を意識して見つけてみると良いと思いますよ。

原因を取り除くとあっさり良くなる人もいる

重症な人はなかなかそうはいきませんが、原因を取り除くとすぐに良くなる人もいます。

例えば、

・忙しすぎるせいで食生活が乱れており、偏った栄養バランスが招いていただけだった。

・睡眠時間が足りておらず冷静な判断ができない→一時的な注意欠陥状態に陥っていた。

・一時的に生活を整えたら良くなった。

・自然と触れ合う時間を増やしたら良くなった。

・人に自分の心の深いところまで打ち明けていったら少しずつ改善して良い方向に進みそうだ。

などなど、人によりけりですが鬱の大きな要因となっているトリガーを抑えることができればあっさり治る方もいます。
(もちろん複雑に要因が入り乱れがちな問題なのでからまった糸を解きほぐすような気長な気持ちも必要です)

まとめ

日本が精神疾患の人は厚生労働省によると17年の時点で420万人もいるそうです。
100人いたら3人は精神疾患を抱えているこになりこれは珍しいと言える数字ではありません。

うつっぽいと感じた段階はまだ改善しやすいのでぜひ経済よりも健康を優先してみてください。

健康であれば、1日1つずつ何かを改善していくことはできます。

何事も健康ありきです。経済や仕事の成功も全て健康が大きな柱となっていることを思い出してみてください。